芥川龍之介の名言 一覧

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芥川龍之介のプロフィール

芥川龍之介、あくたがわ・りゅうのすけ。日本の小説家。短編小説に優れ『芋粥』『藪の中』『地獄変』『歯車』『蜘蛛の糸』『羅生門』『鼻』『河童』『杜子春』そのほか多数の名作を残した。文藝春秋社の芥川賞は死後8年目に親友の菊池寛が創設した。東京大学英文科卒。大学在学中から同人誌新思潮を発行し文筆活動を行った。

古来賭博に熱中した厭世主義者のないことは、いかに賭博の人生に酷似しているかを示すものである。


強者は道徳を蹂躙するであろう。弱者はまた道徳に愛撫されるであろう。道徳の迫害を受けるものは常に強弱の中間者である。


正義は武器に似たものである。武器は金を出しさえすれば、敵にも味方にも買われるであろう。正義も理屈をつけさえすれば、敵にも味方にも買われるものである。


人生はひと箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わなければ危険である。


あらゆる社交はおのずから虚偽を必要とするものである。最も賢い処世術は、社会的因習を軽蔑しながら、しかも社会的因習と矛盾せぬ生活をすることである。最も賢い生活は、一時代の習慣を軽蔑しながら、しかもそのまた習慣を少しも破らないように暮らすことである。


我々の生活に必要な思想は三千年前に尽きたかもしれない。我々はただ古い薪に新しい炎を加えるだけであろう。


天才とは、わずかに我々と一歩を隔てた者のことである。天才の悲劇は、こじんまりとした居心地の良い名声を与えられることである。


阿呆はいつも、彼以外の者を阿呆であると信じている。


芸術のための芸術は、一歩を転ずれば芸術遊戯説に墜ちる。人生のための芸術は、一歩を転ずれば芸術功利説に堕ちる。


軍人の誇りとするものは、小児の玩具に似ている。なぜ軍人は酒にも酔わずに、勲章を下げて歩かれるのであろう。


懐疑主義者もひとつの信念の上に、疑うことを疑はぬという信念の上に立つ者である。


私は不幸にも知っている。時には嘘によるほか語られぬ真実もあることを。


人生は常に複雑である。複雑なる人生を簡単にするものは、暴力よりほかにあるはずはない。


矜誇、愛欲、疑惑、あらゆる罪は三千年来、この三者から発している。同時にまた、おそらくはあらゆる徳も。【覚書き|矜誇(きんこ)=自分の能力を誇る気持ち】


運命は偶然よりも必然である。運命は性格の中にあるという言葉は決して等閑に生まれたものではない。
【覚書き|等閑(とうかん)いいかげん】


人間の心には、互いに矛盾したふたつの感情がある。誰でも他人の不幸に同情しないものはない。ところが、その不幸を切り抜けてよくなると、なんとなく物足りなくて、少し誇張して言えば、もう一度同じ不幸に陥れてみたいような気持になる。


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