飯田泰之の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

飯田泰之のプロフィール

飯田泰之、いいだ・やすゆき。日本の経営学者、エコノミスト。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科修士課程修了、同博士課程単位取得退学。内閣府経済社会総合研究所客員研究員、駒澤大学経済学部現代応用経済学科専任講師・准教授、明治大学政治経済学部経済学科准教授などを務めた。著書に『経済学思考の技術 論理・経済理論・データを使って考える』『歴史が教えるマネーの理論』『世界一シンプルな経済入門 経済は損得で理解しろ!』『ゼロから学ぶ経済政策 日本を幸福にする経済政策の作り方』『考える技術としての統計学』ほか。

どの時代もみな苦労しています。高度成長期だって、衰退する繊維産業に勤めた人は酷い目に遭いました。みんなが安心してレールに乗れた時代なんて幻想です。


大事なのは、自分のコア競争力を見極めることです。自分がなぜ仕事を任されるのか、その理由がわかっていないと無駄な「スキルアップ」をしてしまうことになる。


掛け合わせるという考え方は重要ですね。ひとつの道を極めることはたしかに素晴らしいし、カッコいい。でも、専門家としての競争は超シビアで、しかも勝つのは一番上の一人だけ。ほとんどの人は勝ち目がないでしょう。ところが、できることをいくつか掛け合わせると、とたんに競争相手は少なくなって差別化しやすくなります。


もっと楽観的になっていいと思うんですよ。最低限のコミュニケーションができて時間に正確な人なら生きてはいける。それほど忙しくなく、それほど貧乏でない生活がしたいというくらいの「望み」であれば、叶える方法は少なくないはずです。


他人との比較もそうですし、自分の中の基準に苦しめられる人もいますね。とくに、サラリーマンカルチャーの家で育った人は「きっちりしないと」という意識が強い。そろそろ30歳だから結婚しなきゃ、40歳だからマンションくらい買わなきゃ、●●大卒だから年収は六百万円ないと……という「参照点」を決めてしまうと、人生がきついですよ。


大学教員で、マスコミで名前が売れると大学を辞めてフリーになる人がいますが、その中でメディアで生き残っている人はきわめて稀です。大学教授に求められているのは、その人のコメントではなく「●●大学教授」のコメントであることが少なくない、ということをわかっていない。自分のコアとなっている競争力を理解してないわけですね。明治大学准教授のコメントであることのほうが、飯田泰之のコメントであることより重要なことが多いというのが現実です。


昔の教え子に会うと「英語を勉強したほうがいいですかね」と聞かれたりしますが、「君の会社では英語は使わないだろう」と言いたくなるケースは少なくないですね。もちろん英語が必要な人もいるでしょうが、優先順位をつければ、勉強するよりも飲み会に参加することのほうがはるかに大事な仕事も多いでしょう。学生時代に優秀だった人ほど「ちゃんとお勉強をすれば何かリターンがある」と考えがちです。これは正しくない。ネットスラングで言うところの「意識高い系」雑誌が資格試験や英語学習を煽るせいもありますが。


中途採用の場合、企業がちょうど欲しいカテゴリ、ちょうど欲しい年齢、かつフィーリングが合わないとダメです。大学教員の公募なんて、自分が落ちたポストに採用された人を見ると「それはないだろう……」ということもままあります(笑)。


これまで学生を見てきた経験から言うと、少なくとも新卒の時点で「いい会社」に入ったかどうかですべてが決まる、ということはないですね。正社員として就職する、あるいはフリーターであっても、なんらかの形で実務経験を積めるタイプの仕事についた人はなんとかなっている。経験を活かして次の仕事に移り、ステップアップは可能です。


営業は、人と人をつなぐ仕事です。すると、大事なのは「何を知っているか」よりも「誰を知っているか」。どれだけ人を知っているかということになる。つまりは、対人能力がコア競争力のはずなのです。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