石倉洋子の名言 一覧

このエントリーをはてなブックマークに追加

石倉洋子のプロフィール

石倉洋子、いしくら・ようこ。日本の経営学者。上智大学外国語学部英語学科卒業後、フリーの通訳を経てバージニア大学大学院でMBAを取得。日本人女性初のハーバードビジネススクール経営学博士号(DBA)取得者。その後、マッキンゼー勤務を経て、青山学院大学教授、一橋大学大学院教授、慶應義塾大学教授を務めた。また、各種企業の社外取締役として活躍。

閉塞感や焦りを感じているだけでは、何も変わりません。会社や社会が変わるのをただ待つのではなく、自分が変わった方がいい。


失敗するより、挑戦しなかった後悔の方が、後を引くもの。


考え込む時間がもったいない。やってみて、自分には合わないと思ったら、やめればいいだけの話。


新しいことにチャレンジするのは、エネルギーも体力もいります。「まだまだ」と言っていると、あっという間に年齢を重ねてしまいます。また同じ場所にいると、既得権益がだんだん増えてくるものです。失うものが大きくなると、足が抜けなくなってしまいます。


小規模でも自分で仕切れる仕事があれば、進んで改革してほしい。リーダーにならなくてもできることはたくさんあることに気づくはずだ。


企業で働くことは、自分の存在意義を見出し、それを高め、社会に貢献する一つの手段にすぎません。自分の存在意義を見つけるプロセスを全面的に企業に依存し、指示されたことに不平・不満だけを並べているとしたら、それはお門違いです。


人にはそれぞれ独自の存在意義があります。自分の存在意義は自分自身で見つけて、達成しなければならないものです。自分の関心は何か、どんな能力に秀でているのかを知るためには自ら動いて探すことが第一です。


若手と話していると、「いまの勤務先の価値観は自分の思考と合わないが、だからといって勤務先を変えても同じだろう。それなら転職せずにいまいる組織の中でもう少し力をつけ、リーダーと呼ばれるようになってから、企業の価値観を変えよう」という人が非常に多い。そういった人たちには「時間を決めて、このときまでに自分はこれこれをやってみる。それでも状況がまったく変わらなかったら次へ行く。期限を決め、次の行動に移る決意をしておかないと駄目だよ」とアドバイスしています。


組織の一員として働く若手にぜひ意識してほしいことがあります。それは「どの部署の、どんなポジションにいようとも自分たちは仕事の中心を担っている」ということです。


いざ「お前を切る」「お前を外す」と言われたとしても、あまり深刻に考える必要はありません。「いま、この仕事に合うスキルを私は持っていなかった」というだけで、決して人格が否定されたわけではないのだから。そこに居続けても、自分の能力では不十分。自分の能力は生かされないという事実を冷静に受け止め「これをきっかけに新しいスキルを得よう」とポジティブに動き出せばいいのです。


新陳代謝の良い人事制度が望まれる時代において、個人はどうあるべきでしょうか。その答えは「日ごろから力を磨くこと」に尽きます。会社の肩書がなくても仕事ができるか自分に問いかけてほしい。そしてどこへ行っても自分自身の実力を正当に、客観的に評価してもらえるように、仕事の実績をつくっておくことが大切です。


まったく新しい発想は早々生まれてくるものではありません。世間でいわれる「新しいサービス」の多くが、実は既存のアイデアの組み合わせ、並べ替え、ある分野では当たり前のことを別の分野に応用することから生まれるのです。しかし、自分自身いろいろなことを実際にやった多彩な経験がなければ、組み合わすことすらできません。


ひとつの職務だけに携わっていると、ものの見方も発想も乏しくなります。


あるアパレル小売業者は、社員を3年ごとにローテーションさせ、次々と異なる職務を担当させています。仮に3年後に古巣に戻ってきても、業務の内容も規模も進化しているので、以前のやり方は通用しません。それによって、社員は世の中の変化を実感するし、仕事は革新していくものだと認識します。それが、社員にとって非常にいい刺激になります。


そもそも人は、同じ環境にいるとチャレンジを怠るという習性を持っています。ひとつの部署に3年間いると、仕事をすっかり覚え、決まったパターンで仕事をこなすようになってしまいます。世の変化はめまぐるしい。だからこそ、仕事のやり方を常に新しく変革していくべきなのです。


