阿川佐和子の名言 一覧

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阿川佐和子のプロフィール

阿川佐和子、あがわ・さわこ。日本のエッセイスト、キャスター、タレント。東京出身。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒業。TBS『朝のホットライン』でリポーターを務めたことを皮切りに、『NEWS23』『報道特集』など様々な情報番組でキャスターを務めた。主な受賞に、講談社エッセイ賞(檀ふみとの共著『ああ言えばこう食う』)、坪田譲治文学賞(小説『ウメ子』)、島清恋愛文学賞(『婚約のあとで』)、菊池寛賞。

叱って子どもを自立させるのが親の役目ですから、嫌われて当たり前。その覚悟がない親が増えているのが問題なのです。


取材で大事なのは、いかに相手が話しやすい空気をつくるかに尽きます。そして、それにはいま目の前にいる人に関心を持ち、一言も聞き漏らさないぞと真剣に耳を傾けるのが一番です。


この人は、心から自分の話をおもしろがって聞いてくれていると思ったら、誰だって悪い気はしないし、もっとサービスしてあげようという気になるでしょ。これは取材だけでなく、あらゆるコミュニケーションの基本です。


こちらに伝えたいことがある場合も、やはり重要なのは、先に相手の話をきちんと聞くこと。たとえ自分に関係ない内容であっても、話をおもしろがって聞いてあげるのが正解。人は一方的にしゃべっていると、だんだんと「自分だけが話をしてなんだか悪いな」という気になってきます。ましてやそれまで自分の話を楽しそうに聞いてくれていた人に対しては、マイナスの感情は持ちませんから、今度はこっちが聞いてあげようという流れに自然となるのです。


取材中、相手の話が難しくてわからないということもよくあります。まだ未熟なころは「こんなこと知らないと馬鹿にされるかもしれない」と、わかったような顔をしてそのままやり過ごすなんてこともなきにしもあらずでしたが、それでいい結果が出たことはまずありません。いまはむしろ、わからないことをそのままにして話を進めるのは聞き手の恥だと思って、わからない自分を努めて隠さないようにしています。


話を聞くときは、相づちを疎かにしないこと。こちらが話しているのに、全く反応がない人がたまにいますが、こういう人が相手だと「この人聞いてくれているのかな」「ひょっとして私の話がつまらないのかな」と不安になって、話を続ける気持ちが萎えてきます。かといって、大げさすぎる相づちは不自然だし、息継ぎのたびにいちいち「はい、はい」とやられるのもうるさいだけです。相づちは、言ってみれば、あなたの話を誠実に聞いているという合図なので、自然体が一番いいと思います。


取材で人に会う前は、ひととおり資料を読んで「こんなことを聞こう」とある程度決めておきます。ただし、10も20も質問項目を用意してインタビューに臨むようなことはしません。頭の中にあるテーマはせいぜい3項目。あとは、相手の話を聞きながら考えるようにしています。最初からメモを片手に、あれもこれも聞き出そうと前のめりになっていたら、自分の質問を切り出すタイミングばかりが気になって、肝心の相手の話が耳に入ってこないからです。


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