近藤宣之の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

近藤宣之のプロフィール

近藤宣之、こんどう・のぶゆき。日本の経営者。「日本レーザー」社長。東京出身。慶應義塾大学工学部電気工学科卒業後、日本電子に入社。日本電子取締役を経て、子会社の日本レーザー社長に就任。債務超過だった同社を2年で黒字化させた。また親会社から独立を果たした。

経営者の仕事とは社員がやる気を出して働く環境を作ること。


どんな理由があろうと、赤字は犯罪。


重要なのは、具体的な取り組みの根底にある経営者としての考え方です。


多角化には原理原則があります。経験のない技術で新たなマーケットに挑戦すると必ず失敗します。得意とする技術に関連することをやるか、すでに持っている市場で新しいことに取り組むかの、どちらかでなければ成功しません。


他責にしないということが重要です。「円安だから儲からない」「政策のせいだ」などと誰かのせいにする経営者では、会社は潰れます。


本来、新商品が利益になるのには数年かかるものです。当社が新たに始めたセンサー事業がスピーディに収益化できたのは、普段から海外メーカーと良い関係を作っていたから。どんなハイテクを扱おうと、いかにグローバル化が進もうと、「ご縁と感謝」が大切です。


「ヒト、モノ、カネ、情報」の関係は、ヒトが頂点、残りが底面をつくる三角錐の関係です。この関係を間違えると、ヒトをカネに変えるリストラを平気でやってしまう。どれだけヒトに投資できるかで、企業の成長は決まります。


普通、海外の展示会に出張するのは2~3人。しかし、当社では10人くらいで出かけて、朝食時に打ち合わせをしたあとは、「勝手に良いパートナー(取引先)を見つけてこい」と別行動をとらせます。一人で海外企業と商談をすることで、社員は一気に成長するからです。人材育成のために増える出張費は無駄ではありません。


当社は、MEBOによって、社員が株主になっています。それも、マネジメント層だけでなく、若手から定年後再雇用の嘱託社員まで、全員が会社を信頼して出資してくれています。
【覚書き|MEBOとは経営陣と従業員による自社買収のこと。日本レーザーはMEBOを行い親会社・日本電子から独立を果たした】


私が社長に就任して以来、当社は黒字を続けていますが、それまでは赤字続きで破綻処理寸前でした。破綻すれば、社員は路頭に迷います。私は労組の委員長を務めた経験から、雇用を守るには会社の事業を存続させるしかないということを身に染みて知っています。そして、事業を存続させるためには、社員が成長し続けるしかありません。


経営者は絶対に赤字を出さないこと、リストラをしないことで、社員にアピールする。社員は実績を挙げることで社長にアピールする。だからこそ、お互い「やるな」と認め合うことができる。厳しい環境でも黒字が出せるのは、根底にこうした緊張感があるからです。


顧客との深いつながりを目指しながらも甘さがない姿勢が、海外の取引先にも評価されているのです。


商社の取引というのは、どうしても担当者対担当者の個人商店的な関係になりがちです。会社同士の関係として、ご縁と感謝を大切にしていくには、工夫が必要。小さな工夫を挙げれば、取引先とのミーティングや懇親会に、担当者だけでなく、周辺のスタッフも参加させるようにしています。たとえば、営業事務などのバックャードのスタッフです。これによって、組織としての信頼感が深まります。


当社はもともと贅沢をしている会社ではないので、コストを削れるのはせいぜい数%ほど。金額にすれば2千万円というところでしょう。でも、その効果には金額以上のものがあります。費用を抑えることで「会社は大変なのだな。頑張るう」という意識が社員に共有され、モチベーションが上がるからです。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