野村克也の名言 一覧

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野村克也のプロフィール

野村克也、のむら・かつや。日本のプロ野球選手、監督。現役時代は南海ホークスの名捕手として活躍。通算成績2901安打、657本塁打を記録。引退後はヤクルトの監督として采配を振るい、同チームを日本一へと導く。その後、阪神タイガースやシダックス、楽天ゴールデンイーグルスなどの監督を務めた。

俺がなんで失敗してもお前を使っているか、自分で考えろ。
【覚え書き|ルーキーへの言葉】


野球選手である前に、社会人としてしっかりとした自分を作りなさい。


見ている人は見ているのだから、仕事はいつも一生懸命でなくてはならない。


自己分析をして、しっかり準備して、もし壁に当たったら、変化する勇気を持て。


プロは結果が全てだが、プロセスを大事にしろ。


才能には限界がある。でも、頭脳に限界はない。


事前のシミュレーションが大切です。野村野球というのは、ひと言でいえば「準備野球」ですから。


若いときは24時間野球漬けになって、どうしたら成績を残せるかだけを考えなさい。決してバチは当たらないから。


私は野球のことしかわからないんですが、野球に関していえば、一流と二流の差は努力と頭脳の差だと思います。


勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。


努力に即効性はない。コツコツやるしかない。いつの時代にもいる一流選手と自分は何が違うのか。それを考えながらやるしかない。


長所は意識しなくていいが、短所は意識しなくては修復できない。そして短所を補うことができれば長所も伸びる。個人もチームづくりも同じです。


ホームランが出る確率は王貞治だって一割を切る。高くはない。


教えてくれないなら見て盗むことが大切。


一流の人を真似るのはプロの常識。そういう努力の中で、一流選手と自分との違いや、何が大事なのかということに気づいていく。


気づくことのできる人は、夢や希望、向上心、自分はこうなりたいという思いを根っこに持っている人です。


私は以前から、監督は「気づかせ役」だと考えてきた。


私は新人時代、契約で入った選手もテスト生もグラウンドでやることは同じ、ならばグラウンド以外でやることが勝敗をわけると考えた。バットだけはよう振ったな。日本一振ったと思ってる。


ちっぽけなプライドこそ、その選手の成長を妨げる。


正しい努力をできることは野球選手として成功するための必須条件だといってもいいでしょう。これは、私の指導方針の大きな柱でもあります。方向違いの努力に走って、自らの才能を潰してしまう選手を数多く見てきましたから。


伸び悩んだり、才能の限界にぶつかったりしたとき、「もう駄目だ」と諦めるか、「どうすればこれを突破できるか」と考えるか。一流と二流は、まさにそこでわかれる気がします。


なんといっても己を知ること。いまの自分には何が足りないのか、どこが弱いのか。こうしたことを正しく認識することが極めて重要です。それには、自分の課題について感じたり、考えたりする癖をつけて、感知するセンスを日々磨くしかありません。そうして自分の課題がわかったら、次にそれを補い、克服するための方法論を必死に考えるのです。


新人のころ、私が夜、合宿所の庭で素振りをしていると、盛り場に繰り出す先輩たちが、「おい、野村。この世界は才能だ。バット振って一流になれるなら、みんななってるさ」とからかうんですよ。でも、私はそうは思わなかった。才能がすべてならこっちはとっくにお払い箱ですから、努力を信じてやるしかなかったわけです。


選手がどういう場所で生きてくるかを気づかせるのが監督の役目でもあるんです。監督業というのは「気づかせ業」だと思っています。気づかせることが「再生」なんです。南海時代、それまで1勝もしてなかったピッチャー3人をトレードで獲得して「俺が言うとおりに投げれば間違いない」と言って3人とも2ケタ勝利で優勝。それで再生工場というような異名がつけられたわけです。


綿密な下調べという意味では、監督は頭の中で、最低一試合につき三試合はやります。想像野球、実戦野球、反省野球。想像野球はいつも完全勝利です(笑)。そして、実戦野球のあとで、想像と実戦の間に差が出た理由を考えるのが反省野球です。


勝つときにはいろんな勝ち方があって、相手が勝手にずっこけたり、勝手にミスしてくれたりして「ああラッキー」という勝ち方もあります。しかし、負けるときというのは、負けるべくして負けるものです。勝負の世界にいると、勝って反省というのはできないが、負けたときには反省する。敗戦の中にいい教訓があると思います。


環境が人を育てるというのもありますから、安いクラブやバーには一切行かずに、一流の店に行くことにしました。まあ、私は酒を一滴も飲めないのですが。


監督は広報担当も兼任しなきゃいかんと思っています。なぜかというと、プロ野球は人気商売だからです。いまのファンは試合を見るだけでは満足しません。新聞を読んだり、テレビを観たりして、球団の裏側を覗きたがるわけだから、そういうものをファンに提供する義務が監督としてあると思います。マスコミとうまく付き合わなければ、プロ野球は成り立ちません。最近、マスコミ嫌いで通している監督がいますが、あれはプロ意識が足りないと思います。


野球選手、とくにピッチャーは自惚れが強いから、嫉妬も当然強いのです。ライバルよりも俺の方が実力は上だと信じているような奴らばかりで、そういう選手たちに理解させるには信頼関係しかありません。


