藤沼彰久の名言 一覧

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藤沼彰久のプロフィール

藤沼彰久、ふじぬま・あきひさ。日本の経営者。野村総合研究所(野村総研)社長・会長。東京出身。東京工業大学工学部制御工学科卒業、同大学院理工学研究科修士課程修了後、野村コンピュータシステムに入社。同社が野村総合研究所と合併したのち、取締役情報技術本部副本部長、常務取締役情報技術本部長、専務取締役証券・保険ソリューション部門長などを経て社長に就任。

組織や会社を越えて多くの人間が関わり、利害関係も様々なプロジェクトを立ち上げる際、私はよく「セイムボートだよ」という言葉を使いました。我々は皆、同じボートに乗った共同体です。始まったらできるだけ情報をオープンにしてコミュニケーションを深めていく。問題はあちこちで起きるものです。それに対し、責任を押し付け合うのではなく、全体で協力し合って立て直さなければなりません。


5年後、10年後にどんな技術が主流になるのか、常に目配りすることも忘れていません。予測するのは難しいことですが、なるべく早い段階から将来メインとなる技術を見極め、上手く使いこなせるようにすることが重要です。


お客様の現場からは「こんな機能が欲しい」「これもあった方がいい」といった仕様についての要望が必ず出てきます。それにそのまま応えていたら納期は延びるし、価格も予算を大幅にオーバーしてしまう。これではお客様の満足は得られません。ですから、全体で見て最適な成果を得るために、仕様・価格・納期を60点くらいまでいかに抑え込むかが大事なのです。


私は、若いころに新しい技術に飛びついたものの、採用したベンダーの維持管理体制が不十分だったことから、結果的にお客様に迷惑をかけてしまったことがありました。それもあってお客様やお客様の使うシステムに最も合う技術基盤を使うべきだというのが持論です。


ITの分野は技術革新のスピードが速く、次々と新しい技術が入ってきます。技術者、とくに若い人は先端の技術を使いたがるものです。たしかに出始めの技術というのは性能もいいし、将来性もあります。ですが私は「重要でシビアなシステム構築であるほど、枯れた技術を使いなさい」と言ってきました。技術の「先端」「中核」「成熟」の3段階に分類すると、成熟技術を生かすべきときがもっとあるということです。


全体で協力し合って最終的に成功を収めるためには、100点を取ろうとしたらいけません。システムの場合、仕様と価格、納期で60点を重ね合わせたときに一番いいものになるんです。


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