脇若英治の名言 一覧

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脇若英治のプロフィール

脇若英治、わきわか・えいじ。日本の経営者。BPジャパン社長。岐阜県出身。早稲田大学商学部卒業後、三井物産に入社。同社在籍中にハーバード大学でMBAを取得。ニューヨークで企画業務を行う。その後、原油トレーディング会社立上げ経験を経て、ロンドンにあるBPオイル・インターナショナルに入社。BP日本法人リテール本部長を経て社長に就任。ガス・パワー・アンド・リニューワブルズ北アジア事業本部長なども務めた経営者。

私はお金やキャリアより、夢や希望の方がよっぽど信用できると思っています。もっといえば、やりたいことを徹底して勉強すれば、お金もキャリアもついてくるはずです。


これはいったい何の役に立つのかわからないと思っても、興味をもって必死でやっておけば、いずれどこかで必ず活きてきます。いままでの自分の人生を振り返っても、勉強してムダになったということは、ひとつもありません。


当社で社員に要求するのは「ワーク・ハード」ではなく「ワーク・スマート」、パフォーマンスを上げるために考え方自体を変えようという発想です。一見ムダと思えるような経験やキャリアがたくさんなければ、そういう発想はできません。


いまの延長線上で2倍働いたところで、成果が2倍になることはあり得ません。同じやり方をしているかぎり、必ずそこには逓減の法則が働き、やがてどんなにハードに働いても結果は頭打ちというプラトー状態(一時的に進歩が足踏みし、学習曲線が高原状となる状態。高原現象)に陥ってしまうのは、避けられません。


私自身、新卒で三井物産に入って、さあこれで世界がみられると思っていたら、配属されたのは「食料会計部第二会計室飼料畜産部」でした。海外どころか、狭い部屋で簿記とソロバンの毎日にいったんは絶望的な気持ちになりましたがよく考えたら、会計というのはビジネスの言語です。いずれ海外で働くときがきたら絶対に必要になる。そう思い直して取り組んだのです。大学二年のとき、唯一「優」を取れなかった授業が簿記でした。だから苦手意識もあったのですが、働いてみてわかってくると、これがけっこう面白く、決して自分に向いていないわけでもないことも、よくわかりました。実際、ここで会計をしっかり勉強したことが、のちにどれだけプラスになったかわかりません。その意味では新人時代が、結果的に重要なキャリアのひとつになったと思っています。


本当にやりたいことをやれるよう、あらゆることに興味をもって勉強すべきです。とくに、社会に出てから36歳までは、ビジネスの基礎力をつける期間だと考え、与えられたものは何でも吸収するくらいの気持ちでいたほうがいいでしょう。


個人の希望と会社の都合という2つのベクトルが合っていなければ、お互いにハッピーになれません。この2つをマッチングさせるのが人事の仕事。だから、当社のモットーは「good for you, good for BP」なのです。


トレーダーの適正を測るには、一週間かけてトレーディングのシミュレーション・ゲームをやらせて、そこでデシジョンの仕方などをみれば、一目瞭然です。私は会社の人事にも関与していますが、トレーダーにかぎらず、この人がどんな仕事に向いているかは、すぐにわかります。それを見抜けなければ、会社の人事はできませんからね。


人間は一人ひとり違います。ゼネラリストが向いている人もいれば、スペシャリスト向きの人もいる。全員同じように部長をめざさせて、それで早く役職に就いたら勝ち組なんて馬鹿げているとしかいいようがありません。大事なのは、その人の能力をフルに伸ばすこと。会社はそれができる環境を用意すべきです。


キャリアの本質というのは、どれだけその仕事に自信をもっているか。つまり、自信がもてるようになるまでやり続ければいいのです。逆に、資格を取ったとか、○△の仕事を何年間やったなどといっても、そんなものはキャリアを測るたんなるメジャーにすぎない。それだけみせても、何のアピールにもなりません。


