美崎栄一郎の名言 一覧

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美崎栄一郎のプロフィール

美崎栄一郎、みさき・えいいちろう。神奈川生まれ、大阪育ち。大阪府立大学大学院工学研究科修了後、花王に入社。他社とのコラボレーションを担当。ニコンとの共同開発の多視点画像解析システムなどに携わる。サラリーマン時代から築地朝食会、山の手の会などの交流会を開催し、数多くのメディアでとりあげられた。著書に『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』『アイデアは才能では生まれない』『「結果を出す人」の手帳の秘密』『がんばる人ほど見落としている気づかいの極意』『ただのノートが100万冊売れた理由』『枠からはみ出す仕事術』など。

一人であれ、チームであれ、実現させたいゴールに向かっているときは心も身体も疲れないもの。


予想よりも時間がかかったときのことを考え、あえて予定を入れない日も作り、余裕を設けることも大事です。


講演会やセミナーに出席する目的は、聞いた話から新しい知識や気付きを得ることです。それならば、講演内容のすべてを覚えていなくても、何かひとつだけでも得られたという手ごたえがあればいいわけです。その意味では、セミナーの前に「今日は何を持って帰るか」と課題設定しておくのも効果的です。


よく、「講演やセミナーでの上手なメモのとり方を教えて欲しい」という質問をされますが、そういう人の多くは「どこからどこまでをメモするべきか」がわからないようです。内容のすべてをメモするのは無理ですし、大事な部分を聞きのがしたということになりかねません。私も実践しているお勧めの方法としては、「最も感動した部分だけをメモする」「言葉にこだわらず、イラストや図で描く」という2つのポイントです。


私はデジタルツールも最大限活用していますが、ノートは手放せません。なぜなら、手書きでなければ実現できないことがあるからです。それは主に、「情報の一元化」と「アイデア発酵」という目的です。


アイデアを発酵させるためにもノートを活用しますが、ここでも図解やイラストを多用します。ひとつのベースとなるキーワードをノートの中心に書いて、そこから派生する言葉を書き続けていくのです。図解にすると、時間がたって読み返したときでも理解しやすいのです。


人脈とは、言い換えるなら「快く力を貸してくれる関係」ではないでしょうか。つまり、信頼でつながっていることが必要なのです。そのためには、まずは自分が何者であるか――どのような仕事をしていて、どういった人柄なのか、を知ってもらう必要があります。


社外の人脈を築くためには、勉強会やボランティア、趣味の会に参加するなど、積極的に社外活動をする必要があります。こういった社外活動は、今すぐ直接仕事に結びつくものではありませんから、参加したから査定や評価が上がるというわけではありません。しかし、いつか社内で新しい事業に挑戦することになったとき、きっと役立つときが来ます。


評価も人事異動も自分の思うようにはなりません。しかし、同じ会社員でも、「都合の良い歯車」になるのか、「その人にしかできない仕事がある人材」になるのかでは、充実度が変わってきます。社外に頼れる人脈を作ることは、そういう人材になるためのチャンス。


大事なことは、必要なときに頼りになるパイプがあるかどうかです。自分がすべてに精通する必要はないのです。その分野に詳しい人に話を聞くだけ。直接自分の知り合いに詳しい人がいない場合は、紹介してもらえる人脈があるだけでも条件が違います。


以前、「依頼された仕事を、スピーディーに納期よりも早く仕上げても、依頼どおりのできあがりでは意味がない」と上司に指摘されました。求められているのは、自分ならではの付加価値をつけて仕上げること。そのことに気づいてからは、依頼された仕事内容をノートにメモし、それをみながら、自分はどんなアイデアをプラスできるのかを考えるようになりました。


今年は毎月、スケジュールノートを変えることにトライしています。経験したことがない使い方を試すなかで、新しい活用法を見つけられるのではないかと思っています。


最近はノートに書いた内容を、最終的にパソコンを使ってアウトプットすることが多くなりました。したがって、企画書の下書きであれば企画書にしたときをイメージしながら、ブログの素材にするのであれば他の人の目に触れることを考えながら書きます。アウトプットを前提にして書くと、その後の作業がスムーズに進みます。


自分にとって大事な情報は、工夫や経験によって生まれます。そのことを、ノートに残していくというスタンスが大事です。それらは、インターネットでは検索できない情報だからです。


仕事上の必要に迫られて、苦手なことを勉強しなくてはいけないこともあります。そんなときは、自分の好きなことと組み合わせる方法がお勧めです。私も、講演や執筆をするうえで、歴史の知識を身につける必要性を感じたのですが、歴史は苦手でした。そこで、「知らない場所へ行くことが好き」という自分の嗜好と組み合わせて、「1年で日本100名城をすべて見に行く」という目標を立てました。ポイントはとりあえずスケジュールを組んで宿や交通手段を予約してしまうこと。城に行くならその背景を知っておいた方が楽しめるので、「この日までに関連する本や資料を読まなくては」と自分を追い込むことができます。


自分がやりたくない仕事を他人に渡し、なおかつ相手もハッピーになる方法を考えれば、お互いにモチベーションを下げずに仕事ができます。


好きなことや興味のあることなら、人はモチベーションを失うことなく継続できる。まずはそういうものを見つけて、それを本業にどうつなげるかを意識すると、日々の仕事や勉強を楽しくするヒントが見つかるはずです。


