秋山剛の名言 一覧

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秋山剛のプロフィール

秋山剛、あきやま・つよし。日本の精神科医。NTT東日本関東病院精神科部長。福島県出身。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部付属病院分院神経科に入局。神経科医局長を務めたのち、NTT東日本関東病院精神科に移り、精神神経科部長に就任。そのほか、自殺防止のホットライン東京英語いのちの電話理事長、日本精神神経学会国際関連事務局長、世界精神医学会財務委員などを務めた。うつ病患者への職場復帰プログラム導入に尽力した。

叱るより褒める方が教育上はるかに効果的だというのは、部下の育成全般についていえることです。


我々日本人はお世辞が得意であるにも関わらず、褒めるのが苦手です。「素晴らしい方ですね」というような誰にでもあてはまるお世辞は言えるのですが、「君のあのときの発想は素晴らしかった」といった、その人らしさをたたえる褒め言葉がなかなか口から出てこないのです。だけど、褒め言葉は意識して口にした方がいい。そうすれば地味な仕事に向かっている部下も、上司は自分の働きを見てくれているんだなということがわかり安心して仕事に向かうことができます。


本人が「辞める」と言い出したのなら、上司は気持ちよく送り出してやるべきです。これまで育ててきた手間を損したと悔しがるのではなく、人間関係に投資したのだと思って欲しい。きれいごとに聞こえるかもしれませんが、そうやって将来を考えながら手を打っていくことも、上司の力量のひとつなんです。


降りてきた命令を無条件に受け入れ、それを部下にそのまま振り分けていると、部下が面従腹背になり、結果中間管理職にすべてのしわ寄せが来て、パンクしてしまいます。


いまの40代以上は、若いころ、上司に言われたとおりにやり遂げることを評価されてきたはずです。しかし成果主義となったいまでは、言われたとおりにこなすのではなく、上司も部下も自分のできる範囲を主張して、現実的に可能なことを実行していくしかない。


上司が部下の話を聞かなかったり、反論を許さないタイプだと、部下は面従腹背になりがちです。たとえば上司が「この仕事を2週間以内で終わらせるように」という指示を出したとします。でも部下は内心無理だと考えている。そんなときに「2週間では終わりません」と言える状況か。上司に聞く姿勢がなければ反論しても無駄ですから、部下は黙ってうなずき、できないから仕方ないと諦めてしまうのです。


発想の切り替えが上手い人は、たとえ左遷されたとしても、それをチャンスととらえて、思わぬ成果を出したりするものです。


これからの社会ではさらに競争が激化するでしょうが、そこで負けたとしても絶望しなくてすむように、もっと会社以外の世界に目を向けて、多様な価値観を持つべきです。そのほうが、人生が豊かになるだけではなく、最終的には仕事にフィードバックされる部分も多いと思います。


リストラが激しかった時期は、中高年の自殺が多発しました。リストラ=その日食べるものにも困る生活ではないにも関わらず、なぜ自殺を選んでしまったのか。それは、会社で出世するというひとつの価値観にとらわれていたからでしょう。


人間に競争心がある以上、競争の過程で、やきもきするのは仕方ないことです。有能な上司なら、部下の競争心を上手くコントロールしながらチームの成果を上げることもあります。ただし、健全な競争心を、ネガティブな嫉妬心に変えさせないという注意は必要です。


ホームランを打っても大して評価されないのに、一度ミスを犯すとすぐに責められる。そんな減点主義の職場では足の引っ張り合いが起こりやすい。他人がミスをして脱落すれば、自分がレースで勝ち残れるからです。


人の足を引っ張るのは、他人に負けたくないという意識の表れですが、問題は、負けたくないためには足を引っ張るしか方法がないと思ってしまうことです。こうした思い込みは、その人の性格だけでなく、周囲の環境によって助長される場合も多いのです。


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