長谷川宏の名言 一覧

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長谷川宏のプロフィール

長谷川宏、はせがわ・ひろし。日本の哲学者、教育者。島根県出身。東京大学大学院哲学学科博士課程修了後、埼玉県所沢市で学習塾の赤門塾を開業。以降40年以上、哲学の勉強・翻訳・執筆をしながら子供たちに勉強や生きることについて教えた在野の哲学者。『ヘーゲル 精神現象学』の翻訳により、レッシング翻訳賞を受賞。主な著書に『ヘーゲルの歴史意識』『いまこそ読みたい哲学の名著 自分を変える思索のたのしみ』『ことばをめぐる哲学の冒険』『新しいヘーゲル』『高校生のための哲学入門』など。そのほか、マルクスやヘーゲルをはじめ数多くの哲学書を翻訳した。

労働には本来、喜びの要素が十分に備わっています。問題は私たちがそのような労働本来の喜びに対して、目を向けることが少なくなっていることでしょう。


たとえどのような仕事でも、企業がどんな働き方を求めていようとも、労働の持つ本来の喜びが消えてなくなることはありません。ともに働く同僚と気持ちが通じ合ったり、自ら創意工夫をしたりする喜び。それが人間にもともと備わった感情である限り、仕事に対するやりがいは必ず見つかるはずです。


私にとって生活のための手段にすぎなかった塾の仕事は、次第に楽しみなものへと変わっていきました。それは単にお金を稼ぐための手段として私塾の活動をとらえていた私が、仕事そのものの中にある面白さ、楽しさに気づいていく過程でもあったと言えるでしょう。


赤門塾では演劇や合宿などの様々な課外活動を行っています。共同作業をしているときの子供たちの様子は、なんとも魅力的なのです。彼らはその場で様々なことを相談し合い、助け合いながら、ひとつの作業を成し遂げていきます。また、塾のOB・OGの高校生や大学生がやってきては、塾での活動を生徒たちと一緒になって盛り上げてくれます。そうした共同作業の中で彼らが見せる表情が実に魅力的なのです。


東京大学大学院を卒業してから大学を離れ、所沢で学習塾「赤門塾」を運営しつつ哲学の勉強を続けてきました。以来、40年にわたって私塾を続けていますが、その中で強く実感するようになったことがあります。塾を始めたばかりのころは、塾の運営は生活のための手段にすぎませんでした。子供たちに勉強を教えることは、お金を得て哲学の勉強にあてることでした。ところが塾の中でともに勉強をし、様々な行事を生徒と一緒に作り上げているうちに、私は考えを改めるようになりました。


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