藤巻幸夫(藤巻幸大)の名言 一覧

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藤巻幸夫(藤巻幸大)のプロフィール

藤巻幸夫、藤巻幸大、ふじまき・ゆきお。日本の実業家、バイヤー。上智大学経済学部経営学科卒業後、伊勢丹に入社。同社で名物バイヤーとして活躍した。その後、足袋・靴下・ストッキングメーカーの福助の経営再建に携わる。また、セブンアンドアイ生活デザイン研究所社長なども務めた。債券・為替・株式トレーダーの藤巻健史を兄に持つ。兄とともに藤巻兄弟社を設立。

私は昔から、明日のことより「今」が大事と思って、何でも全力投球です。


私にとって人生は遊び場です。自分が楽しむ以上に、人を楽しませたり、面白がらせたりするのが、とくに私は大好きなんです。


「ノー・プライド、グッド・ライフ」つまらないプライドを捨てると俄然生きやすくなる。


素直に頭を下げると、たとえ党が違ってもみんなちゃんと教えてくれる。


プライドにこだわっているうちは、まだまだ本気になっていないのだ。


沈黙が金で雄弁が銀なら、私は迷わず銀を選ぶ。


商品の使い方、用途がお客さまに理解されなければ買っていただけないのは当然です。


「伝える」ということは本当に大切です。どう見せ、どう伝えれば効果的なのかを考えなければいけない。


ほんの少し発想を変えるだけなんですよ。サイズを少し変えるだけで売れるようになるものがある。


私は職人のこだわり、頑固さは大好きです。しかしビジネス的に見れば、残念ながらこうした考えでは生き残っていけない。やはり時流に合っていないと通用しません。


色は最初に目につくのでとても重要な要素です。


機能はすべての商品が持っているものです。それを少し変えたり、加えたりするだけで売れるようになるんです。


リーダーは「現場」です。私はできるだけ現場に出て社員と向き合い、本音で語って、本気で動いて、そして本質を見抜くようにしていました。それは今でも同じです。


価格を上げても売上が伸びる場合だってあるんです。価格は、必要以上に安くしなくてもいい。「高くても売れるものはある」というのが私の持論です。


日本に足りないものは、「VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)」です。これを簡単に言うと、どうやって商品を見せるか、どうプレゼンテーションするか、です。


私は社員に常に言っていましたね。「伝えろ。伝えろ。伝えろ」と。会社経営はこのことに尽きます。日本には今、コミュニケーションが足りないと思います。コミュニケーション欠乏症です。


僕は相手が怒ったり、機嫌を損ねたら、私のどこが悪かったんですかと正直に聞いちゃんうです。それで顔が怖いといわれたら、家に帰って鏡の前で優しく見える表情の研究をしたりしてね(笑)。


KKD(経験、勘、度胸)が揃ってやっと、いついかなるときも臆することなく、自分の想いを伝えられるようになるのです。


いかにもつまらなさそうな顔で生返事などをしながら聞き続ける人。これでは相手を傷つけるだけで、何の意味もありません。話すときも聞くときも、相手の心を思いやるホスピタリティの精神、それが会話のセンスというものなのです。


相手を言い負かそうという気持ちでいたら、どんなに熱い思いも絶対に伝わりません。「思いを共有したい」、あるいはプロジェクトなら「一緒にやろう」という気持ちで接することが大切なんです。たとえ相手の態度や言葉遣いが気に入らなくても、愛や思いやりを失ったら、その時点ですべての関係は破壊されてしまう。そいうい当たり前のことを忘れては駄目です。


若者というのは往々にして、経験が浅いくせに自己主張だけは一人前ですから、聞いているほうがカチンと来ることだってあります。でもそれを頭ごなしに否定したところで、こちらの言いたいことは伝わるわけでもないでしょう。また彼らの話にも、耳を傾けるに値する意見があるかもしれません。だからこそ、大人の余裕で最初は聞き役に回って、相手の気が済んだところでこちらの意見を伝えるという手順を踏むんです。そうすると、案外上手くいくんですよ。


僕は相手の職業や肩書で話し方が変わるようなことはありません。年下だろうがフリーターだろうが、自分の知らないことを教えてくれる人に、最大限の敬意を払うことは当たり前のことだし、相手が誰であろうと同じ目線で話すというのは、コミュニケーションの基本だと、僕は思っています。


話すネタのインプットが増えたからといって、アドリブでいくらでも話せるわけではありません。他流試合、数場を踏むことが大事です。それで失敗を数限りなく経験してはじめて、僕のようにアドリブでも上手く話せるようになるんです。


