臼井由妃の名言 一覧

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臼井由妃のプロフィール

臼井由妃、うすい・ゆき。日本の経営者、健康医科学博士、発明家。健康プラザコーワ代表取締役。東京出身。東京家政学院短期大学家政学部卒業後、様々な職業を経験したのち、33歳年上の男性と結婚。病気で一線を退いた夫の代わりに健康器具販売会社経営に取り組む。健康医科学博士号、MBA、理学博士を取得し、社長に転身。5年で売上100億円を達成した。日本テレビ系のマネーの虎に出資者側として出演した。主な著書に『1週間は金曜日から始めなさい 仕事と人生が楽しくなる時間活用術』『8割捨てたら仕事は9割うまくいく』『仕事の8割は人に任せなさい! 』など。

人は自分の話をきちんと聞いてくれた人のことは好ましく思います。ですから、結果として引き受けるときも断るときも、好意を前提にしたコミュニケーションを絶やしてはならないのです。


仕事はチームでするものです。そして組織のリーダーであれば、リーダーにふさわしい重要な仕事に集中しなければなりません。仕事のおよそ8割については「やらない」、すなわち人に任せるべきだというのが私の持論です。


人との細い糸のようなつながりを大切にたくさん持ち続けることが成功へのカギだと思います。それこそ、本当の意味で人を大切にするということです。


外部へ仕事を発注するとき、「おたくは料金が安いから」だけでなく、「仕事が丁寧で安心できる」と一言添えれば、相手は意気に感じて頑張ってくれるでしょう。人は誰でも頼りにされることが好きなのです。


整理整頓で最初に手をつけるといいのは、デスクまわりです。そもそも探し物に時間を取られているようでは、ビジネスマンとして失格です。必要書類などの収納場所を外出先から電話で明確に指示することができたら理想的です。


ときに緊張や心労を伴いますが、自分より能力や力量が高い人たちと交わることが成長には欠かせません。ですから、冷たいようですが、慣れあった関係は仕事においては解消する方がいい場合があるのです。


相手の立場を理解しつつ断ることが大事だと思います。肝要なのは、どのような相手とのつながりを完全に遮断するような断り方をしてはいけない、ということです。


現実には日程に選択の余地がないこともしばしばです。しかし、調整が可能なら、時間の手綱は自分で握るようにすべきです。時間の手綱を自らが握ることで、相手のある仕事を自分の裁量で調整できる仕事に変えることができるということです。そうなれば、効率的なスケジュールづくりを進めればいいのです。


どんなに小さな組織であっても、リーダーたるものは常にメンバーの個性を把握しておかなければいけません。何が得手で何が苦手か、何を言われると喜ぶかということを、漠然とでいいから日ごろから注意して見ておくのです。


近ごろ目立つのは、完璧な仕上げを目指すあまり、堂々巡りをしているというケースです。こういう完璧主義の部下には「100%の出来で持ってこなくてもいいからね」と言うことにしています。プレッシャーを取り除き、気軽にやってもらった方が上手くいくからです。内心では7割の完成度でいいと思っています。


仕事上マイナスになる人間関係なら捨てた方がいいでしょう。マイナスになるとは、そのつながりを持っているために自分の評価が下がってしまうというものです。たとえば、居心地がいい、気心が知れているからという理由で付き合いを続けるのは、プライベートならともかく、事仕事においては自分の成長を阻害する要因になります。


情報に関しては、とくに今日、変化のスピードが速いことに留意しなければなりません。情報収集に時間をかけているうちに、更新や改善が進み、場合によっては古い情報は無用になってしまうのです。ですから、メモやファイリング、記事のスクラップなどに時間をかけるのは無駄であると思っています。私は最初から8割を捨てるつもりで情報収集しています。


効率的に時間を使うには、「捨てる」ことも重要です。私は人からの頼まれごとでパンクしそうになっているときに、8秒ルールと呼ぶ自分なりの規則を決めました。たとえば、仕事に関して必要な情報が入ってきたとき、その情報が「MOST(最大限に必要)」か「MUST(絶対必要)」である場合、瞬時に判断して取りおきます。それ以外は、「アクティブに行動しないと成果は出ない」「抱えているものが多いと成果は出ない」「アクティブになるには捨てるしかない」と呪文を唱えて8秒以内に捨てるのです。


