青野慶久の名言 一覧

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青野慶久のプロフィール

青野慶久、あおの・よしひさ。日本の経営者。グループウェア大手のサイボウズ社長。愛媛県出身。大阪大学工学部卒業後、松下電工に入社。会社の先輩たちとともに愛媛にてサイボウズを設立し、マーケティング担当副社長、事業企画室担当、海外事業担当などを経て社長に就任。

諦めるというとネガティブに響くかもしれませんが、見方を変えれば、厳しい現実を受け入れる能力があるということ。


会社としての価値観が浸透すると、それに共感する人が集まってきます。結果的にポジティブ・フィードバックでもっといろんなことをやってみようという雰囲気も生まれます。


場企業の社長は利益を出すために粉骨砕身して働くべきという風潮を、私は変えたい。上の人間が率先してやれば、下の人もそれを目指すことができますから。


100人の社員がいれば、100通りの働き方と人事制度があっていい。一人一人違っているはずの希望を実現できれば、みんながハッピーになれる。


働き方の多様化は、新たな問題への対応力も生みます。東日本大震災の際、当社では全員が在宅勤務に切り替えて平常通りの業務をこなすことが出来ました。


働き方の選択肢を増やすことで28%あった離職率は4%を切るところまで下がりました。働き方の多様性を許容した結果、イノベーションが生まれやすい環境もつくれています。


企業は「川上で誰も真似できない技術を持つ企業」と「川下で多くの顧客を持つ企業」の2つに収斂されていく。


現在は、優秀な経営者が一人ですべてを差配することで勝てる時代ではない。私はそう見ています。


商品やサービスの開発段階で付加価値を創造できなければ、「いかに安く、大量に売るか」という消耗戦に陥りかねません。


大事なのは、例えば「君はどう思う?」と社員に問いかけること。「皆で考えてみよう」と課題を公開することです。経営者が一人で考えるより、多様な人の意見を聞いた方が面白いアイデアは出てきます。


社員みんなでアイデアを出し合う状況を実現するには、情報をオープンにし、また議論をいとわない環境をつくり上げる覚悟も経営者には求められるでしょう。


初めからメンバーを参加させることで、個人個人のモチベーションは高まります。また、異なる意見を持っていた人も、戦略形成に関与できたことで結論をポジティブに受け止められるようになるのです。


「今、当社はこんな状態だ」「有望な市場がある」「何かいいアイデアないか」などと、まず課 題や状況を皆で「共有」する。それにメンバーが「共感」する。そしてメンバーが活動に「参画」していく。この流れをつくることが大切です。実際、ユーザー企業の多くが、こうした流れを企業活動のイノベーションにつなげることで、躍進を果たしています。


世の中の常識とされていることでも、それが本当に正しいことなのか一度疑ってみた方がいいでしょう。固定観念によって「事実」と、自分の「解釈」を履き違えている可能性を考えてみるべきです。


時間に余裕を持てるようになったのは、発想の転換をしたからです。「やるべき仕事を探す」のではなく、「やらなくていい仕事」を探すようにしたんです。


時間に追われている人は、余計な仕事を増やしているのと同時に、丁寧にやりすぎているというケースも考えられます。限られた時間をやりくりしようと思ったら、あえて質を下げる勇気をもって、簡単な形で済ませることも必要ではないかと思います。


これはメールに限らないことですが、大事なのは内容であって、形ではないと思うのです。要点さえきちんとおさえてあれば、形式が簡便であっても、それは問題にはならないはずです。逆に形式を簡単にすることで、かえって内容が充実する場合もあると思います。


私は、何かを計画する際に、あえてその計画が失敗する場面をイメージしています。普通は、「どうやったら成功するか」と考えるものだと思いますが、逆に、「失敗するとしたら、どんな原因があるか」と考えることで、行き詰りそうなポイントがクリアに見えてくるのです。そこで前もって、ウィークポイントを手当てしておけば、仕事の停滞をかなり防止できます。


予想できなかった事態で仕事が行き詰ってしまった場合、私は関係する社員やクライアントにすぐに聞いてしまいます。すると、なんだ、そうだったのかとすぐに解決することは少なくないんです。しかし、それがなかなかできないという人が多い。「自分で何とかしよう」と思っているうちに、どんどんドツボにはまるわけです。


私は原理原則が知りたいのだと思います。どんな場合でも適用できる原理原則がわかっていれば、判断に迷うことも誤ることもないでしょうから。もちろんそれは一朝一夕に理解できるものではありません。ただ、1日30分だけでも原理原則を考え、それを使える形で残していく。その積み重ねは、将来大きな財産になるだろうと確信しています。


