笹野和泉の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

笹野和泉のプロフィール

笹野和泉、ささの・いずみ。日本の経営者。ジョルジオ・アルマーニ・ジャパン社長。東京出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、ソニーに入社。ソニー在職中にフランスの経済商科高等大学院エセックを卒業。17年間ソニーのヨーロッパ駐在員として新規ビジネス立上げに携わる。その後、シャネルのファッション本部長を経て、ジョルジオ・アルマーニ・ジャパンに入社。同社で社長を務めた。

若くて感性の柔軟なときに、さまざまな人の生活や文化に触れ、広い視野を身につけることができました。これは、ビジネスマンとしてたいへんな財産です。
【覚書き|若いときから長期にわたる海外駐在した経験を振り返っての発言】


ソニーは、海外にいる私に、相応の責任と権限を与えてくれました。仕事を任されれば、どんなに困難でもどうにかして自力で結果を出すしかありません。その体験を重ねてきたおかげで、自信をもって仕事に臨むことができるようになりました。


我々が「日本支社はこうやりたい」と方向性を打ち出しても、イタリア本社に却下されるケースは、珍しくありません。そのときに、本社の指示に無批判に従うだけではダメなのです。スタッフの成長も望めません。


今日、アルマーニが消費者に提供しているのは、ステイタスシンボルとしてのブランド商品ではありません。提供するのは、アルマーニの美意識そのものです。アルマーニの商品を持つことは、お客様自身の美意識を表現することです。アルマーニは、アルマーニの商品を、お客様の内面を表現するツール、さらに、お客様の内面的な魅力を引き出すためのツールとして提案していく戦略を展開しています。


銀座という土地の魅力を育てることは、アルマーニの市場開拓のためには大切な課題です。銀座商店会の活動を通し、老舗の方々と共に銀座の魅力向上のために活動しています。また、「アルマーニ/銀座タワー」が銀座に集まる人々の文化発信基地となり、銀座の文化発展に貢献することを目指しています。


いま、アルマーニ・グループでは、「ライフスタイル・アプローチ」を提唱しています。衣食住に美容を加え、衣食住美のコンテンツをトータルでお客様に提案します。アルマーニのスタイル、美意識をファッションシーンだけでなく、生活のあらゆる場面においてトータルにマーケットに提供するマルチブランド戦略です。アルマーニの美意識をお客様にトータルに提供するのです。


ファッションビジネスの世界では、動きがないと見えることは、同じことばかりやっている印象を与え、やがて陳腐化したとみなされます。アルマーニブランドは、時代を超える美意識に貫かれつつ、同時に、マーケットにおいては生き生きとめざましい展開を見せることが必要です。


ライフスタイルが多様化していく中で、持つ人の内面的魅力を引き出すブランドを目指すことが、ブランドビジネスの次の可能性を拓くと考えています。


プレイステーションのジョグダイヤルのデザインをあと5mm削ろう、3mm削ろうと、こだわり続けるのがソニーです。お客さまは、そこにこだわりがあることに気づかないでしょう。でも、気づかれないほど細部にまでこだわってつくることで、他から抜きん出ることができるんです。


ファッションというのは、こだわりが付加価値を生んでいるようなところがあるんです。


私は、海外でビジネス経験を積んできたぶん、日本にいた時間が短い。店頭の販売スタッフや買い付け担当者は、私よりも、日本のマーケットを熟知しています。彼らが私の打ち出す方針について、自信とプライドをもって真剣に考え、「それは違います。それは、こうなっているんですから、こうしたほうがいいですよ」と、積極的に提案してきてほしいのです。私が一人でも多くほしいと思うのは、そういう人材です。


日本のマーケットを一番よく知っているのは、イタリア本社でなく、日本にいる私たちです。マーケットを一番よく知っているのは我々だ、という気概をもって、日本の意見を、本社に対して主張する必要もあります。


シャネルで学んだ一番大切なことは、「細部にこだわる」ことです。物事を突き詰めていくと、ある程度から先は、もうAでもBでもいいじゃないか、となってくる。しかしそこで妥協せず、あくまでもAとBの違いを見極め、こだわってベストなものを創り出すことが大切です。そのこだわりが付加価値を生みます。


17年も海外にいると、海外で生きることに新鮮さがなくなります。どこへいって何をみても、感動しなくなっていました。当時、私はまだ30代の終わりでしたから、この年齢で感動のない生活をしているのはビジネスマンとして望ましくない、と考えました。そして、考えてみると、日本を長く離れていたので、ヨーロッパよりも日本のほうが未知の土地に思えました。日本で暮らしたほうが感動があるだろう、と考えたのです。
【覚書き|長年勤めたソニーを辞め、シャネルに入り帰国した理由について語った言葉】


本当に肯定して大丈夫なのか、信じられる相手なのか、緻密に検討することも必要ですが、それは信頼を基盤としたうえで、その信頼度を高めていくためにやるべき作業なのです。


盛田(昭夫)さんから「まず、肯定から入りましょう」という姿勢を学びました。ポジティブ・シンキングです。何事も、どんな相手でも、最初から否定的な気持ちで疑ってかかっては、よい結果は得られません。まずは肯定する。そして相手を信じる。それが、すべてのスタートです。


必要なのは自社のために何をするべきなのか、常に自分自身の頭でしっかりと考え、その考えに従って行動できる人材です。


世界トップクラスの人たちの思考や感性、振る舞いに直接触れることができて、たいへん幸運でした。ビジネスマンとして、大きな糧となりました。
【覚書き|ソニー時代、盛田昭夫氏の付き人として欧州を周り、トップクラスの人たちと接した経験について語った言葉】


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