鈴木謙介の名言 一覧

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鈴木謙介のプロフィール

鈴木謙介、すずき・けんすけ。日本の社会学者。福岡県出身。國學院大學文学部卒業、法政大学大学院社会学研究科社会学専攻修士課程修了、東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学。国際大学GLOCOM研究員・助手、首都大学東京都市教養学部非常勤講師、早稲田大学文化構想学部非常勤講師、関西学院大学社会学部助教・准教授などを務めた。そのほか、ラジオなどのメディアでメイン・パーソナリティを務めた。著書に『暴走するインターネット ネット社会に何が起きているか』『カーニヴァル化する社会』『〈反転〉するグローバリゼーション』『ウェブ社会の思想〈遍在する私〉をどう生きるか』『サブカル・ニッポンの新自由主義 既得権批判が若者を追い込む』『チャーリー式100Q/100A 「悩み方」を考える超・人生相談』『SQ“かかわり”の知能指数』ほか。

少子化が進む現代の日本において、若者は放っておいても次々に湧き出る使い捨ての資源ではありません。一人の無駄も許されない希少資源なのです。それを無駄にせず、いかに有効活用するか。労働市場から退場させず、長く安定的に働いてもらうために企業がすべきなのは、若者に説教することだけではないのです。


若手社員の離職理由を調べると、「仕事がきつい」などの内容があがります。一見すると根性論で解釈しがちですが、それは違います。背景には若手社員を取り巻く労働環境の変化があるからです。かつて大企業では、先輩がマンツーマン形式に近い形で新入社員の教育を担いました。しかし、その教育役となる30代社員は就職氷河期に入社した世代で、社員数が少ないため多くの仕事を回しています。新入社員一人一人に対して十分な教育をできずにいるのです。そのため新入社員は突然、現場に放り出されて、結果だけは求められる。何も教えられない職場環境に不安を覚え、このまま会社にいたら潰されると逃げ出してしまうのです。


学生の多くは安定的に長く働ける企業に勤めたいと望んでいます。それにも関わらず離職するのは、働き方に多様性がないからではないでしょうか。たとえば多様なスキルが求められるフルタイム職だけでなく、一定の事務仕事を限定的にこなす非スキル職や地元採用で転勤のない地域限定職などです。長期雇用を前提として、これらの職種とフルタイム職の流動性を高める。働き方のバリエーションが増えれば、辞めずに済む社員は多いはずです。


離職率を下げるには、社内教育の充実や採用方法を変える必要があります。


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