能町光香の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

能町光香のプロフィール

能町光香、のうまち・みつか。日本の人材育成コンサルタント。青山学院大学文学部英米文学科卒業後、商社に勤務。オーストラリア・クイーンズランド大学大学院で教育学を専攻。帰国後、ティファニー、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、ファイザー製薬、ノボノルディスクファーマなどの外資系企業日本法人で社長や重役の秘書を務めた。その後、人材育成コンサルタントとして本の執筆や企業研修を行った。著書に『エグゼクティブ秘書が教える一流の仕事術』『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』『この人と一緒に働きたいと思わせる仕事術』『一流秘書だけが知っている信頼される男、されない男』ほか。

仕事を速くすることは、それ自体が目的なのではありません。最終目的は、チームや組織の生産性を上げることです。人の視点に立ち、周囲と交流するのも、その目的に向けた行動です。


日頃からさまざまな相手と親しくなっておくと、一緒に仕事をするときの「頼みやすさ」が格段に違います。また関係を築けていれば、堅苦しい形式を踏む手間を省略できるのです。


部署や部門を越えた知り合いを増やしましょう。同期会の幹事を務める、同好会やクラブを立ち上げて参加者を募るなど、社内の交流を意識的に増やすこと。そこで普段接しない部署の人と積極的に関わり、仲良くなっておくのです。そうすることで、「わからないことを聞ける相手」が増えるでしょう。こうした人脈は、守備範囲外の出来事や予想外のトラブルに遭遇したときの助けとなります。


外資系企業では、外国人社長と日本人役員とのあいだにギャップが生じることがしばしばあります。この小さなズレを放置すると、やがて部門間の対立など、大きな溝に発展することにもなりかねません。それを防ぐには、やはり対話が一番です。


一番もどかしいのは、承認待ちの時間です。上司の承認ひとつで何百人もの社員が一斉に動き始める準備ができている。そのサインをもらわなくてはならないのに、上司は多忙でなかなかつかまらない……という場面を、私もこれまで何度も経験しました。ここを切り抜けるにはいくつかコツがあります。私が行なっていたのは、「緊急の場合は椅子の上に赤いファイルを置く」という方法でした。こうすれば座る前に手に取らざるを得ませんし、口頭で話しかけられる煩わしさも比較的少なくて済みます。これは、一般的な上司と部下のコミュニケーションとしてはやや常識外れと映るかもしれません。でも、それを「特別なルール」として合意していれば、失礼にはなりません。


誰かがデスクから声をかけてきて「相談があるんだけど、あとで時間くれる?」と言われる場面がよくありますね。実はこの瞬間も、仕事を速くするチャンスです。声をかけてくるということは、その人はいまなら時間があり、かつその案件について考えているということ。つまり、ちょうどいいタイミングなのです。ならば「いまここで話しますか?」と答えてしまえば話が早い。内容によっては即決も可能です。


「7日後までに書類作成を頼む」と言われた場合。ここで多くの人は、自分の予定を頭に浮かべて「7日後までにこう動こう」と考えるでしょう。でもそれを180度転換し、依頼した相手の予定を先読みすることが大切です。相手がその日から数日間出張だとしたら、移動中は時間があるはず。この間に大枠を作ってメールしてOKをもらっておけば、出張終了後すぐに、完成したものを渡せる。結果、期限より早く提出できるというわけです。相手が時間を有効活用できる状態をこちらから作り出せば、仕事は速く回るものなのです。


仕事の速さとは、言い換えれば「先読み力」。今後発生することを予測し、それに合わせて動くことです。そのために不可欠なのは、時間の捉え方を変えることです。自分の予定・自分の時間を中心に考えるのではなく、「相手の時間」をリスペクトし、それを基準に動く姿勢が大事なのです。


毎朝オフィスに足を踏み入れたときに「挨拶」と「観察」を忘れないことも大事です。一人ひとりと言葉を交わし、表情を確認しましょう。仕事が問題なく進められているか、困っていることはないかを見て取り、必要に応じて「最近調子どう?」と声をかけましょう。「あなたをきちんと見ています」という態度は、必ず相手の心に響きます。


周囲に「仕事のしやすさ」を提供していくことも評価される人に共通する大事な一要素。周囲の人が気持ちよく働ける環境を作り出す=「心に訴える」アプローチが不可欠です。


上司と定期的に目標設定の時間を持つ、報告や連絡の際はその延長として自分の課題や改善すべき点を指摘してもらう、といった方法を積極的に取りましょう。上司はそうした果敢さを持つ部下を歓迎します。部下が何を考え、どんな目標を持っているかを知ることで、組織にどう役立ってもらうかを判断できるからです。


評価が高い人に共通しているのは、評価を「成長のツール」と見なしていることです。自分をより輝かせるための「チャンス」と考えて高く目標を定め、力を尽くす姿勢が大事です。


接待のお店選びをするときに、お店のリサーチをしておくことが大切です。私は以前、会社の移転でオフィスが移った際、新オフィス近くの目ぼしいレストラン20~30件にアポイントを入れ、「今後、接待で使わせていただくかもしれない」という旨を伝え、店内を見せていただいたことがあります。外国の方の場合、料理がおいしくても空間が狭いと苦痛になってしまうことがあります。接待の内容や相手によっては、個室よりも開放感のあるところをパーテーションで仕切っていただくほうが良い場合もあるので、そういったことが可能か事前に確認しておくのです。もちろん、お店の方と面識ができることでその後のやり取りがしやすいという利点もあります。


ビジネスパートナーとしていい人間関係を築き、お互いに最高の結果を出すために、相手のことを知り、自分のことを知ってもらうには、一緒に食事をするのが一番です。


接待における最高のおもてなしは、大事なお客様が「楽しくて快適な時間を過ごせたな」と感じていただけるかどうかです。相手にいい印象を残さなくては、信頼関係も築けませんし、仕事にもつながりません。ですから、接待で最も大切なのは相手をリスペクトし、自分たちが何をすれば相手が快適な時間を過ごせるかを考え、行動することです。


接待に慣れた方や外国の方をおもてなしするときは、定番のお店から離れ、少し趣向を凝らしたお店が好まれることもあります。以前、外国の方を接待した際、忍者がコンセプトのお店にお連れしたときは大変喜んでいただきました。接待なのであまりにチープなお店は避けたほうが良いですが、どんなお店にお連れすればその方が喜んでいただけるかを考え、お店を選択することが大切です。


お店選びは、直前にインターネットで探す程度では限度があります。日頃からアンテナを張ってお店を探して、多少のわがままも聞いてもらえるお店のレパートリーを持っていると、いざという時に大変役に立ちます。


いわゆる日本流の接待には、お金をかけたり、二次会、三次会と長時間接待したりすることが良いとされる概念があるようです。しかし、お金をかければいいといった考え方の接待をしていると、仕事の実力ではなく、単なる資本力の差で商談が決まってしまうことになりかねません。ビジネスパートナーとしての人間関係を深めることもできないでしょう。相手の人となりを知ることを目的とした外資系の接待に、学ぶことが多いのではないでしょうか。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