阿部修平の名言 一覧

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阿部修平のプロフィール

阿部修平、あべ・しゅうへい。日本の投資家、経営者。スパークス・アセット・マネジメント創業者。上智大学卒業、米国バブソン大学でMBA取得。その後、野村総合研究所、野村証券ニューヨーク勤務を経て独立。ジョージ・ソロスのもとで日本株を運用。投資会社スパークス投資顧問を創業。日本の運用会社初、上場(JASDAQ)を果たす。

バブル崩壊後にキャッシュフローを生み出す力がありながら、バランスシートが弱って存続が難しくなった企業をいくつも見てきました。そういう会社に私どものファンドを通じて、新しい資金を導入したいと思ったのです。
【覚書き|現在の投資戦略ができたきっかけを尋ねられた時のコメント】


私たちの仕事は、株主として、会社が永続し、価値を生み続けるようにすること。


調査と運用の部署に30人ほどアナリストがいます。彼らが潜在成長力のある企業を発掘し、経営陣と徹底的に議論したうえで、投資するか否かを決めます。投資後は、インサイダー情報に接するリスクがあるので、グループのコンサルティング会社にバトンタッチをし、この会社の投資先向けのバリュークリエーションを担当します。インサイダー情報が入ってしまうようなことがあれば、売買は完全に停止します。


実務的にも、ある会社の株を大量に取得した場合、短期間で売買をするのは極めて難しいんですよ。私たちが当初考えていた価値を、ほかの投資家が適正だと認めて買ってくれないと売却益が立たないわけですから。私たちが目指す「価値」は、市場における幻想ではなく、実質でなければならないのです。


現金をたくさん持っている会社の場合、ほかに使うところがなければ配当で払いだすのは良い選択だと思います。しかし、1日しか株を持たずに配当を要求し、受け取った瞬間に売ると、その会社は抜け殻になってしまう。株主の権利を主張して、配当を全部払い出させ、次の瞬間には株主でなくなってしまう。我々はそういう一回限りのビジネスはしません。


会社の事業サイクルを超えて、売買を頻繁に繰り返し、長期的に安定収益をあげていくことは難しいと思います。事業サイクルをベースに考えれば、一般的には3年とか4年という単位で考えるべきでしょう。ただ価格は市場で形成されますから、私たちが3年と思って考えていたことを、極端な言い方をすれば1日で織り込む場合もあります。実際に1日ということはないですけれど。


私たちは収益を最大にしていく責務を負っています。私たちを信じて資金を委託してくれる投資家がいて、その投資家の下には何万、何十万という受益者がいる。私たちは、そのひとりひとりに責任を負っています。


会社は誰のものかといえば、それは株主のものです。しかし、株主だけでは会社は存立しえない。守るべきものは現経営陣や限られた一部の株主を超えたものであるはずです。


本来投資家は、あまり表に出るべきではないと思います。しかし今回は、市場の代理人として、守るべきは何かを考えて行動しました。株主価値がどんどん毀損していくのに、筆頭株主として何もしないのは、むしろ罪ではないかと。


投資する段階ではリスクを取らなければなりません。1%持ってもあまり意味はないけれど、20%以上持つと、それ自体がひとつのまとまりとして価値を生むと考えています。


信頼と尊敬は、資本主義のインフラだと思います。資本主義はそれらをベースに成立している仕組みなのです。まず市場に信頼・尊敬される会社になる。そのうえで、様々な情報の中から将来を的確に予想して、リスクを取って収益をあげる。そんな投資会社としての本来の活動を行うことが私たちの基本です。


キャッシュフローを生むに十分な価値を持っているにも関わらず、何らかの形で顕在化が阻害されているというところにギャップがあり、その差となるアービトラージ(裁定)の余地がある。投資とは、価値のギャップに参加するプロセスのことです。会社の本当の価値よりも市場価格が安ければ、ギャップは自然に埋まっていきますが、なすべき決断を経営者ができずにいると、そのギャップは埋まりません。


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