会社再建に奮闘していたころ、私は意識的に「成果を出しつつ輝き続けている人」を観察してみたところ、この人たちは整理整頓が上手だということに気が付きました。整理とは捨てること、整頓とは残ったものを元の場所に戻すこと。そして、これらの人たちをさらに観察すると、整理整頓の対象は、行動、情報、時間、思考、人間関係の五種類となりました。そして彼らは8割を捨てていました。


すべての仕事を引き受けるのではなく、適切に断ることができれば、むしろ自分の評価をあげることもできるということに気づきました。理由さえしっかりしていれば、断ったのに「あの人はしっかりしている」と感心されたりするのです。自分に軸がなく、何でも安請け合いして結局、約束を守らない八方美人型の人よりも、断り方を心得ている人の方が、相手から評価もずっと高いということを知っておくべきだと思います。


現実に断ってばかりいたら仕事はなくなります。そのとき限りで、次の依頼が来なくなるかもしれません。それを避けるためには、笑顔で断ることができなくてはいけません。相手が笑顔になって、しょうがないなと思ってくれるような断り方です。


仕事は常に流動的です。将来どんな事態が起きるかは誰にもわかりません。一度は断った相手に対して、翌週には一転、ぜひお願いしますと泣きつく可能性だってあるのです。だから、取り付く島もない様な断り方、つまり最初から「やれません」「できません」「無理です」と決めてかかるとか、断る理由として「忙しい」「予算がない」という、相手を一顧だにしないような言葉を使うのは、絶対に慎まなければなりません。そこからは何も生まれず、細い糸のようなつながりも切れてしまいます。


絶対にやりたくない仕事や、たとえ仕事といえども関わりたくない人もいるはずです。そんなときも、無下に拒絶したりするのではなく、たとえば次のような方便を使うといいでしょう。「そのお仕事には大変興味があり、挑戦したく思います。しかし私(当社)ではまだまだ力不足で、ご迷惑をおかけすることになると思います」。つまり、相手を立てながら、自分を下げることで断るのです。


断るための前提は、断らないこと。私はこう逆説的に表現しています。最初からできませんと突き放すのではなく、まずは相手の話をしっかりと聞き、条件を詰めていく中で妥協点を探っていくのです。それでも無理とわかったとき「今回はできません」となるのです。


結果は断ることになっても、最初の応答や結果に至るプロセスがそれほどネガティブでなければ、実は相手に恨まれることなどなおのです。


断るにしても「どうして断るか」が大事です。仕事の依頼などの場合は、すっぱりと断ることができません。正面切って断れば角が立つ、すなわち人間関係にヒビが入ると考えてしまうからです。たしかに「嫌です」「やれません」とぶっきらぼうに言われれば、誰だっていい気持ちはしないでしょう。しかしそれは断り方が悪いからであって、断ること自体は感情とあまり関係がありません。


多忙の原因のひとつは、仕事の絶対量が多すぎるということです。引き受けなくて済む仕事なら、断ればいいのです。


就職難のいま、正社員採用をされるような人は、多くが真面目で優秀です。だからこそ完璧主義に陥り、煮詰まってしまうのですが、「100%の出来で持ってこなくてもいいからね」と言って緊張を解いてあげると見違えるように実力を発揮します。


腰の重い社員もいますから、納期の中間地点に達しても、ほとんどできていないということもままあります。そのときには、叱るのではなくできない理由を解きほぐして、ゴールまで伴走するように心がけます。できない理由は技量不足のこともあれば、優先順位のつけ方に問題があることもあります。


経験の浅い部下に仕事を任せるときは、寄り添うようなアドバイスや指導が必要です。私の場合は、仕事を任せるとき、まず最終的な到達地点を具体的にイメージできるよう説明し、納期を定めてスタートダッシュをかけ、次に中間地点で状況把握をするようにしています。


一番よくないのは「忙しいから部下に仕事を頼む」という姿勢です。相手は敏感に「自分はたまたま暇そうに見えるから任されたのか」と思います。これでは部下のモチベーションは上がりません。そうではなく、「私を成長させようと思って仕事を与えてくれた」と思わせなければいけません。それには「なぜ特定の相手にその仕事を振るのか」について納得のできる理由、「あなただから任せるんですよ」というメッセージが必要です。


