高橋俊之の名言 一覧

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高橋俊之のプロフィール

高橋俊之、たかはし・としゆき。日本のビジネスコーチ。東京出身。一橋大学法学部卒業、ミシガン大学でMBA取得。情報機器系ベンチャー企業を経て、グロービスに入社。グロービス執行役員、グロービス・マネジメント・スクール統括責任者などを務めた。また、同校で論理思考の講師を担当。インターネット上の知識創造コミュニティ「知恵広場」、英語教育の「英語シャワー」、「SCHOOL OF未来図」などを主催した。著書に『やりたいことを実現する実践論理思考』ほか。

論理思考はどうしたら身につくのか。一番必要なのは、「自分の頭で考えること」です。


最初から、「無理だ」と簡単に諦めず、やりたいことの実現に向けてとことん考え続ける。こういった経験を積むことが、思考力を高め、不可能を可能にするための近道ともいえます。


思考力が高まってくると、これまで不可能に思えたことも可能になったりします。「それってつまり?」「なぜ?」と物事を掘り下げていくことで本質がみえ、選択肢が広がってくるからです。


既存のフレームワーク(理論構造)を借りてきて、そのまま使ってしまう人が多いのですが、それでは考える力を鍛える機会を失っています。たとえ間違ったとしても、まずは自分の頭で考えることで、考える力が高まっていきます。


「物事の全体を構造的に捉えるよう」意識してみることが大切です。たとえば、営業マンが自社商品を採用してもらうための施策を考えるときに陥りやすいのが、「価格を下げれば売れる」「何度も足を運べばいい」などと、一番気にしていることの成果だけ挙げて終わってしまうことです。それを「購入に影響を与えている要素は何?」と、全体の構造をまず捉えるように考えていくわけです。


じつは、我々は普段の生活のなかで意外と考えていません。たとえば、他人に何かを説明するときについ、「普通はこうするよね」などと、「普通」という言葉を使ってしまいがちです。そこで、なぜそうするのか、理由をきちんと考えて説明する。これだけで考える力は少しずつ上がっていきます。


上司はたびたび「どんどん提案しろ」と言うと思いますが、それは言い換えれば「一段上の視点で見てやるべきこと」を「上司が受け入れやすいように提案しろ」ということ。そのように捉えておくと、自分のやりたいことも上司に通しやすくなると思います。


上司とうまく仕事を進めるためには、「上司の気持ち」のほかに、「上司の視点」を持つことが重要です。「上司が全然受け入れてくれない」という人の話を聞いてみると、自分の立場での最適案を考えてしまっているケースが多くあります。その提案を上司の視点から見ると、「それではほかのところで問題が起きる」「もっと先に取り組むべきことがある」という内容であることが少なくないのです。特にありがちなのは、優先順位を間違えた提案です。何かに力を入れれば、そのぶん、ほかのことができなくなるわけです。とりわけほかの人たちまで動かすような提案では、それだけ影響が大きくなります。


人にはいろいろな「スイッチ」があります。私は大まかに「やれる」「やりたい」「やらざるを得ない」の3つに分けています。この3つの条件がそろったとき、人が何かをする確率が高くなるのです。なお一般的には「やらざるを得ない」という状況に追い込むよりも、「やりたい」「やれる」と思える状況に仕向けるほうがいいでしょう。


より正しい内容であっても人から言われるのを嫌がる上司には、「提案」ではなく「相談」というやり方もあります。人は頼られると嬉しくなるものです。このやり方では、あえて結論は見せません。提案したいことに上司が行き着くような判断材料を見せ、「こんな状況なんですが、どうしたらいいでしょうか」と相談します。そして「そりゃ、○○だろう」と上司自身に言ってもらいます。それはあなた自身が狙っている結論ですから、「やはりそうですよね」と反応する。「しらじらしいな」と思われるかもしれませんが、結局、目的を果たせるなら、その方法が最善ではないでしょうか。


上司を説得するときのポイントは「タテマエの理屈」だけでなく「ホンネの理屈」まで押さえることです。人間の意思決定には感情がともないます。建前では会社にとって最適な決断をするべきであっても、上司も人間です。やったことがないとか、困難が予想されるとか、自分の以前の判断を否定することになる、といった場合、受け入れたくないこともあるでしょう。そういった「ホンネの理屈」を読み取り、それも踏まえて説得を行うようにすると、上司を動かせる確率が上がります。


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