荻原健司の名言 一覧

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荻原健司のプロフィール

荻原健司、おぎわら・けんじ。日本のスキー・ノルディック複合元選手、指導者、政治家。群馬県出身。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。アルベールビル五輪、リレハンメル五輪ノルディック複合団体でそれぞれ金メダルを獲得。長野五輪で日本選手団主将を務めた。引退後、衆議院議員、経済産業大臣政務官を経て北野建設スキー部部長として後進の育成にあたった。

「競技を続ける理由」が明確になれば、選手に「主体性」や「責任」が生まれます。それが、厳しい練習や逆境を乗り越える動力になる。


結果を残す姿を見せれば、多くの人が「僕も仕事を頑張ろう」と勇気づけられ、子供たちは「あんな選手になりたい」と夢を持つ。それがトップアスリートだからできる社会貢献でもある。


まず、指導者と選手の信頼関係が重要だと考えました。気をつけたのは、「私の考えや方針をしっかり伝え続ける」こと。選手にしてみれば、荻原という指導者がどんな考えで北野建設に戻り、どんな方針で指導をするのか知りたいはず。だから私は就任直後も今も、言い方は違えど一貫して、同じメッセージを伝え続けています。「私は君たちに結果を求めない。ただし、なぜスキー選手という職業に就いたのかを考えなさい」と。


引退後、「若者に激励する話をしてください」という依頼が増え、全国各地で講演していました。でもそのうち、「若者に頑張れ! と言いっぱなしなのは無責任じゃないか……」と思い始めた。「ただ『頑張れ!』とメッセージを送っているだけの自分は、一体何ができるのだろう」。そう考えた時、彼らが頑張れる環境を作ることではないかと思ったんです。


指導者の私がいなくても、選手自らの力で成長しようとする状態に育てることが理想。私は彼らのために一生懸命、動こうと思います。「わあ、このおじさん、僕たちのために必死になってくれているな」と感じてもらえれば、自ら成長しようと思ってくれるのではないでしょうか。


自我を明確に持っている選手たちの「自分を認めてもらいたい」という承認欲求に応えることが、指導者の役目だとも思うんです。認めて褒めてあげることが、やる気を引き出す「自己肯定感」を育むと思います。


指導者がメダルを獲らせようと情熱を傾けても、選手自身が「何が何でもメダルを独りたい」と思わなければダメなんですよ。その気持ちをもっと強め、長く維持させるためにどう指導すべきかを、常々考えています。


メダル稚得が厳しくても、やっぱりあきらめたくない。前に進みたい。そんなふうに改めて自分の気持ちに正直になった時、「人の期待に応えるのはもうやめた。僕のことは放っておいてほしい。自分のためにやらせてもらう」と決めました。誰のためでもなく、自分のために競技をすれば、一時は嫌いになったスキーを、もう一度好きになれるとも思った。


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