藻谷浩介の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

藻谷浩介のプロフィール

藻谷浩介、もたに・こうすけ。日本のエコノミスト。山口県出身。東京大学法学部卒業後、日本開発銀行(のちの日本政策投資銀行)に入行。コロンビア大学経営大学院でMBAを取得。日本経済研究所調査局研究員、日本開発銀行情報・通信部 副調査役、日本政策投資銀行地域企画部調査役、地域企画部参事役、地域振興部参事役、日本総合研究所調査部主席研究員などを務めた。著書に『デフレの正体』『里山資本主義(共著)』ほか。

上司ではなく、その時々のお客の評価を得るために全力を尽くすこと。それがゆくゆく組織から自由になる道。


家族と健康さえ損なうことがなければ、無理な命令や不本意な異動こそ飛躍のチャンスです。


憶えてばかりいないで、考えて欲しい。


私は運動神経についてはかなりゼロに近く、小中学校時代の運動会では徒競走はつねにビリでした。ところが、高校2年生のマラソン大会のときに一念発起をして死ぬほど練習をしたところ、上位3分の1に入ることができました。私のような運動神経がゼロに近い人間がイチローみたいなトップアスリートになることはとうてい不可能ですが、平均以上のレベルに達することなら努力次第で十分に可能なのです。同じように地頭についても、努力次第で平均以上に達することができます。


頭を鍛えるためには、まずはソクラテスが言う「無知の知」を自覚することです。自分が、いや、そもそも人間まだよく知らないことは、大宇宙はもちろん人間界にもたくさんあります。無知の知を自覚していると、つまり、自分には知らないことがあるということを知っていると、今手にしているセオリーだけでさまざまな現象をすべて解釈しようとするような思考停止の状態から解放されます。


地頭が良い人は、「そのセオリーが成り立つ前提は何か」ということまで理解していて、矛盾する現象が起きたときには、前提のどこが崩れたのかきちんと考えます。


帰納ではなく演繹でしか考えられない人は、日本の学校では良い成績が取れるでしょうが、地頭は鍛えていませんね。一生懸命に憶えたいくつかのセオリーが思考の型になってしまって、事実を無理やりその型にはめてしか解釈できない。


私が「この人は地頭が良い」とか「地頭が良くなさそうだな」と判断するときの基準として、帰納的な思考ができるかどうかということがあります。帰納的な思考とは、個別の事象や数字を事実として踏まえたうえで、そういう事実を生む全体の構造を推論して把握することを言います。お受験で覚えた一般論に頼り、何でもそこから落として考える演繹の逆ですね。


ある島の小さな町の温泉施設建設計画のコンサルを担当したときのことです。県から「過大投資を防ぐために関わってほしい」と話があり、行ってみると「学歴だけの若造が東京から何しに来た」という空気。しかも片道6時間もかかる遠い場所。ですが私は嬉々として修行に励みました。この場で通じないなら、大きな仕事はできっこありません。


ニューヨークヘの留学当時、日本開発銀行の同期で一番元気の良かった友達が遊びに来て、一緒にジャズを聴きに行ったことがあります。彼は当時、系列のシンクタンクに出向して、はつらつと仕事をしていました。その彼が、一年後の同じ日、有能ゆえに仕事が集中して過労死したのです。会社としても思いもよらぬ事態、帰国した私が後任として出向することになりました。そのとき、友の命を無にしないためにも、何があっても健康を犠牲にするような働き方はしないと決めたのです。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