飯田勧の名言 一覧

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飯田勧のプロフィール

飯田勧、いいだ・すすむ。日本の経営者。スーパーマーケットチェーン・オーケーストアの創業者。東京都出身。海軍兵学校卒業後、実家の酒問屋岡永商店(のちの株式会社岡永)に入社し常務となる。入社13年目で岡永商店小売部門としてオーケーストア1号店を東京板橋に出店。その後、独立してオーケー株式会社を設立し、同社を売上高1200億円を超える企業へと成長させた経営者。セコム創業者の飯田亮の実兄。

日本のスーパーとしては異例のローコスト体質を維持していますが、現場の従業員には「必死で経費を削っている」という後ろ向きの感覚はないと思います。たいていのスーパーよりも店舗にカネをかけていますし、賃金も業界水準より高いからです。その分「高品質・エブリデー・ロープライス(毎日低価格)」という基本方針をもとでシステム化を進め、経費を最小化しているのです。


長雨が続くと野菜の品質は落ちますが、品薄なるので値上がりします。悪い品を高く売ることになりますから、小売店としてはその時期の野菜は仕入れたくありません。仮に安売りしても「あの店の野菜はダメだ」といわれます。売らない方がいいのです。そこで考えたのが「オネスト・カード(正直カード)」です。あるとき、野菜を少量だけ仕入れて「長雨のために品が悪く高価な野菜が入荷しています。天候の回復を待ってお買い上げください」と書いたカードを掲示しました。事情を正直に伝えることで、売りたくない品物を売らなくて済んだのです。こうした取り組みによって、オーケーは多くのお客様から熱烈な支持をいただくようになりました。


エブリデー・ロープライス(毎日低価格)とは、その日限りの目玉商品や特売価格を設定する代わりに、ほとんどの商品を毎日同じ価格で販売するやり方です。しかも、他店で特売があるときは、その特売価格に合わせてこちらの値札も付け替えます。ですから、お客様はオーケーに来て下されば、絶対に損をしない仕組みになっています。店としても特売を知らせる折込チラシを出さなくてもいいので、無駄な広告費がかかりません。


当社では最速、入社6年で店長に昇進します。地位には権限が伴いますから、早い人は20代のうちに数十人を指揮するトップの醍醐味を味わえます。その意味でも、やりがいのある職場になっていると思うのです。


会社を成長させるには、社員のやる気を高めることも大切です。当社は毎年3から5店舗を新たにオープンしているので、人材確保は重要な課題です。単に待遇がいいというだけではありません。やりがいのある職場づくりが必要です。


私の発想の原点は「いやだなと思うことはしないこと」です。小売業には無理・無駄や非合理的な習慣が存在します。とりわけお客様に説明できないことはやめるべきだと思うのです。


オーケーは特定商品を集中仕入れすることでコストダウンをしているといわれますが、それはくまでも結果であって「特定メーカー以外を扱わない」わけではありません。店頭の「ご意見カード」などでご要望の多い品は、新規メーカーでも極力扱うようにしています。むしろ、エブリデー・ロープライス(毎日低価格)の徹底によってムラのない販売計画を立てられることが、仕入れの効率化につながっているのです。


他店の特売価格に合わせて値下げをするといっても、通常の売値が特売水準にないと、現実には合わせきれません。まさに毎日低価格を実現していなければいけないのです。もちろん、仕入れにも工夫を凝らしています。


小売業として今後も成長を続けていくためには、米ウォルマートや仏カルフールに負けないローコスト経営が必要です。当社は借り入れなしで年率30%成長を目指し、新店舗開設などの設備投資を進めていますが、その一方で総経費率(総売上高販売管理費率)15%台以下という、日本のスーパーとしては異例のローコスト体質を維持しています。


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