私はどんなに忙しくても、週に3日は本屋に顔を出し、映画も毎月10本以上観ます。美術館やコンサートにも積極的に足を運びます。もちろん人に積極的に会うし、会話の中で知らないことが出てきたら、知ったかぶりなんかしないでどんどん質問して教えてもらいます。そういう日々を送っているから、毎日が発見や感動の連続なんです。私はいま雑誌の連載を7本抱えていますが、ネタに困ったことなんて、一度もないんですから。


昼間は会社でダラダラ仕事をして、夜は同僚と上司の悪口をつまみに安酒を飲み、休日は家でゴロ寝……。こんな生活をしていれば、発見も感動もないでしょう。面白いネタに出合いたいと思ったら、まず五感を刺激して、好奇心を目覚めさせなければいけません。


話しが下手なのを才能のせいにしてはいけません。上手く話せないのは、その人に話す内容がないからです。すぐに詰まったり、会話が続かなかったりするのは、そのためでしょう。


二時間の講演どころか、アドリブで12時間しゃべったことだってありますよ。私の人生は基本的に、すべてがアドリブですから(笑)。
【覚書き|メモなしで講演をする理由について語った言葉】


私は彼の言動を失礼だとは思わないし、彼の主張も理解できます。ただ悲しいかな、彼は周りを巻き込む力とホスピタリティが少しばかり足りないような気がします。それからTシャツも悪くはありませんが、できればパステルカラーを使うなどして、可愛さを演出すればいいと思います。そういうことを教えるブレーンがいないのかな。僕でよければ、いくらでもアドバイスしますよ(笑)。
【覚書き|オン・ザ・エッヂ(のちのライブドア)創業者の堀江貴文氏に対する印象を尋ねられての発言】


リーダーとは自分の夢をどんどん語ることができ、しかもみんなの力を借りながらそれを実現することができるというポジションなのだ。これほど素敵なことがあるだろうか?これこそ毎日フル回転で働こうとも心の中から実感できる幸せな生き方ではないだろうか。皆で分かち合える喜びや楽しみのデカさは一人で何かに取り組む時の比ではない。


表面的な部分だけでリーダーになろうとするな。小手先の技に走れば、いずれ周りの人から底の浅さを見透かされてしまう。チームをうまく率いるための最大のポイントは高度な理論を学ぶことでも、高度なテクニックを身につけることでもなく、あなたがチームの中をひたすら歩きまわって真剣にメンバー一人一人とコミュニケーションをとることなのだ


メンバーの誰を次のリーダーとして育てていけばいいか。私が次期リーダーを探すときに注目するのは以下のような点だ。1、想いがある 2、志が高い 3、人間を見る力がある 4、明るく元気 5、勝ち方を知っている(成功体験がある) 6、器の大きさ(自分の手柄に固執しない)これらの点に優れる人は若くてもリーダーに抜擢するべきだ。逆にキャリアの長さからリーダーに抜擢するのは、私は結果的にその人を苦しめるだけだと考えている。リーダーはやりたいことがあって責任をとれる人。


リーダーは偉ぶる必要はないので、メンバーや部下からノウハウを吸収することを恥じることはない。どんどんやればいい。ただし、リーダーはみんなを目標の実現に導く存在なのだから、教わりっぱなしではダメ。そこから考えをめぐらそう。教わったノウハウは目標に向かうための戦略にどう組み込めそうか


リーダーというのは別に偉い人なんかじゃない。本質的にはやりたいことがある人が手をあげてリーダーになればよく、手をあげた以上はやることに責任を持つ人であるべきだ。だから言いだしっぺでもあり責任者でもあるリーダーのほうから、他のメンバーに近づき、関係を深めて、全員でやりたいことの実現を目指すというのは至極当たり前のことなのだ。


リーダーはメンバーのプライベートからも目をそむけるな。生活習慣やその人にとって大切なものも十分につかんでいけ。たとえばメンバーがどこから通っているか頭に入っているか。仕事量は同じでも通勤の差で本人への負担は若干違ってくる。また、そのメンバーに恋人や家族はいるのか。チーム内にはいまは仕事だけに没頭したい人から、仕事も頑張るけれど好きな人との時間も大切にしたい人まで様々なタイプがいるはずだ。そこへの配慮ときには早く帰れるように促す気配りをしないと誰もが周囲に引きずられて過剰に働き、一見いいムードのようで実は多くの人が疲労しているといった事態になりかねない


