高橋フミアキの名言 一覧

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高橋フミアキのプロフィール

高橋フミアキ、たかはし・ふみあき。日本の作家、ライティングトレーナー。広告代理店に10年間勤務しマーケティングを学ぶ。退職後、フリーライターとしてビジネス誌やグルメ誌で活躍。また、文章スクールを主宰し文章術を教えた。著書に『150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方』『伝わる文章の書き方』『超入門 名作書き写し文章術』『一瞬で心をつかむできる人の文章術』ほか。

失礼な文章では相手の心証を害するのは当然ですし、形として残るぶん、メールの文章はより気をつけなくてはなりません。


相手の好奇心をかき立てる文章を書くポイントは「相手を知り、相手に合わせる」こと。まずはネットなどで相手の情報を集め、間違っていてもいいので「こういう分野に関心があるのでは?」と想像し、文章化するのです。人は「自分だけに合わせてくれた文章」に好感を持ちます。


私自身、まだ駆け出しの頃、飲食店の取材記事をよく書いていたのですが、忙しい店主は突然電話をかけても迷惑がるだけ。そこでハガキを送ってからメールや電話をするようにしたのですが、その後は驚くほど会ってくれるようになったのです。そして、取材後にもお礼のハガキを送ると、なお効果的。次回以降のアポもすんなり取れるようになりました。たった50円、御礼状を送っても100円でこれだけ効果があるのですから、「ハガキ+メール+ハガキ」の「メディアミックス文章術」を使わない手はありません。


文章力はコミュニケーション力だと思います。自分に、相手を合わせるのではなく、相手に自分を合わせ、それに応じた文章を書く。初対面のときに限らずがすべての文章の基本です。


言うまでもなく、メールは送る前に読み返すこと。最初のメールに誤字脱字が1カ所でもあったら、それだけで信頼はガタ落ちです。私はとくに「声に出して」読み直すことをお勧めしています。


実際に実験したことがありますが、いくら素晴らしいタイトル・内容でも、多くの人に同じメールを一斉送信するより、一人ひとりに合わせて少しずつ変えた文面にして少数の人に送る方が、反応は圧倒的に大きい。


メールのポイントは「謙虚」「丁寧」「配慮」の3つ。メール文章にはあいさつはいらない、表現もドライでいい、と考える人がいますが、これは間違いです。たとえば「お忙しいところ恐縮ですが」「恐れ入りますが」といった謙虚さを表わすクッション言葉は必須ですし、「ください」ではなく「していただけますでしょうか?」と丁寧な言葉づかいも大事です。また、「配慮」という意味では、忙しい相手にいきなり長文を送りつけることは、迷惑以外の何物でもありません。初対面でのメールは長くても400字程度です。


私のとっておきの秘策は「まず、アポイントのメールの前にハガキを出す」こと。初対面の方へ伝えるべきは、なんといっても「情熱」です。手紙、ハガキでの手書き文章の迫力は、情熱を伝えるのに最適。実際、豊富な人脈で知られる有名なある出版社の社長は、大御所作家の方々に便箋で何十枚にもなる手紙を送ることで、関係を築いていったそうです。ただ、忙しいビジネスマンが何十枚もの手紙を書くのは現実的ではありません。実際にはハガキ一枚でも十分効果があるのです。


「初対面の人にアポを取るならまずは電話。いきなりメールは失礼では?」そう考える人もいるかもしれません。ですが、いまやよほど年配の方でない限り、初対面でのメールに抵抗感を持つ人は少なくなっています。


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