野口美佳の名言 一覧

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野口美佳のプロフィール

野口美佳、のぐち・みか。日本の経営者。女性下着通販会社ピーチ・ジョン創業者。仙台出身。高校卒業後上京し、グラフィックデザインを学び、デザイン事務所や通販会社に勤務。その後、カタログでの女性下着通販事業ピーチ・ジョンを故郷仙台で開業。同社を年商160億円以上にまで成長させた経営者。

「なぜ」「どうして」と常に問題の本質を考える癖をつけることは、ビジネスパーソンにはとても重要でしょう。


机上の勉強や資格を取得することが大切ではないとは言いませんが、それよりずっと重要なのは、現場に飛び込んで、どんどん体感することです。そして、いろんな失敗も経験してみるといい。トライ・アンド・エラーを繰り返していくうちに、仕事は楽しくなっていくし、成長も実感できるようになるはずです。ただし、同じ失敗は二度としないように。


仕事のできる人の条件は、なにより「仕事をややこしくしない人」ですね。仕事をややこしくする人は、仕事ができるとはいえません。5分で説明できることを40分も話していたり、書類ばかり作っていたり、メールの量をどんどん増やしていたり……。「シンプルに効率よく」が仕事の基本だと思います。


ピーチ・ジョンとしては、掃除や洗濯、炊事などの日常生活をちゃんとしている人を採用したい。私たちが扱っているものはアートじゃなく、現実に使う商品です。まっとうな生活をしていないと、消費者が何を求めているかわからなくなってしまいます。これは、家電メーカーでも金融業でも、多くの会社に共通することじゃないでしょうか。


私が面接するのは幹部候補だけです。採用は基本的に各部署のリーダーに任せています。ただ、「好きな人」「気の合う人」を入れて、とだけは言っています。極端にいえば、「声が好き」「顔が好き」でもいいんです。履歴書を見て、学歴やこれまでの実績が優れていても、人柄がいまひとつだったり、相性がよくなかったら、一緒に働いたとき、上手くいかないでしょ。人を見る目に自信がない人にかぎって、履歴書やキャリアに頼ってしまう。それよりも、「この人いいな」と思った人を採用したほうが、職場は上手くいきます。


時代を予測する感性を身につけるには、体感するのが一番です。業界や商材、ビジネスに関する感覚を現場で貪欲に吸収することが不可欠です。それと、私が実践しているのは、「なぜそれが欲しいのか」「なぜそう思うのか」を常に考えることです。そこに、ビジネスチャンスがあるのだろうか、と。


私たちはトレンドをつくっているという自覚はないです。マスマーケットを狙っていますから。ただ、1年先、9カ月先を見越した商品をつくっているので、時代を予測する感性は求められます。


ビジネスの感覚を現場で吸収したいなら、常に考えることが重要です。たとえば、今日のお昼にラーメンを食べたいと思ったのなら、「なぜラーメンが食べたくなったのか」を考えてみる。昨日の夜にラーメンの情報番組を観たからだとしたら、その番組のつくりは自分の仕事や営業に応用できないか、などと考えてみる。今日の出社途中にラーメン屋を見かけたからだとしたら、どうしてそのラーメン屋に惹かれたのかを考えてみるのです。


商品コピーを考えるときは、まず、「その商品のどこがセールスポイントなのか」を明確にします。そのセールスポイントがすなわちコピーになるのですが、逆にいえばコピーが少なくとも3通り浮かばないような商品は、売り出す価値がないに等しいと私は思っています。


トレンドの周期がますます短くなっている現在の市場性を踏まえて、当社では毎年、商品の8割を新商品に入れ替えています。こうした市場の変化のスピードに対応するためにも、消費者動向やトレンドを感じ取り、いつでも使えるデータとして自分の中にストックしていくことが大切なのだと思っています。


消費者を知るための重要な情報源として、私はほとんどすべての女性誌に目を通しています。雑誌を読むときは、その雑誌のターゲットになったつもりで読み、そのページの何に自分が引っかかったのか、モデルなのか、誌面デザインなのか、といったことを考えながら読んでいます。そうすることで、商品や雑誌が買われている理由がわかるようになるのです。


実際の商品コピーは外部のコピーライターが考えていますが、それを採用するかどうかの判断は私が行っています。私は24時間体制でいろんなことを感じて生きているので、コピーやネーミングについて判断を求められたときに、自分の中の引き出しから必要に応じてアイデアをサッと取り出し、指示やアドバイスを与えることができるのです。


商品コピーを考える際に企業として最も注意していることは、「過剰な表現になっていないか」「嘘や偽りはないか」ということです。巷には、「これを買えばお金持ちになる」とか「これを食べれば痩せる」といった誇大表現が溢れています。消費者の気持ちを煽れば、商品は短期的にはヒットするかもしれませんが、中長期的には企業の信頼をなくし、顧客は離れていってしまいます。ですから当社では、「広告では嘘をつかない」ことを常に肝に銘じています。


売れる商品コピーにはいくつかの条件があります。ひとつには、「顧客の基本的なニーズを満たしている」ということです。たとえば、私たちが扱っている女性下着であれば、「胸を大きく見せたい」「ウエストを細く見せたい」など、いま以上にキレイに見せたいという女性の普遍的な心理に沿ったコピーが求められます。また、「言葉づかいがいまの時代にマッチしているのか」も重要なポイントです。


始めは一人でスタートして、やがて3人、50人、100人と増え、いまは300人規模の会社になりました。経営の仕方というのは、規模によって違います。私は会社の成長とともに、社長として成長してきたと思います。


彼らはみんな貪欲です。常に会社を拡大させようという意識を持っている。また、そうでないとやっていけないわけですから、必死なんです。それと、体力がありますね。一緒に夜中まで飲んでいても、翌朝、出社して会議に出るというんですから。
【覚書き|親しいベンチャー起業家たちについて語った言葉】


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