リーダーはカリスマでなくてもよいと思っている。しかしそれは魅力的に見える人物になることを放棄しろということではない。あなたがリーダーとして成し遂げてきたことがあるなら、人の心をとろかすような立ち居振る舞いを努力で身につけろ。あなたは人をひきつけるような表情や空気を震わす動作というのをいままでどれほど意識してきただろうか。もっと深く、より濃密に、人と通じ合っていこうとする努力。その努力を怠らなかったものであってこそ、はじめて魅力的なリーダーへと成長していける


朝礼の席でも、あなたがみんなを呼び集めた席でもいい。ともかく褒めたい人については大勢の前でまずあなたがその人の取り組みを紹介し、そのうえでみんなで拍手喝采したり本人を持ちあげたりして身も心も舞いあがらせよう。本人は照れるだろうが、そうされて嬉しくないはずがないのだ。その演出によってメンバーが多くの人の称賛を浴びるようになればそれぞれが自分の仕事に一層誇りを持ってくれるようになる。そしてあなた自身はチームにヒーローを生みだすことが楽しくてたまらなくなっているはずだ。


第一にある仕事についてここまでなら失敗してもリーダーのあなたが責任をとれるという範囲を見極めること。第二にその範囲の中で好きなようにやってみろとメンバーに思い切って仕事を任せてみること。第三に本人が任務を成し遂げたらしっかりと褒めることだ。そうしてこそ仕事を任せられた側も自分で悩みながらも工夫を重ねるようになり、結果を出した時に自信をもってくれる。


メンバーを見守り続けること、人間を見ていくこと、それを面倒くさいと感じるならば、あなたはリーダーになどなるべきではない。だからこそリーダーは現場に降りてメンバーのすることを丹念に見つめなければならない。何度でも繰り返すが、椅子にふんぞり返っている暇などないのだ。


私がいまでもよく覚えているのは、若かったころの自分の社内プレゼンを当時の上司が絶賛してくれたことだ。それは上手くプレゼンしたところですぐに売り上げに結び付くものではなかったが、おかげで私は人前で話すことへの自信を深められたし、なにより自分の成長を見てくれている人がいるということに奮い立った。仕事へのやる気というのは、そうした手ごたえがあってこそ高まるのではないか


日本には沈黙は金、雄弁は銀という沈黙の素晴らしさを表した言葉がある。たしかに余計な話はしすぎないほうがよい。だが、みんなで目指す夢というのはどんなに語っても語りつくせぬほど大きな思いのはず。リーダーにとっては雄弁こそが至上なのである。


リーダーがあまりにも完璧にふるまうと空気がピンと張りつめ、周りが軽々しく発言しづらいムードになりやすい。だからリーダーはときにはボーっとしているところや、自分の弱みをあえて隠さずに周りに見せるといい。いくつもの顔をリーダーは自在に使い分けなければならず、引く手あまたの俳優になったつもりで、その舞台を存分に楽しんでほしい。


ゴールを目指す作戦を練る時、あなたが必ず余白を示すこと。たとえば10のことを決める必要があるなら、あなたが決めていいのは3ぐらいまで。残り7はあなたはどう思うかとメンバーから意見を募っていこう。大筋ですでに決まっているプランは、メンバーのやる気を損なうものだ。


ITによる伝達には情報を知識として瞬時に広められる利点があるものの、情報の感性や熱意はほとんど伝えられない。発信する情報にありったけの想いを乗せられるのはあくまでもアナログでの情報伝達なのだ。しかもアナログなら全員への呼びかけではチームの一体感を刺激し、個別の語りかけでは各々の心をくすぐる。といった具合にアプローチを変えることによってメンバーのさまざまな心の襞にビジョンをしみ込ませていける。


私たちが仕事をするのは業績や売り上げのためじゃない。すべての仕事には人をワクワクさせるような可能性が山ほど眠っていて、その可能性を感じさせる言葉に人は揺さぶられるのだ。自分たちのやろうとしていることでどんな素敵なことが起こるかを徹底的に考えよう。


ビジョンとはチームの将来像であり、自分たちがこれからどこに向かうのかをわかりやすく示したもの。その土台となるのは当然あなたがいまチームでやろうとしていること。現実させたいと思っていることだ。ビジョンはあなただけでなく全員にとって魅力的であること。あなたが高い志をもっていても、メンバーにその視点に立つことばかりを求めてはいけない。