企業が市場の変化を的確に取り入れ、事象に柔軟に対応するためには、社員をなるべく多彩な環境の新しい経験に触れさせ、常に新しい風を送り込む人事制度を構築することです。


ダイナミックな目標を設定したなら、目標達成のために時代の変化に迅速に対応できる組織面でのイノベーションにも着手すべきです。組織は、水と同じで、入れ替わりがないと、よどみ始めます。意識的に手を入れなければ硬直化することは避けられません。


いち早く手を付けるか、どうしようもなくなるまで先送りするかは、トップの考えと力量にかかっています。やっと重い腰を上げたのはいいが、そのときにはすでに遅く、市場から退場せざるを得なくなった企業の事例はいくらでもあります。


経営者は「この事業に見切りをつけないと会社全体が揺らぐ」「この人に辞めてもらわなければ、組織改革は実現できない」と見なしたら腹をくくって「新しいビジョンに賛成し、その実現に努力できないなら辞めてくれ」と、きっぱりと切り出さなければなりません。駄目になるのがわかっているのに、見捨てられない経営者は失格だと言えます。


戦いの最前線で指揮を執る士官は、使命を全うし、部下全員を無事に連れて帰りたいと考えています。しかし、それが叶わないときもある。そんなときは、目の前の部隊の損失よりも、戦略上与えられた絶対的使命を果たすために、意を決して部下に死を覚悟してくれと言わざるを得ません。


今日のように変化の厳しい時代には、(1)変化に応じたダイナミックな目標設定(2)それを推進するトップの強力なリーダーシップ(3)目標を遂行するための人事面でのイノベーション。この三つが必要になります。


技術がますます高度化し、複雑かつ多様化している昨今、「正しい」「最善」の技術を求めることにも限界があります。たとえ、自社で苦労して育て上げた技術であっても、市場でイニシアチブがとれないことになったら即座に捨て去り、他社の技術に乗り換えないと後に大きな禍根を残すことになります。最大の顧客基盤を獲得し、デファクトスタンダードになった技術以外は市場から消え去ることが多いからです。


今日の経営戦略とは、大まかな方針だけを決めて、細部は走りながら状況に応じて考える「軌道修正型」であるべきです。


ICT(情報通信技術)の発達は、多くの業界において、戦略の立案の仕方を大きく変えることになりました。従来のように、市場データを分析しつつみんなで寄ってたかって検討を重ね、正しい答えを作り上げ、社員一丸となって遂行していくという手法はもはや使えません。それどころか、計画段階で時間をかけて細部まで詰めてしまうのは弊害にさえなります。計画が完成するまでに時間がかかりすぎ、できあがった時点で陳腐化してしまうからです。


「やめてもいいんだ」と考えることも重要です。新しい取り組みを続けていくのは、大変なことです。何らかの理由で中断しなければならないこともあります。「続けなくては」とプレッシャーを感じながらやっていると、中断した後に再開する気力が起こらない。「やめてもまた始めればいい」と、気軽に構えましょう。


あれこれ考えず、思い立ったらすぐ、実行する。「思った以上に面白かった」といった気づきは、やってみて初めて得られるもの。考えるのは、始めてからでも遅くありません。


挑戦自体に価値があると考える。新しいことへの挑戦を躊躇するのは、失敗した時のことを考えて不安になるから。大切なのは結果よりも「やるかやらないか」だと考えてください。


簡単なことでいいので、何か1つ、新しいことを試すことから始めて、少しずつ自分を変えてみましょう。物事はいきなり変えようとすると手間がかかるし、ストレスも感じるものです。たとえ小さくても新しいことに挑戦し、「自分の中に小さな変革を起こす」こと自体が、価値のあることなのです。


遅かれ早かれ、日本も変わらなければいけない時が来ます。それならば先手必勝で、社会や会社の変化に先んじて「自分の働き方・生き方」を、少しずつ変えればいい。


人名ランダムピックアップ


経営・ビジネス・投資・仕事・お金・経済的な分野で成功を収めた人たちの名言を収録しています。

ページの先頭へ