よくよく考慮すべきなのは「その仕事は本当に自分がやるべきなのか」ということです。あなたは自分がやるしかないと思い込んでいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか。誰かに任せることで、その誰かを育てることができるかもしれません。また、本来なら優先すべきことを差し置いて、無理に時間を割いてその仕事に充てているとしたら、周囲に迷惑をかけている恐れさえあるのです。そこを見極めることが大事です。


スケジュールの主導権を仕事相手に委ねてしまうと、関連性のある仕事が週のあちこちに飛び石のように散らばります。移動の手間なども加わるため、これでは時間の密度が薄くなってしまいます。時間の手綱を自分で握らなければいけない、というのはそのためです。


たとえば週のうち月曜日から水曜日は外出する日、それ以外は社内でミーティングや事務処理をこなす日、などと決めていくのです。こうして大まかにまとめられれば、仕事の中身は自然と濃密になっていきます。いまの時代は、一人あたりのやるべき仕事が増えていますから、そうしないと間に合わないというのが現実です。


「次の商談はいつにしますか?」と問われて、「来週ならいつでも結構です」と答えてしまう。これは絶対に避けなければいけません。一見すると相手を尊重しているようですが、その時点で時間を確定できないということは、「うちとの仕事をさほど重要とは考えていないのではないか」「この人は暇なのではないか」と誤解される恐れもあるからです。それ以上に問題なのは、先方に「時間の手綱」を委ねてしまうために、主体的なスケジュールづくりができなくなるということです。


どうやったら自分の時間を増やし、本来の仕事に集中することができるのでしょうか。それにはまず、「時間の使い方」を洗い出すことです。


会社の責任者である私は、「やらない=人に任せる」ことで捻出した時間を新製品の考案や販路を広げることに注ぎ込み、結果、会社は息を吹き返しました。


私自身、33歳までビジネスとはまるで縁のない生活を送っていました。ところが結婚から間もなく28歳年上の夫が病気で倒れたため、経営の「ケ」の字も知らないまま、突然、夫の会社を3億円の借金ごと引き継ぐことになったのです。しかし経営の定跡などなにひとつ知らないのですから、社内は混乱し業績も急降下、私自身も病気で倒れてしまうというどん底に落ちました。なぜそうなってしまったのだろうと真剣に考えました。そこで思い至ったのが、組織で仕事をするためには「やらない=人に任せる」ことが大事であるという真理でした。


たとえ自己紹介といっても、相手の立場で考えて話すのは大前提です。自分の情報を与えることばかり考えず、相手にストレスを感じさせていないかという配慮が必要なのです。


自己紹介で「どんな商品を取り扱っているのか」を説明するときは、商品やサービスのイメージを相手の中で描けるような説明をすることがポイントです。「私はネジを売っています」といわれただけではピンとこなくても、両手を広げながら、「建築現場で使われる、こんなに大きなネジを専門に扱っています」と説明すれば、相手の心にはそのイメージと一緒に、あなたの印象も強く残ります。


自己紹介でやってはいけないのは、名刺を差し出して、「私、こういう者です」としか言わないパターンです。有名企業にお勤めの方にときどきいらっしゃいますが、そういった人に「どんな会社なのですか?」と質問すると、「えっ、うちの会社を知らないの?」という顔をします。その途端、知っていて当然という傲慢さが見えてしまうのです。ある業界では有名な企業や人であっても、一般の人にはまったく知られていないということはよくあることです。どんな職業や立場の人でも、自己紹介は常に「自分のことは誰も知らない」という前提でするべきでしょう。


相手から名刺をもらう際、フルネームで名前を復唱します。自分のフルネームを呼ばれて嫌な気がする人はいませんし、名前を丁寧に読み上げることで親密な空気が生まれ、距離が縮まる効果があります。


人間は出会ってからわずか数秒で、「この人は信頼できそうか」「仲良くなれそうか」などを判断します。最初の印象が悪ければ、その後でいくら自分のことを話しても、相手が真剣に耳を傾けてくれることはないでしょう。


自己紹介の機会に自分を売り込もうと必死になりすぎて、相手を不快にさせてしまう人もいます。一方的に自分の会社や商品を説明して、頼んでもいないのにパンフレットを押し付けられれば、「感じの悪い人だな」と思われても仕方ありません。