目指すべき目標が見えない飽食の時代に育った人の典型のような人は、実現「できる」「できない」は一切考えずに、「やりたいこと」や「なりたいもの」を3つ挙げるというエクササイズをやってみるといいでしょう。現在の私なら、「スタンフォード大で教鞭をとる」というのがすぐ出てきます。そうすると、自分は人を育てたり教えたりする仕事がしたいと、おぼろげにわかってきます。もちろん、それが実現するかどうかはまた別の問題です。上司や同僚、家族、友人などに聞いるというのもひとつの手ですね。


情報収集、分析、決断、実行という4つのビジネス能力が求められるトレーダーになるには、努力で何とかなるのは半分程度です。残りの半分は持って生まれた素質にもよります。幸いにも私は、性格的に合っていたので、努力が報われたのだと思います。


原油トレーディングで好成績をあげられたのは、もともと世界を飛び回る仕事がしたいという私の希望に合っていたというのが、最大の理由だと思います。


上司が部下に真のワークライフバランスを説いて聞かせるには、まず上司自身が自分なりの見識と智恵を持つべきです。ワークライフバランスを語るなら、自らもバランスの取れた人生プランを持ち、実践する必要があります。人生を楽しむ姿勢です。そういう姿が部下からの信頼を集め、部下とのコミュニケーションを深め、部下を良き方向へと導くことに通じるのです。


個人と会社の双方の方向性が一致していなければ、双方ともハッピーになれません。いまやっている仕事が向いていないとか自分の人生の目標に合わないと思ったら、仕事自体を変えるべきです。


会社というものは一定の目標を掲げ、それに合わせて働いてくれる人材を求めています。個人の方向性と会社の方向性が一致していればベストですが、一致しなければ自分の能力を最大限に発揮できません。全社員の方向性が会社の方向性と一致しているときに、企業は最大の価値を生み出すのです。


繁忙期なのに、定時だからという理由だけで帰宅する社員がいるとすれば、本人にとって当日は楽しいかもしれませんが、長期的に見れば人間として育たないし、会社にとってもプラスになりません。


上司としては日ごろから部下の考えていることを理解し、ワークライフバランスについてよく話し合っておくことが重要です。ワークライフバランスの本当の意味を説き、会社にとってプラスになるように動機付けるのです。同時に、個人としても幸せな人生になるように人生の先輩として助言することが大切です。


自分が担当する仕事でトラブルが発生している最中に「定時だから帰ります」といって帰ってしまう社員がいたとすれば、それはワークライフバランスの勘違いです。ワークライフバランスとは単に残業をしないことなどという短絡的な意味でとらえてはいけません。


寝る間も惜しんで仕事をしている人は、将来の自分の時間を前借りして仕事に使っていると考えるべきです。だから、早めにリタイアするなど何らかの形で借りた時間を返す必要があります。ところが、日本では、借りっぱなしで人生を終える人も少なくありません。人生全体で収支のバランスを取るべきです。


人生のステージによっては仕事の比重が大きくなることもあります。徹夜で頑張らなければならない日もあるでしょう。それだけでバランスが悪いとはいえません。あくまで人生全体で見てバランスが取れていればいいのです。


仕事だけでなく、趣味、家庭、子供の教育、社会奉仕などいろんな要素が人生の中にバランスよく並んでいるのが、本当のワークライフバランスだと思います。仕事はひとつの要素にすぎません。どの要素も中途半端ではいけません。一生懸命仕事をして、プライベートも充実させる。それが再び仕事にプラスに働く相乗効果を生み出します。


日本ではワークライフバランスが「勤務時間と自分の時間のバランスのとり方」のように狭義の意味で使われる傾向があります。しかし、ワークライフバランスのワークは仕事、ライフは人生。そう考えると、そもそもワークとライフは天秤にかけるようなことでしょうか。本来は自分の人生の中で仕事をどう位置付けるかという問題です。


語学能力は、トレーディング能力と同じく、なかば先天的な要素もありますが、1か国語をマスターすれば、あとは努力次第で他言語の修得も容易です。とにかく英語は、基礎中の基礎です。


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