茂木克己の名言 一覧

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茂木克己のプロフィール

茂木克己、もぎ・かつき。キッコーマン社長。慶應大学法学部卒業後、大日本麦酒に入社。当時の取締役茂木順三郎の養子となり、野田醤油(現:キッコーマン)に転じる。取締役、常務、副社長を経て社長、相談役。醤油業界最大大手にまで発展させ、積極的な多角化、国際化を推進した

私が「任せて任さず、和して同せず」を座右の銘にしているのは、会社というものが決して個人の力で動くものではなく、いろいろな人間がそれぞれの立場で考え、行動することによって成り立っていると信じているからです。社長一人がいくら頑張っても、人間の能力には限界がある。あれもこれもと自分で抱え込んでいたら、かえって組織が円滑に動かなくなる場合も多い。


企業という人間の集団には和が大切なことは言うまでもありません。しかし、和を尊ぶあまり、個性を摘んでしまったのでは、組織が沈滞化してきます。業務にあった個性や能力を生かしながらチームワークづくりをするのもまた、上に立つ人間の役目だと考える。


成功のあいうえお・カキクケコ
 あ(諦めない)
 い(威張らない)
 う(裏切らない)
 え(えこひいきしない)
 お(驕らない)
 カ(感謝を忘れるな)
 キ(協力者の立場を尊重せよ)
 ク(苦労は進んで担え)
 ケ(健康に注意せよ)
 コ(公共のために尽くせ)


私はキッコーマンの品質を守るために、毎朝、利き酒ならぬ利き醤油をします。市場に出る商品を自分の目で見、舌で味わうことは製造業に携わる者の責任だと思うからです。庶民の味を守るためには、庶民でなければいけません。社長が雲の上の人になってしまって、社業の最前線が見えなくなったのでは失格です。


醤油という日本の伝統的な味が、アメリカやヨーロッパで広く愛用され始めた反面、これらの国々のオリジナルな食味も次々と日本に入ってきています。私たちは食という人間の本能を通じて、インターナショナルな交流を行っているのです。国際性、そして科学的指向が、この時代の経営者である私に与えられた課題です。


時代に適した業態を考え、商品を開発し、会社をより良い方向へ導いていくことが、トップの務めであり、代々の経営者に課せられた役目です。当社ではすでに昭和30年代から多角化、国際化戦略を展開し、超しょうゆ路線や海外工場の建設などを行っている。また、社内に醸造科学研究所や、食品開発研究所、生物化学研究所を作り、21世紀へ向けた新しいライフサイエンスの提案にも力を入れています。


人間やる気が起こると、それまで眠っていた能力にも火がついて、思いがけない力を発揮します。こうした人間が増えることによって、企業が活性化されるのです。


上司から部下へ、そしてそのまた下の人へと権限が移譲され、それぞれの人が自分の持ち場に適した能力を発揮することで、企業の組織力が生きてきます。トップはそのための交通整理をすればよいのです。もちろん、権限は部下に委譲しても、責任は常にトップにあります。「君に任せるけど、あとは知らんよ」では、部下が怖気づきます。反対に「後は引き受けるから、君の判断でやりたまえ」と言われれば、勇気百倍になります。またそのほうが、熱心に相談に来たり、経過報告に来る回数も多くなってきます。


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