高山善司(髙山善司)の名言 一覧

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高山善司(髙山善司)のプロフィール

高山善司、髙山善司、たかやま・ぜんし。日本の経営者。地図会社「ゼンリン」4代目社長。長崎県出身。西南学院大学商学部卒業後、ゼンリンに入社。東京第二支社長、営業本部副本部長、経営戦略室長、営業本部長、取締役営業本部長など一貫して営業畑を歩んだのち社長に就任。初の創業家以外の社長として同社の改革にあたった。

ユーザーの利用シーンをきちんと考えていないと、10のうち2しか使ってくれない。


たくさん情報があれば価値がある、というわけではないですよね。自分なりの価値に合わせて編集できるようにするという、発想が大切だと思います。


ゼンリンが地図を電子化し始めた当時、社内の反発は相当なものだったと聞いています。地図帳の販売はかなりの高収益で安定していましたから「なぜ、あえて電子化をするのか」と社員の多くは目的が理解できなかったのです。苦労はしましたが、電子化によって地図製作は格段に効率化しました。


ゼンリンという会社は地図情報を収集して管理することを、地道にひたすら繰り返してここまで来ました。今後も、1軒、1軒調査する昔ながらの手法は続けていくつもりです。それが私たちの競争力の源泉なのですから。


正直、将来の地図にどんな用途があるのかまだ見通せませんが、様々な活用法が出てくると思います。そうした可能性を拓くためにも、先行してデータ基盤をきちんと構築しておくことが重要です。


従来の地図データだけでは足りない。新たな切り口で地図を捉えると全く別の情報を取り込む必要がある。


実は当社が地図の電子化を進めたのは販売目的ではなく、地図製作の合理化のためでした。それまでは手書きで地図を作っていました。専門の職人が道路を書くための製図用具など特殊な道具を使って、線を引き、手書きで居住者の名前を書いていたんです。そうした職人の方々も引退して数が減ってしまい、だんだんと地図が作れなくなるという兆候がありました。職人の手作業に見切りをつけ、電子化を進めたことが、市場シェア確保につながったと思います。


ゼンリンのキラーコンテンツは住宅、建物1軒、1軒に居住者の名前が入っている住宅地図です。創業以来、足で調査する方法は基本的に変わっていません。アルバイトを含めた1000人の調査員が毎日、街を回って表札を確認して、情報を更新しています。この蓄積は大きい。この膨大なデータを使っていかに見せ方を工夫するか、知恵を絞っています。


グーグルマップへの地図提供はエンドユーザーには無料で提供しているので、収益はグーグルからのライセンス料だけ。今後は、付加価値を高めて有料でのサービスにも力を入れたい。今は、どんなコンテンツにすれば利用者に納得してもらえるか模索しているところです。今までにはなかった斬新な機能を出す必要があります。


私どもが取り組んでいるのは、「十人十色の地図」という考え方なんです。たとえば、ひとつの建物があるとしましょう。そこに行く目的というのは、人によって様々ですよね。たとえば、1階のコンビニか、上の階の飲食店か。コンビニに何をしに行くかによっても、目的が変わってくるはずです。それによって、地図上の表現も変わってくる。それをデータベース化して、その人の目的に応じて、いろいろ出せる仕組みをつくりたい。


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