秋山咲恵の名言 一覧

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秋山咲恵のプロフィール

秋山咲恵、あきやま・さきえ、日本の経営者。プリント基板検査装置世界シェア2位の検査ロボットメーカー、サキコーポレーション創業者。京都大学法学部卒業後、大手コンサルティング会社アンダーセン・コンサルティング(のちのアクセンチュア)に入社。その後、松下電器産業に研究者として勤務していた夫が持つ技術を活かし、産業用検査ロボットメーカーのサキコーポレーションを創業。夫とともに同社を大きく成長させた。東京商工会議所「勇気ある経営大賞」グランプリ、日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2006」リーダー部門2位・総合3位、日刊工業新聞主催の優秀経営者顕彰最優秀経営者賞などを獲得した。

どんな工夫をすれば上手くいくのか継続的に考え続けることが重要です。これも、結果を出している方に共通する習慣だと思います。


創業当初私の会社も、お金はないし、人もいない、輸出なんてしたこともないし、ビジネス英語をまともに話せる人も一人もいないという状態でした。でも、理想と現実のギャップを埋めるにはどうしたらいいかと、諦めずに考えたんです。そして、他社がしないような大胆な方法を考え、あれこれ試しました。たとえば、他社の2倍のスピードで検査できる装置を開発したときは、業界水準の半額で販売しました。また、開発者が工場を訪ね、その場で装置の微調整、修理をしているのも弊社くらいだと思います。


アイデアはやみくもに試しても仕方ないと思います。私の場合は、何か良いアイデアを思いついたら、「みんなはなぜ、そうしないんだろう?」と考えるようにしています。すると、ゴールに立ちふさがるハードルが見えてきます。あとは、「自分たちならハードルは越えられるか」「このハードルを避けて、同じ結果に結びつく手はないか」と、いろいろな視点から解決策を探るわけです。


冷静になって考えてみると、致命傷を負うような失敗って、そんなにないんですよね。だから、怖がり過ぎないで、気楽に試してみる。失敗してもカラッと受け入れる。これを繰り返していくことが、大事だと思います。


成功する人の実態は、案外みんな泥臭いんじゃないかと思います。


私も最初から勇気があったわけではありません。創業当初は、「これからどうなるんだろう」と心配でしたし、会社の成長過程でも、眠れない日や会社に行きたくない日はありました。でも、あるとき気付いたんです。傷を負った瞬間は、血が出て痛いんですが、長いスパンで見ると、すり傷だったりするんですよね。また、血は出たけど、前に進めたこともあります。こういう経験をするうちに、「このレベルなら、思い切ってやっても、大したことないや」と思えるようになりました。いまでは、転んですりむいた傷の数が、自分の勇気の大きさと思っています。


私もすべての試みが成功したわけではないんです。失敗もたくさんしています。でも、成果を上げる人というのはみんな、最初からこの方法だと決め打ちをするのではなく、たくさんのことを試していると思うんです。もちろん、失敗も数多くしています。ただ、上手くいったことだけがクローズアップされるので、失敗が目立たないんだと思います。


ゴールから逆算していくやり方は、経営コンサルタント時代にかなり鍛えられました。コンサルティングの仕事は、「大きなビジョンを描き、それに近づけるために、どのようにギャップを埋めていくか」が基本です。つらくて泣きながら仕事をしたこともありますが、いま思うと、そのおかげで身についたものは大きかったですね。
【覚書き|外資系コンサルティング会社アンダーセン・コンサルティング勤務時代を振り返っての発言】


ゴール・イメージがなかったら、大胆なチャレンジをすべきだとは気付かなかったでしょう。おそらく、目の前のことをコツコツこなすだけだったかもしれません。しかし、目の前のことをこなしているだけでは、現状維持が精いっぱいだと思うんです。よくて、多少のプラスアルファがある程度。これでは、大きな成長は望めなかったでしょう。


創業時の思いを守れなければ、そもそもなぜこの会社をつくったのか、わからなくなってしまいます。目の前に苦しい問題があると、どんな方法を使ってもそれを避けたくなるものですが、そんなときこそ、最初に思い描いていたゴール・イメージに立ち返ることが大事だと思っています。


ベンチャーキャピタルからの融資を受けたり、大手企業と提携したりすると、経営の自主性が失われてしまうと感じました。ソニーさんと提携したのは、「自分のブランドで売っていい」という希望を聞き入れていただけたからなんです。


業界内で知名度を高めることができたのは、ソニーさんの子会社と販売提携したことが大きかったですね。自分たちで営業するだけでは、ここまで来るのは難しかったでしょう。ただ、外部の方の力を貸していただきながらも、「ここは自力でやる」という一線は守ってきたつもりです。それは、「自分たちの技術で生み出した商品を、自分たちの手でグローバル展開したい」という創業時の思いです。


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