西條剛央の名言 一覧

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西條剛央のプロフィール

西條剛央、さいじょう・たけお。日本の心理学者、哲学者。宮城県出身。早稲田大学人間科学部人間基礎学科卒業、早稲田大学大学院人間科学研究科健康科学専攻修士課程・博士課程を修了。その後、早稲田大学商学部MBA専任講師、日本学術振興会特別研究員、「次世代人間科学研究会」主催、『構造構成主義研究』編集長、「ふんばろう東日本支援プロジェクト」代表などを務めた。

「ふんばろう東日本支援プロジェクト」では、話し合いのときに「おかしい」「間違っている」という批判は受け付けない。必ず代案を出すことを求めました。こうすれば、みんなが自分で考えて提案するので、参加感が高まりモチベーションを維持できます。反対派も、採用された案に勝る代案を出せなかったのだからと納得してくれます。


これまで日本人は、失敗そのものの原因は研究してきましたが、それだけでは前には進めない。これからは意見が対立した際によりよい解を導くための議論の方法、そして原理原則に沿った行動をすることを身に付ける必要があります。


ビジネスの世界でも原理原則をないがしろにしていると感じます。どの部署に行きたいんだと希望を聞いておきながら、その結果とは違う部署に平然と配属したりします。人間は自分の方向性と重なっていないことをやると消耗します。また、批判したり罵倒したりする場面も多いですが、それでは人々の力を引き出すことはできません。


復興支援の現場では「明らかに不合理」としか感じられない場面に何度も遭遇しました。ある避難所では、500人の被災者に対し、300枚の毛布しか届かなかった。そのとき行政は平等主義を理由に「配らない」と判断しました。目の前で凍えている人がいるにもかかわらずです。前例に縛られ、状況に合った妥当な判断ができない。日本の組織が抱える問題を象徴しています。原理原則に従って結論を出すことが身に付いていれば、このような不合理は起きません。行政の原則は市民を幸せにすることですから。


「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は気持ちだけを原動力とする、無償のボランティアたちで動く組織です。彼らが力を最大限に発揮してくれる組織にするため、意思決定の方法には気を配りました。従来型のトップダウン型、多数決型はいずれも少数派の新しい考えが採用されにくく、嫌々動かざるをえない人が出る。そこで「ふんばろう」は「第三の道」として、真っ当さを問う議論を積み重ねました。


私は「抱えてから揺さぶる」ということを提唱しています。批判するときは「いつもありがとう」と前置きするのです。すると批判に対する耳の傾け方は大きく変わります。


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