石野信一の名言 一覧

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石野信一のプロフィール

石野信一、いしの・しんいち。太陽神戸銀行取締役。明治45年生まれ。東大法学部卒。大蔵省入省後、銀行局長、主計局長を経て大蔵事務次官に。その後、神戸銀行入行。太陽銀行との合併を成功に導き、頭取に就任

座右の銘というほどでもありませんが、私の好きな言葉に「水は科(か)に満ちて流る」という言葉があります。私が大蔵省にいたころに、鎌倉の円覚寺の故朝比奈老師から私の家内が頂いてきた、その著「佛心」という本の中に出ていた言葉です。水は常に淡々と低きにつくという自然の摂理に従って流れていく。決して逆行はしない。そしてもし、穴やくぼみがあればまずそれを満たす。決して飛び越えたりしない。穴やくぼみがいっぱいになれば、また淡々と流れ始める。


世間には大蔵省というところは秀才が大勢集まっていて、出世を争っている冷たい職場だろうと思っている人がいるかもしれませんが、中にいると全然そういう雰囲気はありません。むしろ一つのポストを狙ったり争ったりすることは、先輩同僚など周囲から軽蔑されることになる。人事は何となく、そういう周囲の世論のようなもので評価が決まって、自然に流れているのです。政治家も無理な干渉はできません。


私は我ながら幸運な人間だと思います。大蔵省でも私の身体をいたわって部下が一生懸命働いて支えてくれました。銀行へ来てからも、役員行員が張り切ってくれて、天下りで事務を知らない私を支え、当時神戸銀行は預金の伸び率で都銀中一番という月が続きました。


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