砂山拡三郎(砂山擴三郎)の名言 一覧

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砂山拡三郎(砂山擴三郎)のプロフィール

砂山拡三郎、砂山擴三郎、すなやま・こうざぶろう。日本のキャリアコンサルタント。大阪出身。大阪大学法学部卒業後、大手自動車メーカーで人事総務畑を歩む。主力工場総務部長、企業内工業専門学校校長などを務めたのち50歳で総合人材会社に移籍。常務を務めたのち独立しキャリアコンサルタントとして各種企業や公的機関の支援を行っている。主な著書に『40歳からの崖っぷち求職術』『仕事のできるあなたが、なぜリストラされるのか「無差別リストラ時代」の処世術』など。

リストラはもはや宿命。これまでにキャリア、人脈、能力、経験といった財産をどれだけ築いてきたかが問われることになる。若い世代も不安に感じているかもしれないが、与えられた仕事を一所懸命頑張ることが一番のリストラ対策になるはずだ。


中小企業の場合、割増退職金の増額を要求したり、取引先を持っていくなどの条件を付けると、応じてもらえることが少なくない。会社側も「辞めてくれるなら」と聞き入れやすい。一方、大企業は条件面を組合との話し合いで決め、公平平等を重んじるので、個別交渉は難しい。


リストラ勧告されたら、会社を辞めるか、条件次第で辞めるか、何が何でも居残るか、のどれかを決めないといけないが、考える時間は必要。最初の面接で即答してはいけないし、「何とか考えてみます」などのあいまいな返事も退職の可能性が高いと判断されてしまう。自暴自棄になるのはもってのほかだ。


もはやリストラは定年と同じ会社員の宿命といえる時代に入っている。ただし、残りの年数がわかる定年と違い、リストラは突然やってくる。しかも会社側は、専門家の助けを借りるなど準備万端、総力戦で攻めてくるので、「何とかなるさ」「俺には関係ない」「嵐はそのうちやむよ」などと、のんきなことを言っていては太刀打ちできない。


リストラ面談での鉄則は次の3つです。

  1. その場で返答しない。
  2. 相手のペースに引き込まれない。
  3. 既成事実をつくらせない。

リストラの面談の席での基本は、堂々と記録をとることです。ノートを広げ、相手の発言を漏らさずメモする。嫌がられても「社外ユニオンに相談するときの資料ですから」と突っぱねる。その一方で、ICレコーダーで隠し録りもしておきたい。


自分のマイナス情報を発信するのも効果的です。リストラ策には期限と予算があり、人事部にはノルマが設定されています。だから説得に手間取る社員、トラブルが発生しそうな社員は後回しにします。「まだ子供が小さい」「住宅ローンが残っている」「キレると何をするかわからない」「親戚に弁護士がいる」「マスコミに友人がいる」などは、会社が敬遠したがる人物の要件です。そうした情報をあえて流しておくとよいでしょう。


リストラでは人事部と上司が事前に相談しABCと社員のランク付けをします。Aは残ってほしい人材、Cは不要、Bはその中間です。あなたがもしボーダーラインにいるなら、社内認知度が高ければCからBへ、BからAへと格上げされる可能性があります。社内で孤立した人の肩は叩きやすいですが、認知度の高い人は叩きにくいのです。


「あいつは情報が早くて豊富だ」と評判になればしめたものです。平社員でも重宝され、さらにいい情報をゲットでき、社内の認知度を高めてくれます。リストラが実施されたとき、この認知度がプラスに働きます。


定年後を生き抜くには、「あの人がいるから仕事が上手くいく」と上司に思わせることです。そのためには、仕事の肝になる部分は絶対にマニュアル化してはいけません。若い人にも教えない。そうすれば70歳になっても周囲から「もっと頑張ってください」と言われるに違いない。


定年後の再雇用への備えは50歳前後から始めます。まず、職場では部下でも年下でも「さん」づけで話すようにします。定年後、年下の上司を「○○くん」と呼ぶような勘違いは最悪です。見た目にも気を使う。ジム通いなどで黒い肌、白い歯、引き締まった肉体を維持する。白髪は染めて、老眼鏡はやめる。服装はいつも身ぎれいにし、会話でも病気、孫自慢、昔話は三大駄目話題です。


リストラへの第一の備えは、情報をいち早くキャッチするための社内人脈づくりです。リストラには必ず前兆があり、社内のひそひそ話が増えてきます。それを早く手に入れられるかどうかで、その後の対応の早さが決まります。このとき、重層的な人間関係を築いて来た人は強い。社内人脈は、上司の上司など役職者の傘下に入れば広がります。それと同時に様々な立場の人が集まる空間に顔を出すようにしたい。


「うちは赤字会社じゃないし、自分は若くて仕事の業績もいいから、リストラなんて無縁」というのは典型的な勘違いです。会社は黒字だろうとリストラに踏み切ります。成果主義人事で若手でもコストパフォーマンスが低い社員が多いし、現時点で有能でも環境の変化で簡単にダメ社員化するのです。


65歳まで会社にぶら下がりたい人にとって、ひとつめの関門は「リストラ」です。リストラはいまやサラリーマンにとって、定年退職と同じ宿命です。


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