草開千仁の名言 一覧

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草開千仁のプロフィール

草開千仁、くさびらき・ちひと。日本の経営者。気象予報会社「ウェザーニューズ」社長。東京出身。青山学院大学理工学部物理学科卒業後、ウェザーニューズに入社。営業本部CSS事業部長、営業総本部航空事業部長、防災・航空事業本部長、取締役、常務取締役、副社長などを経て社長に就任。

前人未到の事業だったからこそ会社を大きくできた。


楽しみながらやっている時に人は最大の力を発揮する。すると、結果はおのずと付いてくる。


いつまでも昔のように気象庁と張り合ってばかりではいけない。喧嘩するよりも、お互いを高めていくための議論をする時期に来ているんじゃないかと思っています。


今年の夏は週末に何度も台風が来て対応に追われましたが、「休みが取れずに大変だった」とは口が裂けても言えません。24時間365日の運営をやり抜くには愚直さが必要です。台風の時に「今こそ俺の出番だ」と思える人であれば、とても楽しめる仕事です。


結局は「飛行機が飛べるかどうか」というお客さんの質問に「大丈夫だと思います」と自信を持って言えるかどうかです。そのための知識と、データの追跡が必要になるわけですね。


今の当社に求められているのは、予測の精度を自慢することではありません。サポーター(一般の情報提供者)に感謝し、技術を高める努力をすることです。


約700人の社員がいますが、そのうち海外が100人程度です。現地のスタッフに加え、日本の留学生も積極的に活用しています。新卒で採用して5年くらい働いてもらった後に、中国や韓国などの本国に赴任してもらうパターンです。日本の文化も理解している人が現地でトップを務めています。


気象は地球規模で見るとバランスするものです。今夏の日本は酷暑でしたが、ロシア北西部は冷夏でした。技術的には天候をある程度コントロールできる可能性はあると思います。ただ、個人的に絶対やるべきではないと思います。どこかにツケが回るはずです。実際、北京五輪で天候を変えようとしたために、中国西部では大豪雨になったと言われています。ビジネスとしてどれだけ可能性があっても、やってはいけないことだと考えています。


今年1月14日に関東地方を襲った大雪を、気象庁は予測できませんでしたが、当社は的中させました。これはサポーター(一般の情報提供者)のおかげでした。雪の情報を観測できる気象庁のポイントは、関東に十数カ所しかありません。積雪量は地形や風などで大きく変わってくるので、関東の十数カ所で全体を予測することは難しい。一方、我々の場合、雪ともなれば関東だけで1日当たり25万件の情報が寄せられます。どこにどれだけの積雪があるのか。密度の濃い情報があれば、予測に役立つのです。


一般の方々から提供された情報を気象予測に活用すべきかどうかでは、社内でも葛藤がありました。「素人の情報なんて当てにならない」という見方をする派閥と、「これからはそうした情報に耳を傾けるべき」という派閥に分かれたのです。しかし決断しました。気象の世界を開放しようと。私も以前はレーダーなどの情報がすべてだという考え方でしたが、実際には降り始めたという情報が非常に重要なのです。そうして一般の方からの情報を予測に反映しようという考え方に完全に切り替えました。気象業界の常識に反するものでしたが、インターネット文化がこうした変化を可能にしたと言えるでしょう。


2003年にNTTドコモさんのiモード向けに開始した、桜の開花予測を提供し始めたときのことです。開花予想は天気予報以上に難しい。ユーザーから「予報と違う」との声が、証拠写真と併せてどんどん送られてくるのです。それをホームページで公開したところ、いつの間にかそのリアルタイムの情報が、我々の予測情報と同じくらいのページビューになったのです。最初は正直、「わざわざ送ってこなくていいよ」と感じていました。しかし、予測も重要だけど、いまどうなっているかという情報がすごく有効な情報だということに気づいたんです。これは台風の予測でも同じで、試してみるとサポーター(一般の情報提供者)からたくさんの情報が届くのです。


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