自己紹介はせいぜい1分程度に収めるべきだと思っています。いきなり3分も4分も話してしまっては、相手が飽きるのは当然です。


自己紹介は「普段のビジネスシーン」「異業種交流会」「プライベート」といった3つほどのパターンを想定して、日ごろから練習しておくとよいでしょう。慣れてきたら、季節の話題やニュースを採りいれると内容にもより幅が出てきます。たとえば、天気の話題は誰とでも共有できて便利ですが、天気の話題に自分のキャラクターを重ねるひと言を添えると、自然に素顔を垣間見せることができて、相手も親近感を持ってくれるはずです。


気の進まないこと、苦手なことこそ月曜の朝一番に手を付けます。心の中に嫌だと思うことを抱えていると、それが気になって他の仕事に手が付きません。だから、それを先に片づけてしまうのです。続けていくうちに苦手意識も薄れてきますし、嫌なことをやり終えたという安心感から、そのあとは集中して仕事に向かうことができます。


週も半ばになると、やっぱり中だるみしやすいものです。そこで気分を変えるためにちょっとした挑戦をしてみるんです。自分が苦手だと思っていたことや、初めての分野に手を付けてみる。大げさに考える必要はなくて、いままで読んでなかったビジネス書を読むとか、慣れた人にノウハウを教えてもらいながらファイリングの仕方を工夫してみるとか、そんなことです。そこで思いがけず「できる自分」を発見できれば言うことなしです。


日ごろ後回しにしがちな中長期的な計画を立てるのにも金曜日を利用します。ドタバタしている間に週末、というのを繰り返していると、いつまでたっても目先のことだけにとらわれていて将来の展望が見えてきません。それでは仕事も面白くありません。金曜の準備は月曜のスタートのみならず、人生を左右する要素も含んでいるといっても過言ではありません。


ブルーマンデーというだけあって、月曜日は職場の空気がどんよりしがちです。だからこそ、沈んだ気分ではじめないように、金曜日のうちに準備を整えて、月曜の朝にさっと仕事に取りかかれるようにしておくのです。たとえば、金曜日には翌週の月曜日に訪問する取引先にアポイント確認の電話をし、持参する書類に不備がないよう最終確認をしておくとか。それを徹底することで、月曜朝に自分のすることが明確化され、仕事モードへとスッと入っていけるのです。


私自身、以前は仕事も遊びも頑張らなくちゃという考えで、頑張らない自分に罪悪感を持ってしまいがちでした。でもそれはワーカホリックの裏返し。そう気づいてからは変わりました。週末の一日か半日、予定を決めずにぼんやりと過ごす時間をつくる。そうすると、月曜日から張り切って仕事をする気分になれるのです。


言いにくい内容を伝えるときは、言いにくそうにしないことがポイントです。人は自分が「言いにくい」と思っていると、いかにも言いにくそうに言ってしまいます。「言おうかどうしようか迷ったのですが……」といった枕詞がつくと相手は余計に身構えてしまいます。「ちょっとお時間よろしいですか。実は……」と単刀直入に伝えた方が、相手もすんなりと聞けるでしょう。


大勢の前で相手の間違いを指摘しないことが大事です。たとえば、上司が部下の間違いを大勢の前で怒鳴ったあとに、実は上司の方が勘違いしていたことがわかった場合です。その場では指摘せずに、あとで二人っきりになったときに、「先ほどの件ですが、改めて調べてみたら……」と切り出すのがいいでしょう。


相手に間違いを指摘するときは「あなただけが間違ったのではなく、誰しも間違えやすいことだ」というニュアンスを伝えることが大切です。以前、橋下大阪府知事の名前を「はしした」さんと読んでいた人がいました。目上の人だったので指摘すべきかどうか迷いましたが、「私も最初、はししたと読んだんですよ。でも、はしもとと読むんですって。間違えやすいですよね」と伝えました。


他人の悪口の場にいるのは、自分が不快に感じるだけではなく、自分も一緒になって悪口に加担しているように周りから見えることが問題です。そういう場合はトイレに立つとか、のどが渇いたからお茶をいれに行くとか、携帯が鳴ったふりをして席を外すのがいいのではないでしょうか。それによって空気が変わりますから、戻る頃には話題が変わっているはずです。


会話中にいい話だなと思ったときにメモをとると、相手には関心を持って話を聞いていることが伝わります。目上の人には「すごくいい話なので、メモをしてもいいですか」と断ってメモをすれば、うなずきや相づち以上の効果があります。


