長屋信博の名言 一覧

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長屋信博のプロフィール

長屋信博、ながや・のぶひろ。全国漁業組合連合会常務理事。北里大学大学院水産学研究科を卒業し、全国漁業組合連合会に入会。漁政部長、参事を経て常任理事に就任。

漁師の高齢化が進み、次代を担う若手の参入が少なくなっています。このままでは、10年後に漁師がいないという事態になりかねません。ただ、あくまで私見ですが、漁師の数は10万人になってもいいと思っています。数を維持するというのは問題の本質ではありません。国内の漁業生産額は1兆1000億円程度です。10万人で割れば、一人当たり1000万円を超える年収になります。単純な計算ではありますが、人が減っても売上規模を減らさずに維持できれば、一人当たりの年収も当然増える。そんなに魅力のない産業ではないでしょう。


地域をまたいだ技術の伝承に、企業が持つ技術やノウハウ、そして効率化という経営の視点が混ざれば、新しい考えを持つ若者が次々に漁業者となって日本の水産業を支えていく。「取りすぎ」「取れすぎ」による価格や資源の動向というマーケティング思考を、漁業関係者がもっと持たなければいけません。需要に応じた生産をどうすべきか。漁船の大きさや漁法などの規制を組み合わせてしっかりと管理していけば、資源の枯渇という問題も発生しません。


漁師の人数が減っても売上を減らさないためには、やはり効率化が必要不可欠です。大規模化や集約といった再編は不可欠でしょう。


ある乳業メーカーは、シラスの加工で地元の漁業者と共同で会社をつくって参入しています。シラスの釜揚げは、菌が発生しやすいので、これまで3日程度しかもたなかったのです。そこに、菌をコントロールするノウハウを持つ乳業メーカーの技術を借りて、5日間もつようになった。流通・小売業者からすれば、日持ちすると廃棄ロスが減るため喜ばれました。


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