西水美恵子の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

西水美恵子のプロフィール

西水美恵子、にしみず・みえこ。元世界銀行副総裁(南アジア地域担当)。大阪出身、北海道育ち。高校時代に交換留学生として渡米。そのままガウチャー大学で経済学を学ぶ。卒業後、トーマス・J・ワトソン財団フェローとなり帰国。千代田化工建設で働きながら環境汚染問題を研究。その後渡米し、ジョンズ・ホプキンス大学大学院の博士課程(経済学)修了。プリンストン大学経済学部、兼ウッドロー・ウィルソン・スクールの助教授を務めたのち、世界銀行に入行し要職を歴任した。著書に『貧困に立ち向かう仕事』『国をつくるという仕事』『あなたの中のリーダーへ』など。

火が付いた情熱は飛び火するものです。


世界銀行は貧困解消を使命としています。当たり前のことをしているだけです。銀行はお客様をとことん知らなければなりません。各国の国民が株主であり、その国民のためにならないことには貸せません。


いまの金融を駄目にしているのは、お金の動きだけを見て、お金が何をつくっているのか、何を育てているかまで吟味しないことです。ファイナンスと実経済のリアル、この裏と表をしっかり見ておかないと、いい仕事はできません。


厚生労働省の若い人に話をしたことがあります。後期高齢者医療制度が議論されていたころです。「高齢者になりきった車椅子の生活、1日1円でも無駄にできない、あるいは目の見えない生活、それを24時間でも体験してから制度や法律を考えなおしては」と。これは政府であれ、世界銀行であれ、どんな商売でも同じです。


私は人の言っていることをしっかり聞きたいときには目をつぶります。普通の人の視覚は聴覚より優位にあり、誤魔化しがききます。


言葉にしてもコミュニケーションのツールとして不完全なものです。その不完全な言葉を使って、自分が考えていることを時間内にわかってもらうには、心を通じる努力をしなければなりません。言葉には魂があるのだと信じて語り掛けなければなりません。


私はプレゼンテーションでパワーポイントを使う人を信用していません。結局誤魔化しているからです。本当にメッセージをわかってほしいなら、パワーポイントは邪魔になります。


貧しい村で一晩でも村人と過ごせば、いままで見えなかったことがガンガン見えてきます。最初、自分に対して罪悪感が生じるものです。そこで、一人では精神的に危険と判断して、専門分野の違う人を複数で送り込みました。読み書きができなくても住人はよく地域経済を把握しています。パキスタン北部の僻村の人々は、BBCの短波放送をラジオで聞いています。こうしたことを体験すると、無学と人間の英知は関係ないことがわかります。裕福になる戦略を持っていても、実行に移すための政治やお金がない。そういう「真空状態」が貧困を強いていると気づくと、罪悪感が情熱に一変します。もともと持っている世界銀行職員としての使命感に火が付きます。
【覚書き|世界銀行職員に貧しい村で生活することを課したことについて語った言葉】


世界銀行のお客様は貧しい人々だが、世界銀行に勤めている人はほとんどが上流階級で、貧しい国から来ている職員もエリート層出身がほとんどです。貧しさを頭でわかっているわけではありません。私自身体験し、それを部下たちにも強いました。
【覚書き|世界銀行職員に貧しい村で生活することを課したことについて語った言葉】


日本に在留する期間は短いですが、メル友たちが全国にいっぱいいます。インターネットで検索して、ブログなどに私の本の感想を書いている方を見つけるとメールを出します。社会人は変な遠慮が出るようですが、高校生や大学生はじゃんじゃんメールを返してくれます。中には小学6年生もいます。日本人は何を考えているのか、ネットエージャーから感触を得ることができます。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