磯村巌の名言 一覧

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磯村巌のプロフィール

磯村巌、いそむら・いわお。日本の経営者。トヨタ自動車副会長。第24代名古屋商工会議所会頭。奥田碩会長の右腕として活躍し、トヨタの成長を支えた人物。

トヨタもまだ足りないところが多い。組織改革のスピードだって、もう少し速くてもよかったかもしれない。「うちが1番」と思ったら、トヨタはおしまいです。世間から「強い会社」とか言われる「褒め殺し」が一番怖い。慢心病にならないように、まだヨソの会社に学ぶことはあるぞと社内で言い続けています。


コミュニケーションというと、古臭く聞こえるでしょうが、これが本当に重要です。社内の意思疎通が速やかにできれば、ボトムアップもスピードが出ます。


企業の改革は業績が悪くなって、追い込まれてからやったのでは遅いのです。そういう危機感をトヨタという会社は社員が共有している。組織改革にしろ何にしろ、いろいろ意見を言う人はいても、新しい提案に対し、皆聞く耳を持っています。


組織改革に当たり社員にこう伝えました。「一番評価するのは新しいことに挑戦して成果を上げた人。次は挑戦して失敗した人。三番目は現状維持で成果を上げた人。一番ダメなのは何も変えず、成果もない人だ」。


社員が達成感を得られる創造的な仕事ができて初めて会社は回ります。付加価値を生む人をいかに育てるか。人づくりこそ企業の使命でしょう。


日銀の政策ばかりが非難されがちだが、日銀は金を世の中に出すのが第一の仕事。その金をいかに回すかは我々民間の責任。


創業以来、創意工夫ということをなによりも大切にしてきた会社ですから、「新しいものを拒否しない」という遺伝子があるのでしょう。私自身は先輩に「俺の言った通りやれ」なんて言われたことはありません。「責任は俺がとる。思った通りやってみろ」と言われてきました。


私が人事担当の常務だったときに、官僚主義を排するための役職者の階層を減らす組織のフラット化に踏み切りました。国内自動車市場が急成長してトヨタも大きくなり、大企業病になりかけていたからです。バブルが最高潮で、業績もいいときに「何で組織に手を付けるのか」と聞かれたこともありますが「自動車販売の好調がこんな調子で続くはずがない。このままいくと会社がおかしくなる」と見ていたからです。


経営にはトップダウンも必要ですが、ボトムアップというのは実はすごく威力がある。社員一人一人がどんどん提案を上げてきて、フルに力を発揮すれば、一人の英雄が会社を引っ張るより、ずっと大きい総合力を持てる。それゆえ、社員の力を引き出す仕組みを組織に組み込むことが不可欠です。


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