石浦章一の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

石浦章一のプロフィール

石浦章一、いしうら・しょういち。日本の分子生物学者。東京大学大学院総合文化研究科教授。石川県出身。東京大学教養学部基礎科学科卒業。東京大学大学院理学系研究科相関理化学博士課程を修了し理学博士。東大での講義の傍ら、一般向けの書籍を多数執筆している。主な著書に『東大教授の通信簿』『東大超人気講義シリーズ』『遺伝子でわかる脳と神経』『ヒトのからだ辞典』『脳内物質が心をつくる』『30歳からの東大脳のつくり方』『脳を使うのが上手い人下手な人』など。

人は気合いだけでは、意欲を高めることはできません。無理にやる気を高めようとすると、逆に意欲を失ってしまいます。「ちょっと難しいが、やればできる」というぐらいが、脳をやる気にさせます。


小目標は現実可能な範疇の課題にすることが大切です。そして、できるだけ具体的な数値目標を掲げることです。具体的であり、ハードルが適度に高いものに対して脳は意欲を持つことができます。


夢や目標を正しく設定することが大切です。いつも営業成績が下位にいるような営業マンが、いきなり「トップ営業マンになる」といった目標を立てたとしても、脳はドーパミンを出してくれません。目標が高すぎるからです。そこで「トップ営業マンになる」という大目標と、それを達成するために「毎週必ず○○件は新規営業をする」といった小目標を立てましょう。


大切なのは、人間の意欲や行動を規定しているといわれるドーパミンを常に分泌されやすい状態にしておくため、日ごろから自分なりのストレス軽減方法を見つけておくことや、睡眠時間をしっかり確保するなど、意欲が湧きやすい環境に自らを置くことです。


タバコに含まれるニコチンは、アセチルコリンという神経伝達物質によく似た分子構造をもっています。アセチルコリンは思考や記憶に関する物質です。脳内にニコチンが入ると、本来はアセチルコリンが収まるべき受容体にニコチンが収まります。同時に周囲の神経細胞からドーパミンが出るので意欲や集中力が高まった状態になるのです。しかし、ニコチンを取り続けていると、代わりにアセチルコリンの分泌量が減ります。そのため常にタバコを吸わないと、やる気や集中力を発揮できない体質になってしまいます。


自分のタイプがわかっていなければ、何をどう努力すればいいのかさっぱり見当が付きませんが、自分のタイプさえわかっていれば、先天的な性格は消えないとしても、自分の行動を意識的に変えることができます。


意外に忘れやすいのが他者に評価してもらうことです。自分では慎重なタイプだと思っていても、他人からは軽率と評価されていることもあります。その場合、他者の評価の方が大事です。自己評価と他者評価に落差がある人ほど、自分のことがわかっていないのです。


慎重な性格の人は、変化に強いタイプの人とチームを組めば、アクセル役とブレーキ役がそろうので、相互に補完して大きな成果を生むこともできます。アクセル役の発案で成功したら、今度はブレーキ役がきちんとリスク管理をして成功を維持する。ひとたび状況が変われば、成功体験にしがみつかず、アクセル役に頑張ってもらうといった関係が期待できます。


損害回避性格の人の中には、責任を取るのが嫌で新しいことを回避するタイプもいます。そういう人でも、日常の小さな変化を成功させるたびに自信が増して、責任への恐れが薄れてきます。やがて大きな変化にも積極的に取り組めるようになります。このような訓練を通じて積極性が少しでも生まれれば、むしろ先天的に持つ慎重さと、後天的に獲得した積極性が相乗効果を発揮して、より魅力的な人間になるのではないでしょうか。


食べ物でも起床時間でも禁煙でも、朝の散歩でも、会社帰りに飲みに行く回数を減らして読書にあてることでもいいでしょう。生活を変えてみましょう。日常のちょっとしたことを変え、新しい生活にどれくらい適応できるか挑戦するのです。それが1週間でも継続できれば、変われたという自信が生まれ、変われることの楽しさに気づくようになります。気分がよくなって自己変革へのエンジンがかかってくれば、いろいろな変化に挑みやすくなるのです。


適当なノートやメモ帳を「ネタ帳」として持ち歩き、気が付いたことを何でも書きとめましょう。ネタ帳は折に触れて読み返すと、そこからビジネスのアイデアが生まれることもあります。また、面白い話を読んだり聞いたりすると、誰かに伝えたくなります。ネタ帳があれば、人前に出るのが苦手な人でも話題が豊富になってコミュニケーション促進の効果があります。


若い人には偉人や成功者の自伝を読むことをお勧めしたい。自伝を読みながら人生の岐路での判断、成功に至る道のりを疑似体験していると、いい気分になるものです。そういう成功者の考え方や行動を真似るだけでも、自分を変えるきっかけになるはずです。


本は身銭を切って手に入れましょう。そうすることで「もったいないからしっかり読まなきゃ」という気持ちを持たせるのです。


本をたくさん読みましょう。友達をたくさん作るのも悪くないですが、友達はどうしても自分と同じレベルの人が多く、勉強になる情報はあまり入ってきません。かといって、自分よりも上のレベルの人が簡単に友達になってくれるはずもありません。自分とは違うレベルの人の話を聞きたいなら、やはり書物が近道です。


情報は、入手するルートを広げて新しいものを収集してください。みんなと同じ情報を同じタイミングで読んでいるだけでは、人と違う新しいことは発見できません。新たな行動にもつながりません。そこでお勧めしたいのは、英語の勉強です。インターネットで調べるにしても、日本語に比べて英語は何百倍もの情報があり、情報入手の間口がぐっと広がり、新たなヒントを獲得しやすいのです。幅広い情報が入ってくれば、ものの見方も広がります。


世の中が非常に上手くいっている時代は前例踏襲の方が楽だし、それで幸せでいられました。ところが、いまのようにいろいろな変化が求められている時代には、前例踏襲ではライバルに負けてしまいます。


自分が損害回避性格が強いと判明したからといってガッカリする必要はありません。損害回避性格は変化に消極的で人見知りしますが、堅実で気が長く、家庭的です。何かに挑むときは、じっくり考えて、石橋を叩いて渡る慎重さもあります。状況に合わせて短所に注意しながら長所を生かし、いいところを伸ばせばいいのです。


世の中には、なかなか変われない人と、サッと変われる人がいます。そして、変われない人が前例を踏襲しやすいのです。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