萩本博幸の名言 一覧

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萩本博幸のプロフィール

萩本博幸、はぎもと・ひろゆき。日本の経営者。多摩川精機会長。東京都生まれ。東京工業大学大学院博士課程を修了し博士号取得。卒業後、父の創業した多摩川精機に入社。常務、副社長を経て社長・会長。長野県テクノ財団の理事長なども務めた人物。

人材は「人財」。素「材」を教育して一人前にすることで「財」産となる。会社が費用を負担して、何人かの社員を大学院で学ばせ、工学などの博士号を取得させている。


成果を出そうと慌ててはいけない。工業は農業に似ている。土を耕し、種をまき、そして収穫がある。土は人材、種はアイデアだ。


製造業というのは、コスト削減でも開発でもいいですが、製品に対して徹底的にこだわらなければならないと思います。というより、製品にこだわる力が、製造業の強さのバロメーターだと私は信じています。


長期的なプランを立てて実行するには、経営もそれに沿っていなければなりません。当社は完全に終身雇用で、しかも65歳まで働ける環境を作ってきました。


株式の上場は何度も勧められましたが、絶対にしません。なぜなら、上場とは会社を商品にすることだからです。経営者が会社という商品の価値にこだわり始めると、製品開発に向かう力が必然的に削られてしまいます。会社の全精力を製品に向ける。このことが製造業にとって最も大切だと思います。


技術の連続性は極めて重要です。一歩一歩の歩みは小さいかもしれませんが、長い時間の中で、確実に技術が蓄積されライバルとの差がついていきます。この仕組み(好不況問わず5年ごとに新しい技術者を雇い技術継承し、前の世代より一歩進んだ技術開発を行う仕組み)を続けられれば、製造業における中国の台頭は決して怖くありません。


当社は航空宇宙や防衛産業向けの製品が中心なので、技術開発とその連続性には強いこだわりを持ってきました。たとえば、技術の連続性ではある製品や技術について約5年ごとに次の技術者を雇い育てています。好不況の波が激しくても、このペースだけは絶対に曲げていません。こうすれば、先輩の技術をもとに一段高い技術目標を持って開発ができ、また次の次の世代はもう一段高い技術目標にチャレンジできます。研究開発型の企業にとっては、この技術の連続性は極めて重要です。


父(萩本博市氏)は元々「昭和恐慌に苦しむ地元に精密機械工業を」との思いで創業し、飯田市にも工場を建てた。本社移転は、バブルが崩壊した際に「生まれ故郷を中心にやろう」と考えたからだ。安易に海外移転しなかったのは、今でもものづくりの観点から良かったと思う。


賃金が安いからと言って生産拠点を海外に移転すると、国内の開発部門が生産の状況を把握しにくくなる。賃金は高くとも、海外で出来ないものを日本、飯田で作って競争できるようにしないといけない。そのために技術者の育成が重要だ。


トヨタのハイブリット車プリウスの発電機とモーターに使われている角度検出器は、当社が独占的に供給していてライバルがありません。トヨタは初め、これの自作を試みたようですが、上手くいかなかったみたいで、当社が全品供給することになりました。そうしたら、ホンダや米国のGMなどへ行って、トヨタが当社の製品を使っていますと宣伝して来いというのです。普通なら中核部品を他社へ出すなと言うはずですが、逆なんです。トヨタが作れない以上、世界中のメーカーが当社の製品を使った方がコストが下がるだろうというわけです。トヨタの徹底したコスト追求の精神には驚かされました。


お前の会社をもっと宣伝しろと言われているんです。多摩川精機は未上場だし、衛星やミサイル、魚雷など航空宇宙・防衛産業向けの電子機器を作っている会社で世間にはあまり知られていないから、ちゃんと宣伝しないと製品を使ってもらえないぞって。


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