竹内一郎の名言 一覧

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竹内一郎のプロフィール

竹内一郎、たけうち・いちろう。日本の劇作家、演出家。宝塚大学教授。福岡県出身。横浜国立大学教育学部心理学科卒業。「さいふうめい」の名で漫画原案者としても活動した。著書の『人は見た目が9割』がベストセラーとなった。

書籍から学ぶのも結構ですが、その前に、自分の周りを見渡したほうが勉強になることもあると覚えておきましょう。


発信力を支えているのは受信力。人に伝達する能力が高い人は、情報を受け取る感度や観察力も高く、学んだことを常に活かしている。


私はあるとき気づきました。内向的な性格は変えられないけれども、人前で堂々と話したほうが自分の考えが伝わりやすいのであれば、私は「非言語コミュニケーションの伝道師」の役割を演じればいいのだと。役者が今日は弁護士を演じ、明日はホームレスを演じるように、私も人前で話すときは伝道師を演じればいいのだと。


常に話しかけていい雰囲気を与えながら、ときには自分から部下の席を周り、「何でも私に相談しなさい」と言える上司こそ「大物」です。こうした受診力の高い人は、部下からも信頼されます。相手に対して心を開く姿勢が、大人に見られるということでもあるのです。


相手が求めていることに対する受信力の低い人には、往々にしてある特徴があります。それは、しばしば「話しかけないでオーラ」を発しているということ。周囲との関わりを避けようとするのは、自分だけの時間が心地よいからです。自分の席から動こうとしない上司、部下を自席に呼びつける上司も同様。本人は威厳を見せているつもりでも、自分の縄張りから出ようとしない人は、「小物」の印象を与えるだけです。


非言語コミュニケーションというと、表情や立ち居振る舞いなど、自分から発信することにばかり意識が向きがちです。しかし、非言語コミュニケーションを円滑に進めるには、相手の表情やしぐさなどを観察し、相手が求めていることを受信する力が不可欠です。自分が話していることを相手が理解できていないとき、それは表情やしぐさに表われます。それにすばやく気づいて、「ご存知だとは思いますが、これは……」とさり気なく説明できる人こそが、受信力の高い人です。このような人は、心地よい人間関係を維持したまま、相手とのコミュニケーションを深めていくことができます。


役を演じることは、普段誰もがやっていることで、決して難しいことではありません。会社では課長の役を演じながら、家庭では夫の役を演じている人もいるでしょう。見た目を変えることも「演じること」だと考えれば、それほど難しくはないのではないでしょうか。


まばたきが多い人は自信がなく思われがちです。それを直すだけでぐっと印象はよくなりますが、自分でそのことに気づくのは難しいもの。「人のふり見て我がふり直せ」とはいえ、実際にはなかなかできることではありません。そのときに大事なのは、外からそれを指摘してくれる人を持つこと、そして尊敬できる人を見つけ、その人の立ち居振る舞いを参考にすることです。


長らくコミュニケーションの手段は言葉だけだと思われてきました。しかし、人は実際には言葉だけでなく、言語以外の情報のやり取りでお互いの意図を察し合い、お互いの意図を通じ合わせています。


近年、「見た目重視」の傾向がより強まっているのを感じます。「人は見た目で判断してはならない」という建前に対して、「やっぱり人は見た目に左右される」という本音が表に出てきた、ということでしょう。


私はコミュニケーションの専門家として、化粧品、保険、不動産など、さまざまな分野のセールスのプロに講演をさせていただくことがよくあります。そこでいつも感じることですが、売っている人ほどしゃべらない。ペラペラしゃべるよりも、お客様をしっかり観察して、話を聞いて、何を求めているかを受信することのほうが大事だということを知っているからでしょう。


見られることを意識し続けるのは難しいですが、たとえば身近にいる優秀な先輩、魅力的な上司を見て「いいな、自分もああなりたい」と思ったり、逆に「ああはなりたくない」と感じたりするのは自然な動機づけになるはずです。演技でもそうなのですが、第一印象も「真似」から入るのが一番です。


日本人相手であろうと、外国人相手であろうと、仕事というパブリックな場にいるときは、その場での役割を演じなくてはいけない。これが公私を分けるということの意味です。そこを押さえておけば大丈夫。


役割を演じればいい。たとえばアメリカ人と接するなら、アメリカ人のロールプレイングゲームに参加すると思えばいいだけです。言い方を変えると、アメリカのビジネス界のコミュニケーションはこうである、というコモンセンスに合わせればいい。


テレビに出ている人たちのように、見られることを意識して生活している人は、つねに磨かれているようなもの。美男美女ではなく、三枚目のキャラクターだと思われている芸人でも、魅力的な外見を持っているものです。


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