釜和明の名言 一覧

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釜和明のプロフィール

釜和明、かま・かずあき。日本の経営者。石川島播磨重工業社長。東京大学経済学部卒業後、石川島播磨重工業に入社。財務部経理グループ部長、財務部経理企画グループ部長、財務部次長、執行役員財務部長、取締役常務執行役員など主に財務畑を経て社長に就任。

年末最後の就業日には本社で納会を開くのが習わしになっているのですが、苦境の中でも社長就任1年目から全フロアを回って従業員たちと酒を酌み交わしました。回り終わる頃には記憶があやふやになるほど酔っていましたけどね。全国の事業所にも頻繁に出向き、従業員たちに損失の原因などを説明しました。彼らと同じ目線に立つことで、「社長が苦労しているんだったら、私も頑張ろう」と、みんなに思ってもらえたのではないでしょうか。


社長時代、従業員たちと対等な人間関係を築くことにも腐心しました。私は性格的に部下をぐいぐいと引っ張っていくタイプの経営者ではありません。ですから、事業部門のトップと話す時でも、できるだけ社長室に呼びつけるのではなく、こちらから出向いていきました。そのついでに、ほかの従業員にも「最近どう」などと話しかけました。現場から私に、様々な問題を報告しやすい環境を整えようと心がけました。


私が社長に就任した当時、社内の意思疎通の悪さが問題でした。首脳陣は現場に対して達成できそうにもない経営目標を押しつけ、現場は達成が困難であることが分かっていても、目標を受け入れるという具合に、事業に無理が生じていました。そこで組織をフラットにして、社長と事業部門が緊密にコミュニケーションを取れるようにしました。


社長就任時は上場廃止の危機に直面しましたが、従業員たちの頑張りで業績は回復しています。このほど日本格付研究所(JCR)と格付投資情報センター(R&I)から格付けを引き上げてもらいました。ようやく普通の会社に戻りました。私は今年3月末で社長職から退きました。社長であったこの5年間、部下をぐいぐい引っ張るタイプの人が社長でも、同じ結果になっていたかもしれません。ですが、私も自分なりに自然体で危機に対応することで、成果を残せたのだと思っています。


会社の置かれている状況は、最終的にはすべて数字に表れます。


数字を挙げて説明することは得意ですが、パッションあふれる言葉で訴えかけるのは苦手です。


財務関連ならばつくっている製品のコストがわかり、そこから会社の仕組みもわかるようになるはずだろうと考え、まずは経理からスタートする道を選びました。それが、まさか財務一筋でここまで来ることになるとは思いませんでした。


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