馬場彰の名言 一覧

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馬場彰のプロフィール

馬場彰、ばばあきら、紳士服販売のオンワード樫山株式会社社長・会長、社長時代に同社の業績を伸ばし紳士服トップ企業へと育てる。またゴルフ場経営などにも事業を広げる、横浜市立大学卒、神奈川県出身

私が社長に就任した年は第一次オイルショックの真っただ中でした。普通なら大変な時期に引き受けたとひるんでしまうのでしょうが、私は困難な事態に直面したとき、逆に面白いと思うようにしています。そうして気概・見識・勇気の3つを身につけていけば、自然に打開策は見えてくるものです。


いまアパレル業界ではユニクロのような低価格衣料品チェーンが市場を席巻していますが、社員には「面白いことが起こったと思って、ひるまず仕事をしなさい」と言い続けています。なんせ「波騒(なみざい)は世の常」ですから。


若乃花が引退する少し前、7勝7敗で千秋楽を迎えたことがありました。「横綱は15日間取り続けて負け越してはいけない」という不文律がありましたから、それまでの常識では千秋楽は休んでしまうところ、若乃花は土俵に上がり、負けました。それを見て、横綱審議委員会のメンバーが「横綱の体面をつぶした」とコメントしましたが、本当は出場したことを褒めるべきだったのです。困難に直面して逃げなかったことをなぜ評価しないのでしょうか。


皆、自分が損をしたくないということばかり考えすぎなのではないでしょうか。いま、自分たちが我慢すれば、将来の日本を支える世代に何かを残すことができると考えれば、少々の苦難にも耐えられるはずです。国も企業も個人も、まさにこうした「次の世代のために生きる」という意識を持てば、波立つ川面のざわめきに惑わされずに行動できるはずです。


波騒(なみざい)を前にして雑魚のように右往左往している日本人の姿を見ると、情けなくて仕方ありません。日本人はいつから国民としての気概を失ってしまったのでしょうか。戦後の焼け野原から奇跡的な復興を果たし、豊かになったのと引き換えに、困難に立ち向かう勇気を失ってしまったように思います。


経済の情勢にしても個人の運勢にしても、いい時代もあれば悪い時代もある。その際、多くの人はその時々を浮き沈みに合わせて一喜一憂するが、底に脈打つ悠然たる水の流れを知れば、落ち着いて行動できるはずだ。


多少の火傷は覚悟しろ。思い切って若手に権限を委譲していけ。


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