チームに新しいメンバーを迎えたいときは、自分だけでは判断しない。必ずその人を客観的に見れる他のメンバーの判断を仰ぐこと。新メンバー候補が見つかったら、現チームの中心的な存在であるメンバーたちにもまず意見を求める。そこで多くのメンバーの反応が薄いようなら、ひとまずチームに招くのは見送ろう。目指すのは一人一人が互いを認め合って力を発揮していくチーム


あなたが気心の知れた友人をチームに迎えるときはくれぐれも注意してほしい。チームにはあなたと違った視点を持ち、あなたとの距離感もそれぞれ異なる様々な人が集まっている。そうしたチームの中にあなたが信頼もすれば相談もしやすい友人を無条件で入れたらどうなるか。実は私は過去にそれに近い事をしてしまったことがあった。結果はと言えば、チームは確実に割れる。自分にとって頼もしい人が、必ずしも他のメンバーにとってもそうであるとは限らないからだ。


リーダーはその権限をもとに候補者にチーム員になることを「命じる」こともできるだろう。だがそれではメンバーはあなたに従うだけで、みずからは動いてくれない。そんな表面的なチームのなんとつまらないことか!理想は必要なメンバーから「手伝いたい」という言葉が出ることだ。まずあなたの方からメンバーのもとに降りていき、その人に何を求めたいのかを一から真剣に語る必要がある。


職場や仕事の現場を歩きまわり、人とコミュニケーションをとる中で「ここは何かが欠けているかもしれない」といかに気づいていけるかどうか。そうしたあらゆる「隙間」を察知していく完成も、リーダーには不可欠だ。メンバーとなる人の「隙間」を他の人とのコラボレーションでうまく埋めていくのもリーダーの仕事だ。
(藤巻幸夫、ふじまきゆきお、複数の企業のアパレルのバイヤーを歴任しブランドを立ち上げる)


「できる人」についてはプラス面だけでなくマイナス面も考えろ。逆に「まだ力不足」と感じている人については、マイナス面だけにとらわれず、プラス面まであぶりだせ。何事においても完璧な人などいないのだ。しかも、多くの人はその欠けている部分の影響で、その人ならではの持ち味まで押し殺されてしまう。
(藤巻幸夫、ふじまきゆきお、複数の企業のアパレルのバイヤーを歴任しブランドを立ち上げる)


実務面だけをとらえれば、なにごとも効率だけを重視してチームを組めばよさそうなものだが、そんなチームがベストだと感じる人が、果たしてどれだけいるだろう?たとえば、能力はそこそこだがその人がいるだけで場がなごんでしまうタイプの人。能天気と言われながらも実は気配りの達人で、周りを仕切るのがうまい人。世の中にはそんな人が大勢いて、そうした個性的なメンバーが化学反応を起こすと、何とも魅力的なチームを作り出す。
(藤巻幸夫、ふじまきゆきお、複数の企業のアパレルのバイヤーを歴任しブランドを立ち上げる)


メンバー同士の壁を突き崩し、人と人とを結び付けてこそリーダーだ。ともかく楽な方に逃げず、能力的にも性格的にも多彩なチームを目指そう。そんな人たちが、あなたの努力も実って互いに理解し合うようになったら、チームのポテンシャルはもはや天井知らず。多面的に意見を出しあい、それをさらに多面的に検証することでチームは極めてパワフルになる。(藤巻幸夫、ふじまきゆきお、複数の企業のアパレルのバイヤーを歴任しブランドを立ち上げる)


チームメンバーの相性は確かに大事。が、同じような思考や価値観を持った人ばかり集めて仕事をしやすいチームにすると、案外桁外れのパワーは生まれにくくなる。最強チームを目指すなら、互いに衝突することだってあり得る多様なバックグラウンドを持つ人たちを臆せず束ねていこう。
(藤巻幸夫、ふじまきゆきお、複数の企業のアパレルのバイヤーを歴任しブランドを立ち上げる)


リーダーの船出には向かい風がつきもの。組織の中で新しい事を試みようとする人が周りから叩かれるのは良くある話だ。とくに経営も順調な組織ではあなたが想いを語って動き出そうとしても余計なことをするなと必ず反発されることだろう。そんな場合は想いを引っ込めて機会をうかがうべきだろうか?いやそれは断じて違う。どんな組織でも、あなたがリーダーであるなら「いつでも変革の波を起こしていく」という気概を持ってほしい(藤巻幸夫、ふじまきゆきお、複数の企業のアパレルのバイヤーを歴任しブランドを立ち上げる)