失敗した選手でも、こいつは我慢したら働く、伸びてくると思えば辛抱します。三振して帰ってくる選手の顔をじっと見てみると、悔しい顔をして帰ってくる若い子は見込みがあります。あっけらかんとしているのはダメですね。なぜダメだったのかを考えられる人間には、次のチャンスを与えたいと思います。


現役時代、僕がバッターボックスへ入ったときに、相手チームのベテランキャッチャーが話しかけてくるわけです。「おまえ、構え(打撃フォーム)変えたのか」とかね。何も変えてなかったのに指摘されて、えらく気になって「そうですか?」なんて答えている間に三振を取られたことがありました。バッティングの基本は集中力と積極性ですが、話しかけられて集中力が乱されました。逆にこれは使えると思って「ささやき戦術」を始めたのです。


結局はマスコミですね。敵に回すととんでもないことになります。阪神時代に家族のことなども報道されて、マスコミ総出で叩かれるような大変な目にあって、絶対、マスコミを味方につけないと球団経営が成り立たないというのが骨身にしみました。


僕はもう、南海ホークスの育ちですから、人気がないっていうことの虚しさが骨の髄までしみこんでいるわけです。両軍ベンチの選手の数の方が、スタンドのお客さんより多いといわれるくらい人気がなかった。実際数えてみたら、本当に選手の方が多かったこともあります。同じプロ野球なのに、巨人と南海でどこが違うんだ、南海の方がよっぽどいい野球をしていると思うんだけど、客が入らない。大阪の中心地の難波に球場があるのに、関西のファンはみんな阪神電車に乗って甲子園へ行ってしまう。とにかく、観客を増やすにはどうしたらいいかを常に考えていました。


プロ5年目から突如打てなくなってしまいました。なぜ打てないかを考えてみたところ、どうやら自分はプロでやるには不器用すぎるという結論に行き当たりました。ストレートを待っているところにカーブが来ると、とっさに反応できないのです。いくら練習でバットを振っても打てるようにならないはずです。こうなったら、読みの精度を上げるしかない。そう思った私は、データを集め、他チームのバッテリーの配球を徹底的に分析しました。


V9時代の巨人を指して、「あれだけの選手がそろっていれば、どうやったって優勝できた」という人がいますが、それは違います。あれは王貞治、長嶋茂雄という「チームの鑑」がいたからこそ、成し遂げられた偉業なのです。事実、私が南海で四番を打っていたとき、巨人から移籍してきた相羽欣厚(あいば・よしひろ)という選手がこう言っていました。「ON(王・長嶋)は練習でもいっさい手を抜かない。球界を代表するあの二人があれほど練習しているのです。自分たちだってやらないわけにはいきませんよ」。それを聞いて当時の私は、身が引き締まる思いがしました。


私自身のバッターとしての才能は、はっきりいって二流でした。打率でいえば、いいとこ2割5分です。けれども、戦後初の三冠王をはじめとして残した結果は一流だと自負しています。なぜそんなことができたかというと、人の何倍も努力したからです。


京都の片田舎にある無名校から、十把一絡げのテスト生として入団した私は、最初から努力以外にこの世界で生きる術はないとわかっていました。だから連日連夜、誰よりもバットを振りました。3年目でレギュラー、翌年にはホームラン王になれたのも猛練習のおかげです。


いまの選手はあまり努力をしない。彼らは憧れだったプロ選手になったことで満足してしまっているんです。本当はようやく出発点に立ったに過ぎないというのに、そこがゴールと勘違いしてる。だから、チームから与えられたメニューしかやらない。それで一流の結果なんて出せるはずがないじゃないですか。


自分は選手に対して、「無視」「称賛」「非難」の三段階で接しているんだ。プロとしてのレベルに達していない選手は無視をする。一定レベルに達した選手は称賛する。そして、一流選手に対しては、徹底的に非難する。


野球とは頭のスポーツです。それ以外の答えは出てこない。一球一球の間合いに考え、次に備える。それが野球です。しかし現在の。プロ野球は投げて打って、それだけ。苦労して、考え、苦しむというのがないからドラマにならない。オーナーや球団社長には、もっとしっかりしてほしい。


現役時代にホームラン王を獲得した翌年、スランプに陥りました。そのとき先輩に言われました「野村よ、ぶん殴ったほうは忘れても殴られたほうは忘れないぞ。勝負だから、相手から自分を見ることも大事なんだ」と。殴られたら殴り返すという当たり前のことに気づかなかった。自分ばかりでなく相手も変わることに気づかなかった。先輩の、あの言葉は未だに耳に残っています。このときからですよ、データに夢中になったのは。相手の自分に対する攻め方が変わったのか変わらないのか。それを知るにはデータしかなかった。


現役時代、友人に頼んで稲尾の投球フォームをカメラで撮影してもらい、その映像をテープがすり切れるくらい見て研究しました。そしてボールの握りから、インコースについては100%わかるようになった。稲尾攻略です。しかし、それに気づいた稲尾も対応してくる。他の投手もグラブでボールを隠すようになるのはこの頃からです。


素振りはつまらないし、回数を基準にすると続かない。私がこの単純作業を継続できたのは、振ったときのブッという振幅音に興味を持ったから。ミートポイントで力を爆発させるようなスイングができたときは、この音が短い。そして、この短い音を出すためには、力を抜いていないとダメだということに気がついた。これがおもしろくて、1時間、2時間はすぐに過ぎていきました。


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