矢萩春恵の名言 一覧

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矢萩春恵のプロフィール

矢萩春恵、やはぎ・しゅんけい。日本の女性書道家。東京都生まれ。共立女子薬科大学(現:慶應義塾大学薬学部)卒業後、東京大学医学部薬学科(現:東京大学薬学部)選科修了。手島右卿、町春草に師事。日展入選後、世界各国で個展を開催する。外務省訪欧文化使節団員、ハーバード大学客員教授(東洋美術史学科・書講座担当)、現在財団法人独立書人団監事、毎日書道展参与会員、夏雲会主宰、財団法人橋田壽賀子文化財団評議員などを務めた人物。

日本は米国の影響を受けすぎたというより、日本の古いものを大切にしなくなった風潮に問題があるのではないでしょうか。伝統を軽視すれば自分たちの本質が見えなくなります。私は経済的なことはほとんどわかりませんが、いまの日本が抱える問題の根は、多くがここにあると思います。


学生の中には、書を習ってビジネスにしようと考えた人もいたでしょう。しかし、大半の学生は書で自分を表現することの楽しさ、奥深さに感動し、自分を鍛錬することに喜びを感じていたと信じています。米国がすべて商業主義というのは間違いです。
【覚書き|ハーバード大学客員教授として書道を教えたときを振り返っての発言】


文部科学省は、小中学校の授業で書の時間を軽視するようになってきている気がします。これは大きな問題だと思います。日本の伝統文化を体で覚える作業を子供たちがしなくなってしまったのですから。書に限りませんが、鍛錬する場をもっと大切にしないと日本は良くならないと思います。


日本の文化の良さを忘れ米国のものは無批判に受け入れる風潮が感じられて、日本文化を継承させる役割を与えられた身として、残念でなりません。


いまの日本人にとって、サムライから連想されるのは切腹する不合理な人間像であって、自らを厳しく律し、精神的にも肉体的にも鍛錬を怠らない武士道の世界はほとんど忘れられているのではないでしょうか。書の世界も同じなのですが、単純で厳しい鍛錬を積みながら自己を鍛えていくことは極めて大切です。


若いお弟子さんたちに書を教えていて、悲しい気持ちにさせられることが最近よくあるんです。「先生、何年習えば資格が取れるのですか」とか、「書道で食べられるのようになるにはどのくらいかかりますか」などと聞いてくるのです。何でもビジネスやお金に結び付けようとして、とにかく結果を追い求めないと気が済まない人たちが増えてきたような気がします。


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