藤巻健史の名言 一覧

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藤巻健史のプロフィール

藤巻健史、ふじまき・たけし。債権・為替・株式トレーダー、実業家、経済評論家、政治家。東京出身。一橋大学商学部卒業後、三井信託銀行に入行。ロンドン支店勤務、ノースウエスタン大学大学院でMBAを取得、JPモルガン銀行に転職。同銀行の為替部長・東京支店長などを務めたのち、ジョージ・ソロスのアドバイザーを務めた。そのほか参議院議員などを務めた。

誰もが外資系企業で成功できるとは限らない。成功するためには、自分の専門分野を徹底的に勉強し、その道のプロになることが大切だ。


教養と言っても、西洋のモノマネをすればいいわけではない。むしろ自国を深く知ることこそ、世界に通用する「教養」となる。


欠点は恥ずべき事ではない。自分の欠点を長所に変えれば、どんな厳しい時代でも自分の生きる道を切り拓けるはずだ。


自分の長所だけでなく、欠点を生かす視点を持つことが大切。


何の準備もせずリスクを取るのは単なるギャンブラーです。勉強をし、努力をし、そのうえでリスクを恐れず挑戦するからこそ、チャンスをつかめる。


リスクを取るのは、早ければ早いほどいい。


面白い人生を送りたいのなら、取るべきリスクは取るしかない。


これは自分の仕事の哲学でもあるのですが、「大きなリスクを取らなければ大きなリターンはない」ということ。


一番よくないのは、周りの人に流されてしまうことです。これは人生でもディーリングでも、個人の資産運用でも同じ。むしろ見るべきは長期的、総合的な視点で大きな流れをつかむこと。それさえできれば、そう大きな失敗はしないはずです。


「プロのディーラーになるには血反吐を3回吐け」と部下によく言っていました。どんな分野でも、苦しい思いをしなかったらプロになれないし、苦しいことに耐えられる人でなければ成功しない。また、最初は弱くても、耐えることによって鍛えられることもある。心が折れてモチベーションがなくなってしまうような挫折や困難は、自分にとって必要なモノ。そう考えれば力が湧いてくると思います。


モルガンで採用担当をしていたとき、「将来おまえが使いたい人間を採れ」とボスに言われました。そのときに私が決めた採用基準は、スポーツなどで勝利した実績がある人でした。そして、ここが大事なのですが、ただ勝っただけでなく、一回挫折して勝ち上がった経験を持っていること。面接ではよく「あなたの実績と挫折の経験を話してください」と質問しました。


私は1950年生まれで、日本がそれほど豊かではない時代に育ちました。そのため、大学を出て社会に出た当時、「会社を辞めたら食えない」という危機感がまだリアルにあったのです。必死に仕事にしがみつく必要があったので、やりがいだのモチベーションだのといっていられません。やはりいまは豊かになりすぎて、「働くというのは食べるためだ」という基本が忘れられがちになっている。やりがいを求めるのは悪いことではないでしょうが、それがかえって、いまの若い人を苦しめている部分もあるんじゃないですか。「食べるためだ」ときちんと認識していれば、頑張れるものですよ。


私は話も下手だし、入づきあいも苦手です。でも、大学を出て三井信託銀行に入り、営業マンとして2年間死ぬ気でがんばってトップセールスになりました。当初は「何で俺がカネ集めなんか」「こんなことをするために銀行に入ったんじゃない」と思いましたよ。でも、新入社員のときはたとえ嫌な仕事でもがむしゃらにやるべきです。働くのは食べるためなんですから。極端にいえば、つまらない仕事をするからお金を貰えるんであって、楽しいことをやりたいならお金を払え、ということです。


よく「ポジションが人をつくる」といいますが、それはモチベーションについても同じです。みんなに頼られる立場になれば、それまでは精神的に弱かった人も、意欲的になってくるものです。だから私はこれまで、部下には口を酸っぱくして「仕事ではプロになれ」といってきたのです。プロになることは、モチベーションを高める前提といえるでしょう。


何よりもまず、自分の仕事においてプロであることが大切です。仕事はできるだけひとつの分野を深くやること。その道を極めて、いい仕事ができるようになれば、周りの人からリスペクトされますし、「何かわからないことがあればあの人に聞こう」と頼られるでしょう。人に頼られると「これは頑張らなければならない」と、モチベーションが湧いてくるわけです。


