金子太郎の名言 一覧

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金子太郎のプロフィール

金子太郎、かねこ・たろう。日本の経営者、官僚。丸三証券会長。旧制第一高校を経て東京大学卒業後、旧大蔵省、旧環境庁で要職を歴任し事務次官まで務めた。その後退官し、丸三証券のCEO(最高経営責任者)に就任。同社退社後は経済評論家として活躍した人物。

とくに若い人には、いろいろな人や書物などから経験や知識を吸収し、できる限り健全な常識を身につけてほしいと思います。


このところ、製品の欠陥の隠ぺいや不良品発生の原因の秘匿といった企業の不祥事が相次いでいます。しかし「隠ぺい工作や嘘が発覚したら取り返しのつかないダメージを被る」との常識を経営者が持っていたら、存亡の危機は避けられたはずです。


「常識を疑え」との警句が存在するように、健全な常識と陳腐な通念との判別が難しい場合もありますが、マーケットに関しては、専門家による極論の裏側に健全な常識があるというのが正解のようです。


日本の地価の総額は米国の推定4倍。国土面積は25分の1なので単価は実に100倍です。また、皇居の地価総額は米国カリフォルニア州とほぼ同じ。いくら日本の景気が良いからといっても、こんな異常な格差がいつまでも続くとは考えられません。しかも日本の人口は減少する。従って住宅購入はいま控えるべきです。
【覚書き|バブル経済のピークに社員全員に送った手紙での発言】


メンツや保身、あるいは先輩への配慮といった感情は常識を覆い隠してしまいがちです。それに、丸三証券に移る前、大蔵省に勤務していたときに、日本でも関係者による内部告発が増えたことを目の当たりにし、隠し事はできない時代になったと感じました。ならば、隠したくなる事態の発生を、性悪説に立ってでも事前に回避すべきだと考え、81年に証券会社に転じた際には、自分自身も含め、役員は疑いのもとになるような宴席には出席しないなどガラス張りの経営に努めました。


バブル期に不動産を担保とした抵当証券は一切扱わなかったし、系列のファイナンス会社にも土地がらみの融資は禁止させました。銀行から坪1億円で持ちかけられた新社屋用地の購入も断りました。結果としてバブルの傷は浅くて済みました。おかしいことをおかしいと思う、健全な常識のおかげです。


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