鈴木亜久里の名言 一覧

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鈴木亜久里のプロフィール

鈴木亜久里、すずき・あぐり。日本人F1ドライバー。フランス領マルティニーク諸島出身の父に導かれ12歳からカートをはじめる。18歳で全日本カート選手権A2クラスシリーズ優勝、国内F3に参戦。その後、F1に移り、F1日本GPでアジア人レーサー初の入賞を果たした。日本人のF1レーサーで最も成功を収めたレーサーの一人。引退後、チームオーナーとしてプライベートチーム『スーパーアグリF1チーム』を率いて、F1に参戦した。

夢を叶えるために一番必要なのは人です。自分の力では絶対にここまで来られなかった。チームがF1に参戦できたのも、僕の夢にみんなが賛同してくれたから実現したわけだし。


方向性は決めておかないと、人は流されるだけの存在になってしまいます。だから周りから「あいつは大ぼら吹きだ。あんな大きな夢を語りやがって」と言われてもいいから、ゴールを明確に持つことが大事です。


天才じゃない限り、遠回りするのが普通でしょう。遠回りしながらたどりつけたとしたら、それがその人にとっての最短距離だったと思います。僕だって、F1の世界に来るまでの道のりは簡単なものではありませんでした。そのときに大切なのは、定めたゴールから逃げないこと。逃げたらすべて終わってしまいますから。


目標が上手くいかないことがあることは当たり前です。すべての仕事が上手くいくなんてあり得ません。でも、そうやって最短距離でゴールに到達することばかり考えてるから、壁にぶつかるとすぐに挫折して諦めちゃうんだよね。


自分の目標を実現しようと思ったら、みんなと夢を共有すること。人を思いやることが、自分の目標を叶える一番の近道だと思います。


マネジメントで大切なのは、マネジャーとプレーヤーの役割をはっきりと線引きすることです。プレーするのは、プレーヤーであってマネジャーではありません。マネジャーの仕事は方向性を示すことと、部下が気持ちよく働ける環境をつくってあげることですから。


方向性を決めるときは、スタッフの声にも耳を傾けます。これはすごく大事なこと。人の意見をいったんすべて取りこんで、ポイントを突いたコメントとそうでないコメントを選り分けたうえで、参考にできる意見を判断材料にしながら決断を下します。これができないと、現実とかけ離れた判断をしてしまうことになりますから。


チームにとって私は、船でいうと船長です。「こっちにいく」という方向性は明確に示す。でもゴールに至るプロセスについては、プロであるスタッフに一任するのです。


今回、F1チームをつくるにあたって、130億円ものお金が集まりました。それは僕の夢に、みんなが共鳴してくれたからこそのものです。これがもし、僕が自分のことしか考えていなかったら、誰も協力してくれなかったでしょう。


私はこれまでいろんな人に応援してもらってきたから、今度は自分が才能ある若い選手を支えたいと思ってチームをつくりました。それはF1だけじゃなくて、フォーミュラ・ニッポンやアメリカのレースに参戦したときも、同じ思いでした。


人から支援を得られる人と、そうでない人の違いは、私利私欲に走るか走らないかだと思います。「俺ののどが渇いているから、誰かコップに水を注いでくれ」と言ったって、誰も水を入れてくれません。「みんなで楽しめるプールをつくりたいから、水を入れて欲しいんだ」とお願いすると、たとえ膨大な水量が必要でも、集まるものなんです。


いくら仕事をできるといったって、一人の作業能力なんてたかが知れているでしょう。10人分や20人分の仕事はできない。マネジャーになりたいのなら、自分がプレーヤーとして成果を出すことよりも、20人、30人の組織をギクシャクしない形で動かせる能力を磨いていかなきゃ駄目ですね。


チーム内の風通しを良くすることも重要です。毎週火曜日に各パートのリーダーを集めてストラテジー・ミーティング(戦略会議)を開いています。そこでチームが抱えている課題と解決策は、すべて共有化するようにしています。そうすれば、何か起こったときにチームとしての対応も速くなりますから。


うちのチームは130人から140人ぐらいのスタッフがいますが、みんなそれぞれの分野のプロフェッショナルです。だから彼らを信頼して、彼らに仕事を任せてあげることが重要です。私はクルマのセットアップとか、細かいことは一切口出ししないですから。


勝っているところを頭の中に思い描く。実際に走っていない時でも、いつもよい走りをしているところをイメージしている。
【覚書き:レースで良いタイムを出すにはどうすればいいかと問われた時の発言】


マネジメントの勉強なんてしていませんよ。しいて挙げれば、僕が頼りないのがよかったんじゃないかな。周りがフォローしようと頑張ってくれるからね(笑)。僕はチームの方向を示すだけで、あとはスタッフが現場で具体化してくれます。でも、それで結果が出なかったら、その人を採用した僕にすべての責任があります。


チーム代表といっても、みんなそれぞれの道のプロだから、細かいことにまで口出しはしません。ドライバーの佐藤や井出にしても、自分で潰すべき課題はわかっているはずだから。それに、僕自身がドライバーだったから、そこまではいわれたくないというラインも理解しています。でも、スタッフ全員、本当によくやってくれています。


チーム運営は人間関係に尽きますね。ドライバー、サプライヤー、メーカーなど、F1チームは、人とのつながりのなかで運営していくものだから、人間関係を良好に保っておくことが何よりも大切です。それは、僕自身が現役のドライバーだったときに身にしみて感じたことでもあります。


500人規模で運営しているワークスチームに比べて、うちは100人程度。ですから、ドライバーの佐藤(琢磨)や井出(有治)には、「いままではワークスで、いわばお金持ちの子供だったわけだけど、いまは貧乏な家の子供なんだから、ないものねだりをせずに、与えられた枠のなかで最高のパフォーマンスをみせてくれ」といっています。


僕は将来を考えるとき、「こうなりたい」という自分のイメージ像を大切にしています。ですから、30歳でF1ドライバーになるのも、35歳で引退するのも、ずいぶん前から決めていました。5年後、10年後のイメージが明確になれば、そこから逆算して1年、1か月、1日の単位でやることが決まってくるので、あとは、それをコツコツとこなしていくだけです。


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