西川光一(経営者)の名言 一覧

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西川光一(経営者)のプロフィール

西川光一、にしかわ・こういち。日本の経営者。駐車場「タイムズ」などを展開する「パーク24」社長。東京都出身。国士舘大学政経学部卒業後、工作機械メーカーのアマダを経て、父が創業したパーク24に入社。情報開発部長、タイムズ事業部長、取締役、営業副本部長兼東京本店長、戦略企画室長、常務取締役などを経て社長に就任。そのほかドライバーズネット社長などを務めた。創業者が築いた駐車場事業に留まらず、カーシェアリングサービスなど新しい分野に参入した。

やるべきことはまだある。考えられることをすべてやれば結果はついてくる。


短期間で結果を出すには中途半端なことはやっていられません。


創業者や企業家は特殊能力の持ち主だと思います。社長を出来る人が100いたとすると、起業できる人はその中では2割3割ほどです。


私は自分が理解出来ないことをビジネスにはしません。


自前にこだわる理由は、駐車場事業にしても、生みの苦しみを経験した方が間違いなく強いんです。


いままでの駐車場業界はサービスの「サ」の字もありませんでした。ほかの業界で当たり前のサービスを導入するだけで、何でも業界初になるんです。例えば、会員組織向けにロードサービスのようなものを手がけることも考えられます。


先代は「俺は大企業の社長には向かない」とよく言っていました。全体が分かっていないと嫌だし、全部に口を出したいタイプで、0を10にすることが得意でした。自分は、10を100にする方が向いていると考えています。


創業者というのは特殊能力だと思います。社長になれる人はたくさんいても、起業家、創業者になれる人は稀です。だから、たまたま次の社長になった人が創業者を越えようと考えること自体がおこがましい。自分自身は特殊能力があるとは思っていません。


創業者の父を越えたいという思いはまったくないですね。創業者を越えようというのは、血がつながっていようといまいと、考えない方がいい。


我々が参考にしているのはコンビニ業界です。コンビニができる前、例えば町内には営業時間は朝10時から夜7時ぐらいまでのスーパーしかなくて、夜中に歯磨き粉が切れても買いに行けなかった。そこに24時間営業のコンビニが近所にできて、世界が変わったわけです。駐車場も一緒です。かつては駅前や繁華街に大型駐車場があるだけだった。それが、住宅街にも5台、10台という小さい駐車場が広がったのです。コンビニのPOS(販売時点情報管理)システムと同様で、我々もオンラインですべての駐車場が管理できるシステムを導入しました。違うのは、コンビニでは店員がレジで客の年齢層とか性別を入力できますが、無人駐車場はできない。それで始めたのが会員組織なのです。


会員の退会理由を見ていると、「車を買ったので退会します」というケースがかなりあります。最近、「若者のクルマ離れ」とか、「草食系」とか言いますが、彼らは物心ついた時から景気が悪くて、将来への不安を持っている。初期費用も維持費もかかる車なんて持たないですよ。だからこそ、車が便利で快適で、楽しいということを手軽に体験してもらえる環境を作っておきたい。カーシェアで月に2~3回でもいいから運転していれば、お金に余裕ができた時に自分の車を買おうとする。自動車メーカ-さんからありがたいと思ってもらえる存在になりたいですね。


カーシェア事業をやってみると、潜在的な市場が大きいと感じています。営業マン全員の社有車を持っている会社なんてほとんどありません。足りない分はカーシェアで補ってもらえばいい。あと、管理部門の社員でも、何かを取りに行く、何かを運ぶ、といった、急に車を使いたいというニーズが意外とあるんですよ。レンタカーだと最低でも6時間単位ですが、カーシェアでは15分刻みなので、2時間や3時間という借り方ができるのが特徴です。事前に予約しておけば、借りたくても借りられないということもない。例えば不動産会社がお客さんを連れて内見に使うといったニーズが広がっています。


カーシェアは今の段階では事業としては赤字ですが、それは規模をどんどん拡大しているためです。例えば今期は2700台増やして7000台にしますが、分母4300台に対して2700台の増車なので、既存の台数ではまだコストを吸収しきれず赤字になります。来期は分母7000台で、3000台増車して1万台にします。もし拡大をやめたら、すぐに利益を出せる構造になっています。


今、当社の駐車場では1物件当たりの平均契約年数は7.5年で、古いものだと10年以上の物件もあります。これは業界の平均と言われる3年とか3年半より圧倒的に長いんです。とにかく営業は足で稼ぐ。空き地の情報を数多く集めようと思ったら、本来は不動産会社を回るのが手っ取り早いんです。ただ、不動産会社に情報提供する地主さんは、売却したかったり、積極的に運用したい人が多い。そういう土地を駐車場にしても、すぐ解約されるリスクが高いんですね。


駐車場ビジネスにおける最大のリスクは、土地の賃貸契約の解約増加です。大量に土地を仕入れて、短期的に事業を拡大するのはそれほど難しくありません。でも、不動産市況がよくなった時に解約が相次げば、すぐに減収減益になります。そうならないよう、慎重に地主さんの意向を聞いて、長く借りられそうな土地を選定できるかどうかがカギを握ります。


何でもモノが溢れている日本ではイメージしにくいかもしれませんが、日本では駐車場の供給量が圧倒的に足りていません。例えば平日昼間の東京と大阪の「瞬間路上駐車台数」は約15万5000台ですが、その約8割が違法駐車と言われています。近くに適度な料金の駐車場があれば、ドライバーは停めたいんです。でもそれがない。潜在的な需要がまだまだあって、適正な場所と規模で駐車場を作り続けれ成長可能な市場なんです。


創業者にとって会社=身体の一部ですが、私は自分の会社という意識はあまりありません。預かっているという感覚です。ただし、この会社に対する想いはありますから、いろんな形で関わって成長を見届けたい。


シンプルなシステムですが、2003年の導入当初に将来の規模感を見越し、余裕を持って作ったことが良かったのでしょう。仮に、今すぐ2倍になっても、システム自体は耐えられますし、このシステムがあったからこそカーシェアリングなども導入できました。


創業者と勝負をしたいのであれば、継がなければいい。息子さんも起業をすればいいのです。継いだのならばおこがましいことは考えず、先代から預かったものを自分の代でさらに大きくし、バトンを次に渡すことを考えなくてはなりません。そうすればあまり無茶なことはしないでしょう。


2代目経営者に気をつけていただきたいのは、2代目が創業者を抜こうと勘違いをしてしまうことです。それで冒険をして失敗してしまうというお話をよく聞きます。私からすれば、創業者を抜こうなんておこがましいことです。


先代と私の決定的に違うところは、先代は創業企業家だということです。企業家は何もないところから物を生み出す人です。ゼロから10のものをつくるのが得意な人と、10のものを100にするのが得意な人とは違うと私は思います。


減益した時の取締役会や社内の雰囲気は、まるで赤字転落したような空気でした。やはり15期続いた増収増益を途絶えさせたことがショックだったのです。しかしそれが逆にフットワークのよさを生みました。かなりスピード感をあげて改善を行ったため、結果的には14億円も計画を上回ることができました。あのショックがあったからこそ1年間でそれを改善できたのだと思います。


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