高橋みどりの名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

高橋みどりのプロフィール

高橋みどり、たかはし・みどり。日本のイメージング・ディレクター。東京出身。法政大学法学部卒業後、テレビ朝日のファッション・レポーターを経験しファッション業界に進む。デザイナーズ・ブランドのメルローズ、バーニーズ・ジャパン宣伝部ゼネラルマネジャー、ジョルジオ・アルマーニ・ジャパン広報室長などを務めたのち独立。働く大人の女性向けファッション専門店「エストネーション」を立ち上げた。そのほか、マーケティング、ブランディングなどコンサルティング、商品・店舗プロデュースなど幅広く活躍した。著書に『おしゃれの教科書 働く女性のワードローブ』など。

わからない世界に飛び込むのは、いうなれば「背伸び」です。でもそうやって、感度の高い場所、感度の高い人たちに積極的に接していると、「あ、これはいいな」とか「これはちょっと違うな」と判断できる自分の感性が自然と磨かれてくるんです。


自分らしいスタイルってきっとある。そんなことを、これからも発信していきたいんです。


初めて現地の社長に挨拶したとき、「今日着ている服は、どこの服?」って聞かれたんです。それが毎朝続いて、二週間後、帰国する日に社長が突然、握手を求めてきました。「君には仕事を任せられる。二週間、毎朝君を見ていたが、とてもセンスがいい。自分をクリエイトできる人は、仕事もクリエイトできるはずだ」って。外見って大切だなと感じて、仕事にも自信がつきました。
【覚書き|バーニーズ日本法人に入社し米国バーニーズに出張したときを振り返っての発言】


ファッションって重要だなあって、やっぱり思うんです。だって洋服って、中身がないと負けてしまう。だから洋服に負けない自分でいたいし、いつも「あなたらしい」って言われる服装を身につけていたい。そのためにも、選ぶ側の自分を、ちゃんと持たなきゃいけない。オシャレを本当に楽しめるようになったのは、それに気づいたときからです。


ちょっと背伸びをするくらいのつもりで、自分がいままで体験してこなかった世界に飛び込んでみてほしい。そのなかで、自分なりに感じていくことが、何よりの自己投資になるのではないかと思います。


あるレストランの料理が本当においしいかどうかは、自分で食べてみないとわかりませんよね。とにかく、その場所にいって自分で感じてみる。モノを手に入れて使ってみる。人に会って話してみる、というのはとても大切なことです。私は、あえて情報から離れてみることも必要なのではと思っています。


数字的な分析だけではブランドは築けませんし、感性だけでは経営として成り立たない。その双方が噛み合ったプランを立てることがとても大切ですね。


いまは情報が簡単に手に入るから、それをみただけでわかった気になってしまうのではないでしょうか。ネットで調べただけで、「ふんふん。こういうものか」と思ってしまう。でも、自分で動かないでも得られる情報は、さまざまな媒体やほかの人の感性のフィルターを通したもの。そういった情報では他人の意見はわかっても、自分の感性は育てられません。


よく研修の場などで、若い方々にファッションについてお話をする機会があります。たとえば私が、「働くときもおしゃれをしましょう。気持ちも前向きになるし、それが自己PRにもなりますよ」と話をすると、みなさん大きくうなずいてくれるんですね。ところが、次にお会いしたときに、実際におしゃれをしているのはほんの数人。ほとんどの人には、何も変化や努力の跡がみられません。私は「高価なモノを買え」といっているわけではないんですよ。私自身、どの街にもあるような手ごろな値段のカジュアルウェアのお店にもいけば、入るのに勇気がいるような高級ブランドのお店にもいきます。そうやって、いろんな店をみて歩いて、自分に合ったモノを探す努力をしてほしい。そういう日々の行動が感性を磨いていくのよ、とお話ししているんです。ところがみなさん、動こうとしないんですよね。


