諸富祥彦の名言 一覧

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諸富祥彦のプロフィール

諸富祥彦、もろとみ・よしひこ。日本の心理学者、カウンセラー、教育学博士。福岡県出身。筑波大学大学院博士課程修了後、米国トランスパーソナル心理学研究所客員研究員、千葉大学教育学部助教授などを経て明治大学文学部教授に就任。そのほか、心理臨床センター副センター長、日本トランスパーソナル学会会長、日本カウンセリング学会常任理事、悩める教師を支える会代表などを務めた。

自分のダメな部分を認めることができると、自分を変化させることができます。一番怖いことは自覚がないことです。


何事も急激に変わろうとすると失敗する。失敗すると自責の念に駆られ、かえって逆効果を生むこともある。臨床の現場でも「スモールステップの原則」という言葉があり、小さく具体的な行動を実践することが鉄則とされている。


自分は嫌われているかもしれないという自覚を持つだけでも素晴らしい。常人にはなかなかできることではありません。しかし、大変身して人気者になろうとしても無理が生じるだけです。小さく、具体的に、少しずつ変わっていきましょう。そんなあなたの姿勢を嫌う人は誰もいないはずです。


行動変化を小さく限定すれば、比較的簡単に実践できるはずです。実践し、自分の変化を実感できるようになれば、それが自信となりいつの間にか習慣になっていきます。


誰からも好かれたい、みんなから愛されたい、それを失いたくないという考え方を、心理学では「失愛恐怖」といいます。日本人はこの考え方が強く、好きでもない「友達」と無理に付きあい続けることで心身をすり減らしてしまう人もいます。


奇人はもはや変われない。人に嫌われてもいい。革新的な仕事を成し遂げることで広く社会に貢献してほしい。


人間とはおかしなもので、みんなから好かれて順風満帆な人生を送っている人には共感を覚えません。欠点を抱えて敵も多くてちょっと不健康な人の方が好かれます。誰からも嫌われてしまう孤独なあなたに親しみを覚える人がいることを忘れないでほしい。


気の置けない友人にこちらから真摯にお願いすれば、言葉を選びながらも率直な意見を言ってくれるはずです。すべて納得のいく意見とは限らないでしょうが、どんな意見に対しても、絶対に立腹してはいけません。あえて言ってくれたことに感謝し、一カ所でも変えられる点が見つかったら幸運だと思うべきだ。


人はなかなか自分を客観的に見られないものです。職場の人たちから嫌われている気がするけれど、理由がわからないという自覚があるならば、学生時代の同性の友達、もしくは兄弟姉妹に相談してみるのも一手かもしれない。異性に聞いて厳しい指摘をされると、たいていの人は大きく落ち込むのでお勧めできない。


自分の欠点を認めて、ある程度許すこと。それが変化して成長するための出発点です。


半ば強引に「実は自分もそうだ」と認めていくと、職場に出没する嫌われ者たちにも寛容になっていくでしょう。すると、「せめてここだけは直そうか。その方が職場のみんなも助かるだろう」という気持ちの余裕が生まれます。


「たまにはミスをして同僚を苛立たせてしまっても仕方ない」と腹を括ることが大切です。この考え方ができるようになると、「失敗は間違いを修正するチャンス。次は同じ失敗をしないことが大事だ」と生産的な考えに変わっていきます。


人間は誰しもミスをするものなのに、「絶対にミスをしてはいけない」などと思い込むことを心理学用語で、「イラショナルビリーフ(非合理的な思い込み)」と呼ぶ。この思考に陥ると、自分のミスは認めにくくなる。


空気が読めない人は、なぜか自分は拒否されているという空気には敏感です。急激にやる気を失ったり、キレてしまったりするので注意が必要となります。対策としては、周囲の受け入れ態勢を整えることが不可欠です。対象者に細かく具体的な作業マニュアルを作成して渡すと、非常に高いパフォーマンスを挙げたという報告例もあります。


20年以上、教育カウンセラーをしていますが、厳格な父親の家庭ほど、家出とか非行、暴力、不登校、引きこもりといった問題が起きやすい。細かいことまでガミガミと怒鳴るのが子育てと誤解している親も多いのですが、それは子供に自分はダメだというイメージを植え付けているだけです。


コミュニケーション能力をフル活用した叱り方をしていれば、子供のコミュニケーション能力も育つのです。一方的にガミガミ叱っていても育ちません。長い目で子供が生きる力を持てるよう考えて、いいコミュニケーションのモデルを示すような叱り方をすることです。そういう意味で子供に対して父親の果たす役割は、決して小さいものではないのです。


日本はキャリア教育が決定的に不足しています。両親以外の大人との交流があまりにも少ない。だからいくつになってもやりたいことが見つからないのです。できれば、家にさまざまな職業の友人を招いて、世の中には多くの仕事があって、いろんな面白いことがあるんだと知るチャンスを子供に与えてください。より具体的な将来の夢が抱けるようになります。


「仕事が大変だ。忙しくて辛いのを我慢して、俺は家族のために働いているんだ」というメッセージを出していませんか?それでは子供は父親に感謝するどころか、働くのは嫌だなと、仕事にネガティブなイメージを持ってしまいます。


父親がガツンと叱るというのは母親の都合に合わせた役割期待です。母親の手に負えないから父親というのもありなのですが、父親の役割がそれだけというのはイメージが貧困ではないでしょうか。父親の教育上の役割をきちんと夫婦で話し合うことが必要です。夫婦のコミュニケーションがうまくいっていれば子供は育つのです。


前提として互いの理解と信頼がなければ、いくら叱っても子供に真意は伝わりません。避けられるだけです。叱る以前に、子供に関心を持ち、夫婦で協力し、愛情を注ぎ、自ら手本となる生活をし、別人格として子供を尊重する……といった家庭、夫婦のコミュニケーションがしっかりしているかどうかが重要なのです。


思わず子供に手が出てしまうことだってあるでしょう。ただ、手をあげるときは、子供自身が叩かれても仕方のないことをしてしまったと納得できるよう、子供にきちんと理由を説明したうえで、愛情を込めて軽くピシッとやってください。


子育ての基本は「褒める」「ともに喜ぶ」です。小さなことでも褒めて自分が愛されているという自信を持たせる。たくさん褒めたからといって、自信過剰な嫌味な人間になるわけではありません。


お兄ちゃんを弟の前で叱ると、そこで兄弟関係に微妙な変化が生じます。子供はその辺にとても敏感です。奥さんの前くらいならば、まあ、いいのでしょうが、できれば二人きりになって、子供の言い分もしっかり聞いて、じっくりと言って聞かせましょう。


親が子供に大声を張り上げる。それだけでもう暴力なのです。恐怖を味わわせているだけで、子供は萎縮してしまい、話の中身を理解できなくなり、なにがいけなかったのかもわからないままです。恐怖心を植え付け、いつもビクビクしている子供に育てたいならば、どうぞ耳元で怒鳴ってください。


なぜ叱られているのかをきちんと説明しないと、子供にはわかりません、わからないから子供なのです。そして、「してはいけない理由」「しなければいけない理由」を粘り強く教えるのが躾であり教育なのです。


怒るのは感情ですが、叱るのは教育です。怒りの感情を込めてしまうと、子供は自分が嫌われている、親に憎まれている、自分は愛されていないと思い込んでしまいます。


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