会社員であれば、やりたくない仕事を与えられることもあります。もちろん、会社の命令ですから、まずはやってみる。それでも「この仕事は自分にとって意味がない」と思ったら、「自分がやらなくて済むにはどうすればいいか」を考えるようにしていました。


会社員時代は商品開発をしていたので、「一年後には自分の作ったものが世の中に届いて、お客様の喜ぶ顔が見られる」といった、将来成功した場面をイメージしていました。常に「今日の仕事の先にある未来」を思い描くようにしているのです。すると、目の前にある課題や困難は大局の一部に過ぎないと思える。自分が今いる場所を、少し引いた視点から客観的に見ることができるのです。


私は会社員時代から、社外の人たちとの勉強会を主宰したり、本の執筆をしたりしていました。会社での仕事がうまくいかなかった日でも、「自分が役に立てることは社外にもある」と考えることで、気持ちを切り替えることができました。


「目の前にある今日の仕事」という小さなところだけにフォーカスしていると、そこでつまずいたときにモチベーションを回復するのが難しくなってしまう。


仕事をしていれば、ミスやトラブルなどで心が折れそうになることはいくらでもありますが、「次にやることがある」と思えば、すぐに気持ちを立て直すことができます。


会社員時代、私が洗剤の商品開発をしていた頃、実験に使う大量の洗剤を計量する仕事を与えられました。計量は、私には「やりたくないこと」で、自分はその時間を研究に使いたいと思っていました。その実験は、普段は別の製品を作っている現場の機械を借りて行なうので、私が計量しているあいだ、現場の担当者たちは手が空いていました。だったら、計量はこの人たちに任せればいいのではないか。彼らにとって、計量は「いつもやっていること」ですから、任せても大きな負担にはなりません。そう思って現場の担当者と交渉すると、最終的には引き受けてもらえました。最初は断わられたのですが、現場が欲しがっている道具を、私が上司に許可をとって研究の予算で買うことで、引き受けてもらうことができたのです。


話し合いのときに無用な心の消耗を防ぐには、相手と“ゴールの確認と共有”をするのが一番。意見が一致しない相手でも、「良いモノを作りたい」「良い結果を出しい」という目的意識は同じ。互いにその点を再確認すれば、相手の話を聞き、譲るべき点は譲る、といった建設的な話し合いができます。どうしても苦手な相手なら、あいだに他の人に入ってもらうというのも手です。


ときには、ムダな時間がかかる事態を予防する工夫も必要。たとえば取引先が急な要望を出してきた場合、「なぜそれが必要なのか」「本当に必要なのか」を確認します。すると、冷静に考えると必要なかったと判明することも多いのです。


移動を伴う日は持ち物も重要なポイントです。「念のために」といろいろなモノを持ち歩くのではなく、使うモノだけをバッグに入れるようにしています。たとえば、行きの新幹線の中では元気なので、資料を集中して読む。ただし、時間内に読み終えられる量だけをバッグに入れます。不要になった資料は出先から返送できるよう、封筒も用意しておきます。帰りはもっぱら体力回復の時間とし、余計なモノは持たずに仮眠グッズを用意。このように持ち物を最小限にとどめれば、重い荷物で体力が奪われることもありません。


私は毎朝、手帳を開いて、その日の行動を計画することから始めています。ここで大事なのが、自分の体調を考えながら計画すること。その日のコンディションや、朝から夜までの「パワー残量」を考慮するのです。スタミナが十分な午前中には緻密な仕事、疲れの出てくる夕方には体力や思考力があまり必要ない仕事、というようにタスクを振り分けると、少ない労力で仕事を進められます。


ビジネスマンには、パフォーマンスを一定に保つために、自分の体調を整える責任があります。そのためには、ムダな仕事をして疲れてしまってはいけません。まずは、仕事の「ゴール」と「ゴールまでの最短距離」を見定めることが大切です。


予定のない日を作るコツは、アポを取るときに「来週ならいつでもOKです」などとは言わず、週の前半で候補日時を3つほど挙げて、先方に選んでもらうことです。「来週ならいつでも」と言うのは、その予定の日時が決まるまで、他の予定を来週のどこにも入れられなくなるので、それを防ぐためにも避けるべきです。そして、挙げた候補日時は「仮アポ」として、何度でも貼って剥がせるシールに書いて手帳に貼っておくと便利です。


「申し訳ないけど、今週中にできる?」と緊急の仕事を頼まれることもあるでしょう。こうした仕事は重要性が高いことが多いので、「できます!」と答えられれば、チャンスが巡ってきやすくなります。そのためには、週の後半に一日、原則として予定を入れない日を作っておくこと。


予定と予定のあいだには、あらかじめ空いた時間を用意しておきましょう。このバッファーが、仕事のスピードアップに役立つのです。たとえば、一日に2つのアポイントが入った場合、1件目と2件目のあいだには、移動時間に加えて、1時間程度のバッファーを持たせたいところです。打ち合わせや商談をすると、小さな用事が新たに発生することが多いからです。「調べてのちほどご連絡します」という場合が典型的です。そのあと、そのまま次のアボヘと向かい、対応はさらにそのあと、とするのではなく、バッファーを使ってすぐに対応すれば、頭の中を切り替えることなく、迅速に、精度の高い連絡をすることができます。スピーディな仕事ぶりに、先方の印象も格段に良くなるでしょう。


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