質問をするときは相手が「イエス」と答えやすい質問をした方がいいでしょう。イエスと答える方が会話がポジティブに進み、「ノー」は答える方も聞く方もテンションが下がってしまいますから。


質問をする側に否定的な気持ちがあると、否定的な質問をしてしまうものです。先日もある企画の提案をするのに、「たぶん企画会議で通らないと思いますが、どうでしょうか」と言った人がいました。その時点で相手には「ダメなんだな」ということがインプットされてしまいます。仮にダメだと思っても、「きっとお役に立つと思うので、どうでしょうか」と言っていれば、相手も前向きに答えやすくなります。


ちょっとした失敗談や勘違いは、盛り上がるための格好のネタになります。失敗とはいっても仕事上の失敗ではなく、日常における他愛ない失敗がいいでしょう。これらの話は相手に微笑ましく感じてもらえるかもしれません。失敗や勘違いは自分でも覚えていますし、雑談のネタとしても面白いですね。


人は自分の得意分野について話したくなるものですが、相手が目上の人である場合は、とくに気を付けるべきです。たとえば、自分はパソコンが得意でも、相手はメールを打つのにも四苦八苦しているような場合、メールの出し方についていろいろ語っても、相手は馬鹿にされたように感じてカチンとくるかもしれません。


相手の仕事ぶりに対する敬意を伝えるのも、目上の人にとっては嬉しいものです。年配の人は褒められるのに慣れていないので、こちらが褒めても「冗談きついね」と返されるかもしれませんが、本心では嬉しいはずです。


上司と話すときは仕事について教えてもらうという姿勢で話すと良いのではないでしょうか。電車やタクシーで一緒に移動中であれば、これから訪問する会社について「勉強してきたのですが、こういうところがわからないので教えてください」と頼めば、喜んで教えてくれるはずです。勉強熱心であることのアピールにもなります。そして、その仕事の帰りには「部長に教えていただいたおかげで、先方の話がよく理解できました」と忘れずにお礼を伝えるとよいでしょう。


初対面の相手の態度がぎこちないと「私のことが気に入らないんじゃないか」と不安に思いがちです。でも、自分が初対面であるということは、相手にとっても初対面であるということ。自分以上に相手も緊張しているかもしれません。ですから、態度や会話がぎこちないのはむしろ当然で、引け目を感じる必要はまったくありません。


初対面で会話が盛り上がり、「今度ぜひ飲みに行きましょう」と意気投合したにもかかわらず、それっきりになってしまったというのはよくある話です。初対面での好印象を次のチャンスにつなげるには、盛り上がったその日のフォローが重要です。


お勧めしたいのは。商談相手が来社された場合は相手が帰社する前に、こちらが訪問した場合は会社に戻ってすぐ、お礼のメールを送ることです。季節や時候のあいさつは省略し、「本日、○○さんがおっしゃったこの点が私の心を捉えました。教えていただいてありがとうございました」と、相手との出会いによる学びや喜びを素直に伝えます。会社に戻ると同時にこのようなメールが届いていれば、相手はあなたの誠意を感じ、あなたへの印象も変わってくるはずです。


私が実践しているのは、メモを取りながら相手の話を聞くことです。メモは、相手の話をありがたく聞いているというアピールにもなります。そして、相手がひととおり話し終えたら、メモを見ながら「先ほどの点がよくわからなかったので、詳しく教えていただけますか?」と質問します。人は基本的に教えたがりなので、教えを請う相手には好感を持つものです。そうするうちに、第一印象が思わしくなくても、徐々に挽回できるはずです。


大事なことは、「好感度を上げなきゃ」と必要以上に焦らないこと。まずは目の前の商談に集中し、相手の話にじっくり耳を傾けましょう。


名刺交換や自己紹介では相手の反応が鈍く、「第一印象がイマイチだったかな」ということもあると思います。ですが、心配ありません。商談や面談の途中でのリカバリーは十分に可能です。


自己紹介は本来、相手に自分の名前を覚えてもらうことが目的です。そのうえで、相手が話しやすい雰囲気を作り、相手に心を開いてもらうことが、その後の関係を良好に続けていくための基礎となります。


好感はメール一行で盛り上げることもできるし、落とすこともできる。


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