私の仕事は、感性と論理の両方を働かせないとうまくいきませんからね。たとえば、ある会社のブランディングを依頼されたときには、まずはその会社のデータを読み込むことから始めます。その一方で、できるだけたくさんのスタッフの方に直接お会いして、お話をうかがいます。また、店舗にもこっそりおじゃまして、そのお店がどんな様子なのか、日常空間のなかで感じるようにしています。そうやって数字と感性の両面からみていくと、次第にその会社の強みと弱みがみえてくる。それをつかんだうえで、その会社のブランディングのプランを立てていきます。ですから、プロジェクトが動きだしたときには、どの時期に、何にどの程度のお金を投入すれば、どんな店舗になっていくかがはっきりとイメージできるわけです。


自分のやりたいことを実現させるためには、まず自分の周りの人を説得しなくてはなりません。そのために具体的に役立つのが「数字の力」だと思います。


私は感性だけじゃなくて、じつは数字も大好きなんです。仕事をするときには、お店の売上げや顧客属性に関するデータなど、かなり読み込みます。この力を鍛えることになったのは、30代前半にバーニーズジャパンに転職してからです。外資系のバーニーズは、数字や論理で語れないと企画が通りません。「その宣伝や広告を行なうことで、売上げ増の可能性はどれぐらいあるのか」といったふうに、徹底的して説明を求められるわけです。おかげで、それまで「好き嫌い」という自分の感性でしか物事を話せなかったのが、数字を組み合わせてプレゼンテーションができるようになりました。


とくにいまは、ほかの人とは違う何か新しいものを生み出していかないと、生き残っていけない時代です。


自分が見て、触って、着て、食べて、どう感じるかが、何より大事なんですよ。そうすることで、他人の受け売りではない、自分ならではの着眼点や感性が磨かれていくのだと思います。


私が一番大切にしていたのは、流行を追いかけるよりも、「自分がどう感じるか」ということ。たとえば、世間で評判のお店でも、自分で足を運んでみたら、まったくフィロソフィーが伝わってこないということがよくあります。逆に小さな無名のお店でも、しっかりとしたセンスと考え方をもってやっているところもあります。


私は「センス」はもって生まれた才能だと思うけれど、「感性」というものは努力次第で磨けるものだと思うのです。努力といっても、私はその「感性磨き」を苦心惨憺やっていたというわけではもちろんありません。いろいろな場所に行き、いろいろな人に会うのがとにかく楽しかった。自分を成長させるための自己投資でしたが、「遊び」でもありましたね。母にいわせると、「あなたが費やした洋服代や食事代だけで、家が何軒も建つわ」というぐらいに散財しました。


見る人の感性に訴えかけるには、何より自分の感性を磨かなくてはなりません。そのために、感度の高い場所、感度の高い人に会って刺激を受けるようにしていました。スタイリストやデザイナーといった身の周りにいる人たちからも、ずいぶん勉強させてもらいました。


私はもともと、ファッション業界で仕事をしようとは思っていませんでした。おしゃれは好きではありましたが、特別に好きというわけではなく、普通に好き、というくらいのレベル。そんな私が、それこそファッションを外に訴えかける仕事を手探りで進めていかなくてはならないのですから、とにかく、あらゆることに仕事のヒントを求めました。


いまでこそ一流ブランドのプレス担当といえば、華やかな仕事というイメージが定着していますが、私が働きはじめた27年前、まだこの世界ではプレスの仕事自体が確立されてはいませんでした。私は「販売促進担当」という肩書きをもらっていたのですが、どのように仕事を進めたらいいか、教えてくれる人は誰もいなかったんです。モデルとなる先輩もいなければ、アドバイスをくれる同僚もいない。そんな状況で、人びとの目に留まり、その心を動かして、商品やブランドのイメージアップと売上げ増につながる広告や宣伝をするにはどうすればいいのか、試行錯誤をしながら仕事を進めていくしかなかったんです。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