関山和秀の名言 一覧

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関山和秀のプロフィール

関山和秀、せきやま・かずひで。日本の研究者、経営者。人工クモの糸メーカー「スパイバー」社長。東京出身。慶應義塾大学環境情報学部卒業、同大学院博士課程在学中、仲間とともにスパイバーを設立。米軍や大手繊維・化学メーカーでも成し得なかった人工クモの糸の実用化に成功した。

研究は細かい工夫の積み重ね。


大切なのは、ロジカルに考えられるかどうか。それができれば、文系も理系も関係ない。


米軍や大手メーカーが失敗した人工クモの糸で成功できたのはタイミングですかね。バイオと情報科学の融合が進んで、1990年代ならできなかったことが当時はできるようになっていました。一度頓挫したプロジェクトを企業が復活させるのは大変ですが、私たちはそうした組織的なしがらみもないし、やるならいまだろうと。


本社を東京に移さない理由の一つは、入社したい人のスクリーニングになるからです。おかげさまで海外からも入社志望の方が来るのですが、おそらく海外の人にとって鶴岡は名前すら聞いたことがない町。それでも働きたいというモチベーションが高い人だけが入社してくれるのは、大きなメリットです。


会社をつくった理由はいろいろありますが、一番大きな理由は資金調達です。当時私は博士課程でしたが、博士課程の学生が使える研究費って、せいぜい年間に数百万円です。クモの糸の実用化には億単位の研究費が必要でしたから、会社にして投資家に投資していただいたほうがいいと判断しました。


私たちはラッキーでした。日本には発酵や繊維の分野で世界トップレベルの会社がたくさんあります。たとえば発酵分野でいえば、お酒やお醤油の会社が高度な発酵技術を持っています。私たちは、そうした会社をリタイアしたエンジニアの方々に声をかけて、いろいろとご指導をしていただいた。これは本当に大きかったですね。


研究室のメンバーと飲んでいるときに、たまたま虫の話になりました。化石を見ていただくとわかるのですが、じつは虫は4億年前ぐらいから形が変わっていません。ゴキブリはずっとゴキブリの形をしているし、トンボはずっとトンボです。ということは、虫はそれ以上進化する必要がない洗練された生き物だと考えることもできます。虫が洗練された生き物だとしたら、虫が使っているテクノロジーもじつはものすごくて、産業用に活かせるかもしれないという話で盛り上がったんです。どうせなら一番強い虫を研究したいという話になりました。一般的に最強と言われているのはスズメバチ。でも、そのスズメバチを捕食する虫もいる。それがクモです。あるメンバーは、クモの糸はジャンボジェットをつかまえられるくらいに強いという。そんな素材を大量生産できたら、すごいじゃないですか。
【覚え書き|クモの糸を研究し始めたきっかけを振り返っての発言】


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