秋山利輝の名言 一覧

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秋山利輝のプロフィール

秋山利輝、あきやま・としてる。日本の経営者。「秋山木工グループ」代表。奈良県出身。中学卒業後、丁稚として家具職人の道に入る。修行後、オーダーメイド家具の秋山木工を設立。また一般社団法人秋山学校を設立し、家具職人育成にあたった。著書に『一流を育てる』『丁稚のすすめ』。

技術を磨くより、人間性を磨くほうがはるかに大事。心が一流になれば、技術も必ず一流になります。


ものづくりは、お客さんの思っている以上のことをしてびっくりさせ、喜ばせてなんぼの商売です。


いい職人の条件は、人さまに喜んでいただくこと。


目の前のことを、常に101パーセントの力を出してやれ。


今やれることを全力でやらないと、次のことも全力でやれなくなります。だから常に本気、常に全力投球でやる習慣をつける。


人を育てるときは、本気で向き合う、とことんしつこくやる。部下に好かれようなんて考えないで、ぶつかり合わなきゃダメです。


人を育てるのに必要なのは、ノウハウなんかじゃない。「どれだけ本気で相手と関われるか」です。


中途半端なところで投げ出したらダメなんですよ。完全に身についたと言えるところまで、やりきっておかないといけません。一つ事をやりきるというのはそういうことです。


早く仕上げることも、お客さんを喜ばせること。


仕事の早い人は頭の中が整理されています。段取りがきちんと考えられていて、次に何をしたらいいか、その次は、その次はと、全体像がはっきり見えているから手際がいいんです。


製品として自分が納得のいくものをつくらなければいけませんが、自分の満足などはあくまで付帯的なこと。最も大事なのは、いかに相手を驚かせ、喜ばせられるかです。


世のため、人のために自分は何ができるか。それが、自分という人間がこの世に生まれてきたことの意味なのだと思います。私はそれを天命と呼んでいます。私の天命は、自分を超える職人を10人育てることだと思っています。


こういう道具が必要だと思ったら準備をしておき、刃を研ぐ必要があったら事前に研いでおく。腕のいい職人はみんなそうですよ。下手な人は、いざ使う段になってかんなを研ぎにいく。作業は中断するし、動きにもロスが出ます。電話も同じ。仕事のできる人はポイントを要領よく説明するから話が早い。できない人ほど長話です。


職人というと、腕は立つけど頑固でちょっと偏屈、という昔のイメージがあるかもしれません。でも、今の時代はそれではやっていけません。お客さんの話をしっかり聞いて、相手がどんなものを求めているかをきちんと理解し、確かな技術で迅速にいいものをお届けする。それが21世紀型職人に求められるものです。


丁稚としての卒業制作では、家族のための家具を一人でつくり上げるのですが、誰のためにどんな家具をつくろうかと考えることも、一つの具体的な目標になると考えています。


長い目で見ると、多少ぶきっちょなくらいのほうがいい。なまじ器用だと、へんな自信が邪魔するんです。手先が不器用で、何度言ってもうまくできないようなやつのほうが、謙虚に努力して技能五輪全国大会で入賞したりします。


私はいっさい褒めませんよ。技能五輪で金メダルを獲っても褒めません。私は社員を全員、一流の家具職人にするつもりで育てています。慢心や勘違いを起こさせないよう、一人前になるまで厳しいことしか言いません。甘やかすのは愛が足りないからです。


よく、「どうしたらうまく人を育てられますか」というご質問を受けます。皆さん、自分には人を育てるノウハウがないとおっしゃるんですが、自分はどうやって今の立場になったのかを振り返ってみればいいと思うんです。若いころ、口うるさい上司からぼろくそに言われ、こんちくしょうという思いで発奮し鍛えられた経験があるはずです。同じことを下の人にやってあげればいいんです。


自身、丁稚時代に得たものが大きいですから、時代の流れには逆行するようだけれども、徒弟制で人を育てたいと思った。だから、うちは今もって江戸時代みたいな会社なんです(笑)。


私は16歳でこの道に入り、27歳のときに会社を起こしました。1971年のことです。当時は、大量生産された使い捨て感覚のモノが氾濫し始めた時期でしたが、私は「こういう暮らしに慣れると、何でも使い捨てにする感覚が心に染みついてしまうんじゃないか」という気がしました。そういう世の中になってきたからこそ、「百年、二百年使い続けられる家具をつくろう」と考えました。


手塩にかけて育て、これから職人として脂がのってくる時期にいい人財を手放すのは、会社としては大きな損失です。ですが、私は秋山木工という会社を大きくしたいわけではなくて、世の中にすぐれた職人をたくさん送り出したい。だから外の世界に出すのです。私が育てた職人たちが才能を開花させてさまざまなところで活躍する。彼らがまた自分を超える職人を10人育ててくれれば、すばらしい職人がさらに増える。思いをつなげていくことで、やがて秋山木工という会社はなくなっても、百年、二百年使える家具とともに、私の魂は職人たちに引き継がれていく。ひいてはそれが、業界全体の力を底上げし、日本をよくしていくことにもなります。


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