せっかく読んだ本を無駄にしないために、読みながら気になる部分があるとポストイットを貼るようにしています。それを、週末など時間があるときにパソコンに入力して、オリジナルのデータベースをつくっています。この作業をすると、読んだときだけでなく、入力時にも大切だと思う内容がもう一度頭に入ってきますし、デジタル化することで必要なときに検索して簡単に取り出すこともできるようになります。


私はパソコンを立ち上げて、空のテキストファイルに思ったことをどんどん吐きだしています。それを読み返してみると、「なるほど、事実はこれであって、それを自分がこう解釈してしまったから混乱しているんだな」というふうに、冷静に区別ができるようになります。頭の中の言葉を一度ログ(記録)として眺めてみるということが大切です。


私も、以前は「睡眠時間を短くした方がいい」と考えていました。多くのビジネス書には、短眠が美徳のように書かれています。だから、自分でも知らないうちに「寝ている時間は無駄だ」という価値観が刷り込まれてしまっていたんです。しかし、眠っている時間は新陳代謝を活発にするなど、身体は必要な活動をしているのです。だから、睡眠時間を削ると、場合によっては生きるために必要な活動まで削ってしまうことになりかねません。


いつも時間に追われている人というのは、タイムマネジメントを見直したほうがいい場合も確かにありますが、それよりもコミュニケーションについての方が、改善の余地は大きいのではないかと思います。一人で仕事を抱え込まずに、上司や同僚にオープンにしてみんなで改善策を練った方が、時間的にも精神的にも余裕が生まれるのではないかと思うのです。


人に意見を聞けない理由はいろいろあると思いますが、最大の原因はプライドではないでしょうか。プライドが傷つくのが嫌だから、自分が行き詰っていることを告白して助言が求められないのだと思います。「怒られるのが嫌」「たびたび聞くのは失礼だ」と思っているというのもあるでしょう。でも、そういう人は、聞かないことが自分や会社にどれだけの損失になっているかを認識したほうがいいと思います。


時間を奪う原因のひとつは、仕事が行き詰って、身動きができなくなっている時間でしょう。何か壁にぶつかって仕事が前に進まなくなることは、もちろん誰にでもあることです。ですから、そうした状態にできる限り陥らないように、前もって準備することが必要です。それが仕事のスピードと質に大きな差を生むと思います。


きちんとしている人ほど、お礼状や会議の資料など、人に見せるものに手を抜くことに抵抗を感じると思うのですが、そうしたこだわりが自分の時間を奪っていないか、一度見直してみるといいと思います。


弊社では社員に会社の戦略を説明する会を定期的に行っています。私は毎回資料をつくって臨んでいたのですが、あるときどうにも資料をつくるのがおっくうになったことがありました。もっと日にちが迫ってからにしようとそのまま放っておいたのですが、気がついたら資料がないままに説明会の直前になってしまいました。そこでたくさんの資料をもとに説明するというスタイルをやめて、最小限の資料をもとに、社員から自由に質問してもらう質疑応答スタイルに変更しました。すると、例年にない活気にあふれたものになりました。


メールを書くときはほとんど用件のみです。余計な挨拶を書き連ねることはしません。それから、メールを送る際に署名を添付するかたちにしている人が多いと思いますが、私はあえて署名をつけていません。私の場合、メールを何往復もやり取りすることが多いので、それにいちいち署名がついてくると、とても読みにくくなってしまうからです。これだけで数秒は短縮できているはずです。たった数秒でも、1日100件程度はメールのやり取りをするので、1件で5秒短縮できれば、1日で10分、1年で2.5日分の時間を短縮できる計算になります。


私のTODOリストは「今日やること」「今日やらないこと」「当面やらないこと」の3つの項目があって、「今日やること」に載っている仕事の必要性を判断して、「今日やらないこと」にどんどん移動していきます。そうして1日の仕事のスリム化を図っていきます。「今日やること」から「やらなくていいこと」を探しているわけですから、私のTODOリストはむしろ、「NOT TODOリスト」といった方がふさわしいかもしれません。


早めに計画することは大切なことです。しかしそれと、必要がないことまでやるというのは意味が異なります。早めに済ませておく必要がある場合は、それを今日やることに組み入れればいいのですが、漠然と早くやっておこうと思って、何から何まで今日の予定に入れていたのでは、間違いなくパンクしてしまいます。


