関谷英里子の名言 一覧

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関谷英里子のプロフィール

関谷英里子、せきや・えりこ。アル・ゴア米国副大統領、ダライラマ14世など一流の講演家の同時通訳を担当し活躍している人物。日本通訳サービス主宰。慶応義塾大学経済学部卒業後、伊藤忠商事や日本ロレアルなどで外国企業との交渉などを担当。その後同時通訳、翻訳家として独立。主な著書に『ビジネスパーソンの英単語帳』『NHKラジオ 入門ビジネス英語(CD BOOK)』『なぜあの人の話に、みんなが耳を傾けるのか?』など。

私のおすすめ英語教材はスピーチ集です。最近のものであれば、ミシェル・オバマ(オバマ大統領夫人)が大統領の予備選で行った応援演説です。ほかにも、ビジネスパーソン向けとして、スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行った名演説もおすすめです。また、誰でも知っている有名なものでは、マーティン・ルーサー・キングやJ・F・ケネディの演説などもおすすめです。スピーチには聴衆の誰にでもわかるよう、平易なフレーズが繰り返し登場しますし、心に響く洗練された言い回しもたくさん使われています。


英語というのは、主語が何をしているのかさえわかれば意味がとれるし、通じる言語です。冠詞が「a」だろうが「the」だろうが、三単現の「s」が抜けていようが、そんなことは大した問題ではないのです。ですから教材も、初心者だからとやさしいものを選ばなくても大丈夫です。むしろ日本人の場合は、少し背伸びをした方がいいと思います。


その場に外国人がいると、自分から”I don’t speak English.”と潔く宣言する人がたまにいますが、それを聞いた外国人は、この人は「英語を話せません」とちゃんと英語で伝えているのに、なぜ話せないなんて言うのだろうと、不思議がります。自分はある程度の英語なら話せるのだと自信を持ってほしい。


費用をかけるのであれば、得たものを活かして仕事で回収するくらいの意気込みが欲しいところです。また、せっかく勉強しても、それが不良資産となっていては元も子もありません。私はとくにそれを英語学習の分野に感じます。中学、高校時代に、少なくとも6年間という長い年月を使って、英語の基礎を身につけたのに、その資産を使わず眠らせてしまっている人が、あまりに多いように思えるのです。


有名講師を招いたセミナーも、ただ漫然と参加するだけでは、費用対効果の悪い時間をすごすことになります。私は事前に下調べをして、これだけは聞きたいということをひとつ決め、当日は必ずそれを質問するようにしています。それにより予習にもいい緊張感が生まれ、聞きたいことだけでなく、周囲の知識も深まります。そればかりではありません。講師や他の参加者からフィードバックを引き出すという効果も期待できます。実際、私は会場で質問したことがきっかけで、その講師から仕事を依頼されたことがあります。セミナー参加費という投資が何倍にもなって返ってきたのです。


仕事で使える英語を身につけたい人が、英会話教室で日常会話を学ぶところから始めるのは投資効率が極めて悪く、最初からビジネス英語を学ぶべきです。


何かを学ぼうと思ったら、そのために身銭を切って投資するのを避けることはできません。しかし、お金をかければかけるほど、高い学習効果が得られるわけではないというのもまた事実です。大事なのは費用対効果、いかに効果的な投資を行うかではないでしょうか。それも、費用というよりは、投資した時間の費用対効果だと思います。


仕事や勉強に集中するうえで大切なのは、始めたら途中で絶対にやめないことです。たとえば、今晩中にこの文献を読み切ると決意して始めたら、何があっても最後まで読んでしまうのです。ただ、いくらそう思っても、飽きたり眠くなったりするかもしれません。そのようなときは私は読み方を黙読から音読に切り替えたり、椅子から立ち上がって部屋を歩きながら読んだりというように変化を持たせることで自分に刺激を与え、集中力を保つようにしています。


英語学習であれこれいろいろな教材に手を出すのはやめたほうがいいでしょう。私の経験からいえば、教材はひとつに絞ってそれを徹底的に学ぶ方が、確実にいい結果が出ます。そればかりでなく、費用面での投資も必要最低限に抑えられ、まさに一石二鳥です。


インプットだけでなく、アウトプットも必ず打行うことも大切です。英文を覚えたら、その英文を使って文章をつくってみるといいでしょう。また、電車に乗ったら、思いついたことを頭の中で英語にするというのを習慣にするといいと思います。ほかにも電子辞書を携帯して、これは英語で何というのだろうと思ったらすぐに調べたり、自分で単語帳をつくったりというのはすぐに実践できます。ぜひ試してみてください。


能率が上がる時間帯を知っておくのも大切です。私の場合、集中できるのは朝よりも夜です。とくに新しいことを覚えるのは、深夜が適しています。寝る前に覚えて、翌朝すぐに復習すると、記憶への定着がいいようです。


大切なのは、これから「やること」だけでなく、これは「やらない」ということも同時に決めてしまうことです。あれもやりたい、これにも目を通しておこうと欲張っていろいろ用意すると、こんなにやることがあるのかと気持ちが焦ってかえって集中できなくなります。ですから、いまはこれはやると決めたら、それ以外は別に時間をとってやると腹をくくり、頭の中から消してしまうのです。


成果を左右する最大の要因は集中力だと思います。私は仕事や勉強に取りかかる前に、まずは集中できる状態をつくるようにしています。新聞や雑誌、当面の作業に関係ない仕事の資料などは、目に入るとどうしても気が散るので、机の周囲から排除します。パソコンも開いているとメールをチェックしたくなりますから、すぐ使うのでなければ、電源を落としておきます。そうやってどんどん片づけ、必要なものだけを手元に置くようにします。


勉強というのはゆっくりでも続けていれば、少しずつ力がついていきます。力がついてくることで、学ぶこと自体が楽しくなって、ペースも上がってきます。ですから、最初は毎日やると決めていたことが、実際は一週間に一日しかできなくても、まったく気にする必要はないのです。


3日坊主に悩むのは自分に厳しい人なのだと思います。しかし、「毎朝7時に起きてラジオ講座を聴こう」とか「英単語を10個覚えよう」と決めても、人間ですから調子の悪い日や、気分が載らないときがあるのは当たり前です。それなのに、「今朝は7時半まで寝てしまった」「たった3個しか覚えられなかった」と自分を責め、「私には無理」と諦めてしまうのはもったいないことです。そうではなく、「今日は起きられなかったけれど明日は頑張ろう」「とりあえず3個覚えられたのだから合格」というふうに発想を転換してみるのをお勧めします。


3日坊主でもいいと思います。それよりも最初の一歩を踏み出した自分を褒めてあげてください。どうせ続かないからといって行動を起こさなければ、何ひとつ手に入りません。何より、いつか始めようと思って足踏みしていること自体、最大の機会損失であることに気づくべきです。


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