大局観を身につける方法としては、さまざまな立場からの意見を聞くことでしょうね。たとえば、私の意見だけではバイアスがかかっているかもしれませんから、いろいろな論者にあたってみること。とくに財政に関しては、新聞記事だけでもいいからどんな見方があるのか押さえておく。そのうえで、自分が納得できる大局観を描いておきましょう。「将来どうなるか」を自分なりに掴んでおくのです。そういう認識がないと、根本的にモチベーションは湧かない。細かいモチベーション維持のノウハウを考えるのはその後でいいと思います。


極的な資産運用とは「今後、強くなる国は、どこか」を見極められるかどうかの勝負なのである。日本だけで運用を考えている人は、後塵を拝することになる。


国際分散投資は2つの観点から重要である。ひとつは、自分の人生をヘッジする点。そして第2は、自分の財産を積極的に運用する点である。


リスクシナリオにとらわれた日本人だけ、世界の資産価格高騰相場に乗り遅れたのだ。リスクシナリオとは起こる確率が低いからリスクシナリオという。資産運用に関しては、そのリスクシナリオに捉われすぎず、メインシナリオに基づいた意思決定を行うことが重要だ。


キャリートレードなど存在しない。したがってキャリートレードの解消などありえない。


モルガン銀行勤務時代は、私の発言でいつもマーケットが動き『私の発言力ってすごいんだな』と思っていた。しかし、モルガン辞めて7年目にしてやっとわかった。マーケットが聞いていたのは私の発言ではなく、モルガンの金のささやきだった。モルガンで大きな金を動かしていたからこそ私の相場観を聞いてくれたのだ。動かす金を持っていない今は、誰も聞いてくれない。世の中、口じゃ動かない。世の中、金で動くのだ。


私の英語は上手ではありませんが、全世界のスタッフが耳を傾けてくれました。仕事で実績をあげていれば、多少英語が下手でも話を聞いてもらえるんです。


私は話すのが下手で、いまでも結婚式のスピーチなどはド下手くそであるが、「ならば機械を見ている仕事がいいや」とディーラーに転身したことで、自分に合った仕事が見つかった。


私はモルガン銀行で巨額のお金を動かすディーラーをしていたが、ときには自殺してもおかしくないほどのプレッシャーを受けていた。それでも長続きし、成功できたのは、私が忘れっぽいから。大失敗してもコロッと忘れてしまうから、メンタルをやられずに済んだのだ。


外国では、どんなに仕事ができても、自国の歴史と文化が話せない人は尊敬されない。どこそこの何年のワインがおいしい、といった話は最低限できなくてはならず、日本人のようにゴルフの話しかできないのは論外だ。モルガン銀行では本社に出張すると夜のパーティーがあったのだが、これがつらくてつらくて仕方なかった。夜の8時ぐらいから朝の2時ぐらいまで行なわれるのだが、そこでの話題といったら、歴史や文化、哲学の話ばかり。何も話せない私は、恥ずかしい思いをしたものだ。


プロフェッショナルになるのは、どんな分野でも構わない。先日、片づけのスペシャリストである近藤麻理恵さんが、『TIME』誌で「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。片づけも極めれば、世界で注目される。


海外や外資系企業では、「なんでもそこそこできる」というゼネラリストは認められない。「この分野では誰にも負けない」というスペシャリストだけが、非常に高い評価を得られる。


外国人と仕事をする際には英語力が必須だが、外資系企業で外国人と一緒に働いていれば、自然とこなせるようになる。私のように、中学のとき英語の成績が学年で下から20位以下だった人間でも、である。


もしあなたが日本国内でずっと仕事をしているのであれば、手始めに「自分の肌で、世界の国々の活気に触れてくる」ことを勧めたい。できれば留学が望ましいが、視察旅行でも良いだろう。すると、世界はチャンスに満ち溢れていることや、自分よりはるかに能力の高い人たちの存在に気づき、仕事に対するモチベーションが高まるはずだ。


今から取り組んでおくべきことは、自分自身の市場価値を高めておくこと。仮にインフレで資産を失ったとしても、どの企業も欲しがるような人材になっておけば、すぐに立ち直ることができる。


日本人は、自分が思っている以上に優秀です。私は留学してむしろ、「欧米人はこんなものか」と、海外コンプレックスがなくなりました。海外嫌いの私が言うのも何ですが、ぜひ、日本を外からの視点で見てみてください。きっと、自分に自信が持てるようになるはずです。


伝説のディーラーと呼ばれるほど活躍できた要因のひとつは間違いなく、「早めにリスクを取った」からです。今でこそディーラーの世界にはトップクラスのエリートが入ってきますが、当時はそれほどではなかった。先に業界に入ったからこそ、私はあとから来たエリートたちに勝つことができたのです。


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