想いをみんなに切り出すことは大事だ。しかし、その想いを実現していく実行力なしに、どうしてリーダーが務まるのだ?立場や経験など関係ない。あなたがリーダーになるなら、ゴールに向かうまでのイメージをまず自分自身で描くことが大切だ。(藤巻幸夫、ふじまきゆきお、複数の企業のアパレルのバイヤーを歴任しブランドを立ち上げる)


人間が3人以上集まれば、それはもうチームであり、そのチームで何かを始めるときには必ずリーダーを必要とする。たとえば子供たちが遊ぶ時は誰かが「野球しよう」などとやるべきことを決めなければならない。ものごとがとどこおりなく進むようチームをまとめることがリーダーの仕事と思っている人もいるかもしれない。むしろそれは管理者(マネジャー)の仕事だ(藤巻幸夫、ふじまきゆきお、複数の企業のアパレルのバイヤーを歴任しブランドを立ち上げる)


人間の心はシステムやルールだけでは絶対に動かせない。志や人間力なしにチームの火が付くことなどありえない。リーダーになるあなたにはその点を強く胸に刻んでほしい。リーダーに欠かせないのは志。だからあなたが「これを実現させたい!」と強い思いを持つならば、リーダーとしての最大の素養を手にしていることになる。その思いをけして枯らさぬよう大切に持ち続けてほしい。(藤巻幸夫、ふじまきゆきお、複数の企業のアパレルのバイヤーを歴任しブランドを立ち上げる)


会話の上達はとにかく場数を踏むこと。うまくやろうなんて考えなくていい。失敗して笑われてナンボのものと開き直って、とにかく数をこなす。そうすれば、どんな人間も学習能力はあるので、必ずうまく話せるようになる。


会話において極めて重要なことは、「投げられたボールは必ず投げ返す」ということ。先日、居酒屋で飲んでいると、隣のテーブルの話が聞くとはなしに聞こえてきた。「ゴルフはやりますか?」「やりません」「……」と会話が続かず、し-んとなってしまった。気になったので、相手がトイレに立った隙にそれとなく聞いてみたところ、ゴルフの話題を持ち出した人は「実は先週、ホールインワンしましてね……」と、照れ笑いを浮かべながら告白してくれたのである。惜しいじゃないか。会話が続いていたら、「えっ、ホールインワンですか!」となり、その場は大いに盛り上がったはずなのだ。だから、たとえゴルフをやらず、興味も知識もない場合も「一度やってみたいのですが、きっかけがなくて。ゴルフ、お上手なんですか?」と、会話を続けていくべきなのだ。


会話で相手を褒めることが大切。褒めるのはペンや名刺入れといった持ち物だっていい。「そのペン書きやすそうですね。どこで買ったのですか」「実はもらいものなんです」「ほお、どなたから?」「息子がこの前イタリアに旅行に行って、そのときの土産なんですよ」「そうでしたか。息子さん、なかなかいいセンスをしていらっしゃる」ペンひとつからでも、こうやって話は膨らんでいくのである。


会話では、相手を褒めることを常に意識するといい。アメリカの心理学者、マズローによる有名な欲求段階説によれば、究極の欲求が自己実現で、その次が承認欲求となっている。つまり、誰だって認められると嬉しいのだ。


上手く話せるようになるには、日頃からあらゆることに好奇心を持ち、雑学を仕込んでおくことだ。例え浅くても知識や情報が少しでもあれば、どんな話を振られても、とりあえず話をつなぐことはできるからだ。


コミュニケーションテクニックを「盗む」対象は、必ずしもプロである必要はない。たとえば合コンの席で、話かうまくてあっという間に女の子たちの注目を集めてしまうヤツがいたら、腹の中は穏やかではなくても、ひとまずそれは抑えて、彼が何の話をしたとき座が盛り上がったか、あるいは女性陣から笑いが起きたときの彼の話し方などを、こっそり箸袋の裏にでもメモしておく。そして、家に帰ってからそれを研究し、同じようにできるようになるまで練習するのだ。


話し方はお笑い芸人から学ぶといい。餅は餅屋というように、彼ら話芸のプロは確かな技術を持っている。それを盗んで自分のものにするのだ。私も若い頃は演芸場にずいぶん通った。とくに役立ったのが落語の「間」。この間の取り方を覚えると、トークの質は格段に上がる。


共通点があると目線の高さが同じになるので、相手も心を開きやすくなる。若い部下と意思疎通が上手くいかないと悩んでいるなら、試しに人気アイドルの音楽を聴いてみたらどうだろう。上司がアイドルについて語れるとわかれば、部下の方から話しかけてくるはずである。


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