立川談慶の名言 一覧

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立川談慶のプロフィール

立川談慶、たてかわ・だんけい。落語家。長野県出身。慶應義塾大学経済学部卒業。大学在学中に落語研究会に所属。ワコール福岡支社を経て落語の道に進んだ。

人間は無茶ぶりでしか進歩しない。


マナーや礼儀は、柔道の受け身みたいなもの。ケガをしないように、技を習う前に学ぶ作法のようなもの。


管理職や上司の方へお勧めしたいのが、部下にスキを見せることです。そのときに有効なのが「自慢話」「グチ」「悪口」の3つです。特に師匠は「グチは大事なんだ」といいながら、自分にもよくこぼしていました。弟子からすると、グチをいってもらえるようになったんだなとうれしいわけです。部下に対して弱い部分を見せることで、逆に人間関係が深まります。そうすれば無茶ぶりもパワハラにはなりませんよ。


いま振り返ると、師匠の無茶ぶりは、愛情の裏返しだと理解しています。嫌いな人間をそばに置くわけはないし、ハシにも棒にも引っかからないような人間に、無理難題を吹っかけるわけはないのです。そのうえで、笑いのネタにできるかどうか。師匠の無茶ぶりは何でもネタになります。パワハラに対しては怨み辛みばかりで、到底ネタになんかできません。


無茶ぶりへの対処は主体性をどこに置くかがポイントだと思います。師匠は晩年、二つ目への昇進基準に「歌舞音曲」を追加しました。落語だけではなく、歌と踊りが新たに課せられ、弟子にすれば大変な負担です。最初の頃は、師匠から「歌を三曲覚えろ」といわれても、二曲しか覚えられないような状態でした。バイトもあるし、練習時間がなかなかとれないからです。しかし、気持ちを切り換えて、倍やることにしました。「三曲覚えろ」といわれたら、六曲覚える。昇進基準にないタップダンスを身につけたりもしました。そうすることで主体的になれる。つまり、主導権が握れます。


マナーや礼儀は、若手サラリーマンにとって基本中の基本ですが、実は落語の世界でも非常に重要視されます。それですべてが判断されてしまうといってもいいくらいで、だから師匠には徹底的に教育されました。


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