自分の仕事を冷静に振り返ってみると、「やらなくていい仕事」は意外とたくさんあるものなんです。私もそうですが、1日の仕事をTODOリストをつくって管理している人は多いと思います。しかし、そのリストをよく見てみると、とくに今日やらなくてもいいことまで入っていることがよくあります。場合によっては「当面やらなくていいこと」まで入っているかもしれません。そういったものを探し出して外していって、残ったものが本当の「今日やるべき仕事」であるわけです。やってみると、それほどの数にはならないと思います。


仕事は確かに忙しいと思います。朝8時から夜10時まで予定が詰まっていることも日常茶飯事ですから。でも、ここ数年でこれまでの仕事のやり方を改善してきたおかげで、以前よりだいぶ時間に余裕を持つことができるようになりました。日に一時間は一人で考える時間がとれていますし、ときには早く帰る日もあります。


自分でスケジュールを管理している理由は、仮に秘書に任せたとしても、結局は私のところに聞きにきて、そこで判断することになるわけじゃないですか。そのやりとりにかける時間や労力が無駄だと思うんです。だからいまだに、自分でやりくりしています。


普段言わなくてもわかっていることを口にし、形にするのがコミュニケーションです。会社で、「おはよう」という当たり前の言葉を交わすことで、人との関係が円滑になるように、「目の前にいなくても、あなたのことをいつも気にかけている」という思いをあえて形にするのです。短いものでいい、誰もが忙しい時代だからこそ、そんな人間的な気持ちのやり取りこそが人脈を保つ強い武器となります。


起業して思うことですが、仕事を長きにわたって続けていくためには、一人で頭を抱え、目の前の業務に関係ある人だけとコミュニケーションしていてもブレイクスルーは生まれません。利害関係がない人たちの素直な意見や考えから、自分とは違った視点を得て事業に生かしていくことが不可欠なのです。


今後は間違いなく個性のない企業は劣勢に立たされるでしょう。だから我々は「グループウェア」1本に絞って、ますます磨きを掛けていきます。


私はそもそも、やる気を出そうとは思いません。それよりも、「やろうと決めたことをつねに思い出す」ことが大事だと思います。自分の場合には「サイボウズをグループウェアで世界一の会社にする」と決めたので、いつもその目標を思い出すようにしています。


睡眠不足だと頭が働かないため、重大な判断を迫られる局面ではとくにしっかりと睡眠をとることが大切です。


私のストレス解消法はバットの素振りです。ストレス解消法には、「やっている最中に無心になれること」を選ぶことが大事です。


私は意志が強いほうではないので、ネット閲覧をダラダラしてしまうことを防止するための秘策を用意しています。データを分散させると面倒ということもあって、私が使っているパソコンはノート型一台だけなんです。だから、「いま俺はネットにハマっている(ハマリつつある)、まずい!」と気がついた時点で、ディスプレイをパタンと閉じることができる(笑)。こういう「緊急離脱」の技をもっておくといいと思います。


人の作業スピードというのは、そんなに速くなるものではないと思います。タイムマネジメントといっても、睡眠時間を半分にするわけにはいかない。努力しても別人のように頭が賢くなるわけでもない。100m走の記録を14秒から13秒に縮めるのはたいへんですが、スピードは一割もアップしていないでしょう?一方、他人を巻き込んだ場合の効果はもっと劇的です。まったくデジタル機器に詳しくないのに、「スマートフォンを業務に活用するアイデアを出してくれ」といわれたとします。自力で勉強してなんとかしようと思ったら最低数日は必要ですが、ガジェットマニアの友人に「何かいいアイデアない?」と尋ねれば数分です。100倍とか1000倍のスピードアップが簡単にできてしまうわけですね。


仕事が速い人というのは、仕事の仕方が「ツイッター的」。つまり、少量のアウトプットを細かく出すことで、他人をうまく巻き込むんです。このやり方だと、相手とやりとりをする時間はかかりますが、見当違いのものをつくってしまう危険は減ります。結果的に大幅な時間ロスを防げるわけです。


情報収集の場面でとくにいえることなんですが、やることを思いきって絞るということが大切です。私はテレビ番組を週に4つしか観ないんです。もちろん、ほかにも優れたコンテンツはいくらでもあると思うし、観たいんですよ。でも、それをやりだすと時間が足りないんです。だから思いきって「これだけしか観ない」と決めてしまう。結果的に、自分にとってもっとも有益なコンテンツ、アウトプットにつながりやすいコンテンツを厳選するという効果もありますし。


会議資料やメールなどでちゃんとした文章を考える時間がなかったら、思いきって箇条書き中心でポイントだけまとめる。図表なども、プレゼンテーションソフトを使ってきれいにつくらなくてもいい。会議当日にホワイトボードにササッと手描きしても、言いたいことは十分伝わりますよね。「こうしなければいけない」と思い込んでいるだけで、じつは品質を落としても問題がない場面は結構あるはずです。


仕事をたくさん抱えてしまって身動きが取れない人は実際多いと思います。部下がそういう状況に陥っているとき、私はあえて「仕事の品質を落とせ」といいます。一見、暴論のようですが、根性論を捨ててロジカルに考えれば、そう考えざるを得ません。いままで3時間かけていた仕事を1時間でやらなければならないとなったら、質を下げるしかありません。無理してクオリティを維持しようとすれば、期限までに終わらなかったという最悪の結果にもなりかねません。そうならないために、品質を下げるという選択肢もありうることは、ちゃんと認識しておいた方がいいと思います。


仕事の方向性を早い段階で上司に確認するときは、少量のアウトプットでいいんです。極端な話、思ったことをひと言口に出してくれるだけでもいい。質問の形にすれば、なお良しですね。たとえば、「次の新製品の狙いはこんな感じですかね?」とか。そう聞かれたらこっちも「いや、そうじゃなくて」と乗り出さざるを得ないじゃないですか。質問には、「相手の考えを誘発する」「問題に相手を巻き込む」という力があるんです。


「一週間後までに新製品の企画書を出して」と指示を出すとします。すると、ずーっと一人で一生懸命考えてしまう人がいます。一週間後には分厚い企画書がドン、と出てくるんですが、読んでみると「ごめん、これは僕がほしかったものとちゃう……」ということが結構多い。これだと一週間を丸々ロスしてしまいます。こちらの指示が曖昧だったせいかもしれないのですが、だからこそ、頼んだ直後に、まずは手書きの企画メモでもいいからもってきてほしい。「こんな感じですか?」と聞いてくれれば、「いやいや、そうじゃなくて」とすぐに修正できるでしょう。


仕事が最もはかどる時間帯は日によって違い、その日になってみないとわかりません。ただ、調子が出ないときは、外に出て歩く。そうすると、頭の回転がよくなります。


当社は、ユーザー企業から直接要望をいただく機会を定期的に設け、そこで上がった声を開発に反映しています。


グループウェアの利用が進むにつれ、組織はよりオープンでフラットなものに変化するでしょう。社長自らスケジュールを公開する。さらに事業戦略や商品企画などを初期段階から社員に公開し、意見を求める。結果だけでなく、それに至るプロセスごと共有することにより、意思決定の精度は一段と上がります。


「売上高の拡大」や「利益率の向上」はいわば事業活動の「結果」です。結果を手にするため、企業はまず「価値」を生み出さなくてはなりません。では、価値はどこでつくられるか。業種や会社によって様々かとは思いますが、ひとつには企画や開発といった部分が重要になるでしょう。ここが一番レバレッジが効くところであり、企業によって差がつくところです。


私自身、売上利益を莫大にしていくことよりも、世界をよくしていくための影響を与えることの方が、やっていて楽しいと最近気づきました。みんなが発想を変えてこれまでとは違うことをやってみれば、もっと楽しい世界になるはずだという思いがあります。


時間と場所を組み合わせた9分類のワークスタイルから、自分のライフスタイルに合わせて働き方を選ぶことができる人事制度を採用しています。そこで当社のグループウェアが力を発揮します。進行中のタスクやスケジュールといったあらゆる情報をグループウェア上で共有できるので、たとえ在宅勤務でも問題なくチームの一員として仕事をこなしていますね。


仕事の時間を縮めて家事に貢献しているつもりでも妻から文句を言われてイラッとすることもあります。それを解決する方法は、お互いを尊重すること、パートナーに対して期待しすぎないこと。「十分してもらっている」と思えれば、いつも感謝の気持ちになります。


そろそろ帰ろうというタイミングで、急に仕事を頼まれることもありますが断ります。無理して受けると「あの人はギリギリで頼んでも大丈夫」と思われて、また繰り返される。その姿勢を貫いていれば、やがて相手も変わってきますから。


本当にやるべき仕事は何かを見極め、捨てられる仕事は捨てることが大切。長時間働く=生産性が高いわけでもないですし、限られた時間の中で仕事するとわりきって、手に余る仕事は人に任せてしまいます。


会社の仕事と家事育児は、両方とも仕事ととらえるべきです。だから仕事と家事は何対何で取り組む、なんて考えないほうがいい。


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